イケメンやスタイルよりも“気遣い”が大切!! 女性にモテる! デリヘルドライバーの話#1

2017年05月22日

by令子令子ライター

はじめまして、風俗という仕事を愛してやまない風俗ライターの令子です。私は風俗のお仕事が大好きで、昼間は広告制作会社で働く傍ら、キャストとして、また教育係や広告担当として、かれこれ20年近く風俗業界に携わり続けてきました。

今回から新連載としてデリヘルドライバーで働いているあなたや、これから働いてみようと考えている皆さんに向けて、参考にしてもらえるような記事を連載にしてまいります。

さて、風俗のお仕事でスタッフとキャストの恋愛関係はご法度。それは常識です。とは言え、やっぱり男と女。弱っているときや自信をなくしたときに、素敵な男性に優しくされたら、誰でもちょっとはときめいてしまうもの。

特にデリヘルドライバーとキャストは、ふたりきりで過ごす時間が長いため、何も起こらないとは言えないもの……かも?

風俗の世界はあくまで恋愛禁止。本稿は、そんな中でもキャストをドキドキさせてしまった素敵なデリヘルドライバーとのエピソードを、風俗で働くキャストさんの取材からご紹介していきます。

プロローグ

「気遣いのできる年上の男性にドキドキ……」。若妻系デリヘル勤務、シングルマザー千佳さん(31)の場合

31歳のシングルマザーで、養育費を稼ぐため風俗デビューした千佳さん。もともとはセクキャバで働いていたのですが、より時間の融通が利きやすいという理由によりデリヘルで働くことに。癒し系で明るい人気キャストの千佳さんをときめかせているのは、45歳の新人デリヘルドライバー、横山さん(仮名)でした。

“これが定番”モテるデリヘルドライバー!

デリヘルドライバーは一般社会以上にモテ男、非モテ……というか、人気ドライバー、不人気ドライバーが、なぜか特定の男性に集中する傾向があります。

いいなと思うドライバーさんは多くのキャストさんから評判がいいですし、この人苦手だなと思うドライバーさんは、やはり、ほかのキャストからNGが多いんですよね。本当にびっくりするくらい一致することが多いです。

また、世間一般でのモテ男における第一条件は、イケメン(顔がカッコいい)だと思いますが、デリヘルドライバーのそれはイケメンではなく、“気遣い”なんです。

女の子に対してきっちり気遣いのできるドライバーさんがモテます。これは間違いありません。

接客でヘトヘトになって、散々お客様に気を遣い、車に戻ってきたときに必要なのは、さわやかなイケメンの笑顔ではなく、やっぱり優しさと気遣いなのです。

私が「惚れそうになったデリヘルドライバー」の横山さんは、まさにそんな気遣いの人。もちろん、ほかのキャストからも人気が高く、 本当に素敵な男性だったんです。

気遣い“し過ぎ”……でも、素敵な第一印象

私が彼の車に乗ったのは、彼の初出勤の日でした。私は仕事上がりで送りの車に乗ろうとしたのですが、驚くべきことに、私が事務所から降りてくるのを彼は車の横に立って待っていてくれたんです。

そして、私が近づくとドアを手で開けて「どうぞ」、ドアを閉めて運転席に戻ってから、「初まして、千佳さん。今日からお世話になる横山と申します。よろしくお願いします」と、びっくりするぐらい丁寧なあいさつをしてくれたのです。

あんな丁寧なあいさつをされたのは、風俗業界で働いていて、後にも先にも彼だけでした。それから自宅に着いたときにも乗車時と同様にドアを開けに来てくれました。

ちなみに私の住む街では、あるタクシー会社が乗降時に手でドアの開閉をして、乗車後すぐにあいさつをすることで有名です。翌日出勤すると、彼のその振る舞いに、そのタクシー会社の人では?と事務所の中でもっぱらの噂になるくらいでした。

ただ、2度目に乗ったときにはドアの開閉がありませんでした。慣れてきたころにその理由を聞くと、店舗スタッフから「そこまでしなくてもいい」と言われたそうです。

逆にどうして開閉したのか聞くと、「キャストさんが接客をしてくれているおかげで自分たちは仕事ができるので、キャストさんには最大限に気を遣うべきだと思ったので……」とのことでした。

デリヘルドライバーとしては経験がなく、初心者中の初心者なのでしょうが、この心構えはプロ中のプロだな、と私は思いました。

お仕事で嫌なことであったとしても、それを聞いたキャストは本当にうれしいですよ、やっぱり。

車に乗れば、すぐに行き先、予想到着時間や今後の動きを伝え(例えば途中で誰かほかの女性を拾うなど)、車内の温度確認は必ずしてくれて、こちらが言わなくても「コンビニ寄りますか?」と提案してくれます。

こちらから話しかけると気さくに話してくれますが、話しかけなければ無言のようだったので、あまり話したくないキャストからも人気がありました。

さりげない気遣いにドキドキ……

とにかく第一印象はとても良かったし、常々できる人だなあと思ってはいたのですが、初めて彼を意識したのは、私がお仕事でちょっとしたトラブルがあった日でした。

その日、私は彼の車で自宅まで送ってもらい、彼も私の送迎がラストのようでそのまま直帰とのことでした。

私は、普段と変わらないように振舞っていたつもりでした。しかし、彼は、私がいつもと様子が違うと気付いたのか、必要事項以外はあまり自分から話しかけないのに、「元気がないようですが、何かあったんですか? 私でよければ話、聞きましょうか」と珍しく声をかけてきてくれたのです。

やっぱり弱っているときって、優しくされるとうれしいんですよね。

しかも、そのとき、トラブルがあったせいか、私は何だかお店で孤立しているような気持ちなっていました。

気付くと、わっと涙があふれてきて止まらなくなり、後部座席でずっと泣いてたんです。

彼はそのまま何も言わず運転を続け、あと少しで自宅というところでおもむろに車を止めて、自販機でホットミルクティーを買ってきてくれたのです。

今頑張れるのは、あの日のおかげ

「もう少しで着きますが、大丈夫ですか?」と聞かれたので、私が首を横に振ると、彼はスマホを取り出し、「千佳さん送り完了しました。お疲れ様でした」と、事務所に連絡を入れてくれたのです……。

それから2時間近く、彼は私の話を本当に親身になって聞いてくれて、たくさんアドバイスもしてくれました。

今私が仕事を頑張れるのは、あの日、彼が相談に乗ってくれたからだと思うし、違う人が送りだったら、今ごろお店を辞めていたかもしれません。

それにドライバーとキャストって必要以上に仲良くしてはいけないというのが常識です。けど、仕事終りにあんなに長い時間一緒にいたことで秘密の共有みたいなものが芽生えて、何だか意識してしまうようになりました。

それから……、彼が手渡してくれたミルクティー。私が待機所などでいつも飲んでいるものだったんです。それを知ってるなんて、もしかしてもともと私に気があったのかなあ?なんて思ってるんですけど、どうなんでしょう……。

エピローグ

やはりキャストに対して気遣いができるドライバーさんは、どのお店でも人気があります。横山さんはまさに典型的なモテドライバーと言えるでしょう。

また、乗ってすぐに行き先や予想到着時間、今後の動きを伝えてくださるドライバーさんは本当に助かります。基本的なことですが、基本だからこそきちんと行っていただければと思います。逆にこれをしないドライバーさんは非モテ認定されてしまいがちなのでご注意を!

さらに車内の温度確認やコンビニに寄るかどうかなど、細かい心配りができればモテドライバーになれるでしょう。

ドライバー職を目指す非イケメンの皆様はチャンスですよ!(もちろんイケメンさんも(笑)!)
現役ドライバーさんは、千佳さんのエピソードを参考に、ぜひ素敵なモテドライバーを目指してくださいね!

執筆者プロフィール

令子

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シングルマザー風俗嬢。貧困世帯の苦学生だったことで大学時代に風俗界に足を踏み入れたことから、昼は広告制作会社、夜は風俗嬢、二足のわらじを履き続け早10数年。店舗案内やキャスト案内のライティング、新人講習や実技講習も担当。ヘルスやソープはもちろん、エステ、M性感、ハード系SMクラブやAV、果ては遊郭まで、おそらく趣味的にほぼ全てのジャンルを制覇。風俗界を愛してやまないオンナです。

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