生粋S女は外見にこだわらない? 美しい言葉使いが大切! 女性にモテる! デリヘルドライバーの話 #8

2017年09月12日

by令子令子ライター

こんにちは。風俗という仕事を愛してやまない風俗ライターの令子です。

前回はM性感で働く女性からモテる草食系男子のエピソードをご紹介しました。前回はさらに特殊な世界観を持つSMクラブからモテるドライバーエピソードをお送りしたいと思います。

M性感勤務の痴女キャストさんのエピソードでは、自分に自信のない男性がモテていました。例えばそれを内面的ウィークポイントがある、と表現するならば、今回は外見的な部分が……?、の男性がモテるお話です。

背が低いとか、髪が薄いとか、ふくよかだとか、かっこよくないとか、もしも外見的な理由でご自分に自信をなくしているのなら、どうぞご安心を。

生粋S女性はそんな男性が大好きなようです。(笑)

今回は少々マニア向け案件ともいえますが、派遣型SMクラブのS女性とモテドライバーさんとのエピソードをご紹介します。

「S女性は丁寧な言葉使いの非イケメンが好き!」派遣型SM店勤務 アゲハさん(33)の場合

プロローグ

約束した時間に現れたのは、小柄で華奢、穏やかな雰囲気のかわいらしい女性。そして、ゆっくりとした品のある話し方に、鼻にかかった甘い声。今日の取材対象はM女さん!?と、手配を間違えたのではないかと一瞬あせってしまうくらいの、M女性のような佇まい。

腰まである長いストレートの黒髪は、センターパーツで分けられ、そこだけがS女性の雰囲気を残しています。そんなアゲハさんですが実際には「お店イチの生粋ドS」といわれているそうです。

そんな生粋の女王様が心惹かれる?のは一体どんな男性なのでしょう。

見た目がイマイチ! それでもS女性から見れば魅力的な要素

アゲハ:最近はビジネスS女や女王様も多いようですけど、私は根っからのS気質なんですね。

ただ中身に相反するように、外見やスペックからはM女さんに間違えられがち。背が低いこと、声が甘いことがコンプレックスで、出勤時はメイクや衣装に気を遣っています。

それから髪の毛。S女感をセルフプロデュースするために、もう何年も前からずっと黒髪ワンレンロング。M男性は喜ぶし、女王様らしいでしょ? 流行りの髪形も本当は気になるけど、これだけは絶対変えられません。

自分の中でS女性として自信がないのは外見だけですね。話せばリアル女王様とか生粋のS女とかいわれるので。

そんなわけで男性に対する欲求も、普通の人とはちょっと違うかもしれません。言うことをきくかわいい男性を「飼いたい」んですよね。そして、私好みに育てたい。

きっと私も含めS女性って男性の外見に全くこだわらない、という方が多いのではないでしょうか。特に私は精神的屈辱を与えるのが好きなタイプなので、イケメンよりむしろ外見的にウィークポイントがある男性のほうが好みなんです。

いわゆる、デブ・ハゲ・チビ・ブサイクなどですね。こちらが何も努力せずとも、屈辱を与えるポイントをおのずから提供してくれているのですから。

気の弱そうなハゲなんて最高です。大好物。

礼節を重んじ、丁寧な言葉使いを自然に使えること

S男性をM転させる(元々S性を自認している男性をM男化させる)とか、ノーマル男性をイチから育て上げるとか、女王様によって手法は様々ですが、私はM素質が垣間見える男性が好きなのです。素材の良しあしで勝負というところでしょうか(笑)。

そして最近入ったドライバーの上野さんは、まさにそんな私好みの髪の毛の薄いかわいい子。子、っていってもたしかアラフィフとかだったように記憶していますけど。

後部座席から地肌の見える彼の後頭部を眺めていると、ついつい卑猥な妄想をしてしまいます。

でも彼の良さは見た目だけではないですよ!(っていうと、一般社会じゃものすごいイケメンみたいですけど。)

上野さんのMっぽい気の弱そうなところ……まあこれは一般の方でも想像しうるイメージでしょうけど。もちろん大好きです。

そして何より上野さんはきっちりとした言葉使いを使えるところが堪らなく好きです。私は日常会話であってもきちんと敬語が使える子が好きなので。

SMというと、一般の方は昨今ニュースを騒がせていた某議員のような罵声を浴びせるプレイを想像しがちでしょうけど、実際は非日常性を欲するので普段の言葉使い以上に上品であることが多いです。もちろん女王様にもよりますけど。

私も美しい言葉で男性を扱いたいので、男性はそれ以上に言葉が美しいと嬉しいですね。こちらが美しい言葉を使っていると自然と相手男性も引っ張られてくるのが常ですが、そうではなく、最初から話し言葉がきれいなのが上野さんのいいところ。

例えば、お詫びする際には「ごめんなさい」や「すみません」ではなく「申し訳ありません」。相手にお伺いを立てる際は「どうですか」ではなく「いかがでしょうか」。デリヘルドライバーではなく、ビジネスマンであればごくごく普通の言葉使いですけどね。

こんな言葉使いを自然に使える上野さんは、ビジュアルもあいまってキュンときます。

エゴマゾ(自分勝手で注文の多いマゾヒスト)が相手で不愉快極まりない接客の後でも、上野さんキャッチならそれだけで癒されます。いつ乗っても幸せな気分を味わえますね。

エピローグ

第一印象でM女性のようだと感じたアゲハさんでしたが、話し始めると一転、上野さんの話や理想の男性像を語る際の女豹のような視線は改めて彼女がS女性なのだと感じました。

また読み物としての読みやすさを優先して編集しましたが、男性に美しい言葉使いを求めるだけあって、始終丁寧な話し言葉で話す姿はとても印象的でした。

確かにS女性のブログなどを覗くと、文語的で丁寧な言い回しが多い印象があります。S女性に対しては丁寧な言葉使いを心がけるとよいでしょう。

外見に関しては一般社会では高身長イケメン有利ですが、SM界では全く重要ではない様子。むしろM男がイケメンならマスクをかぶせるという女王様もいるくらい、非イケメン需要があるようです。

また物理的に身長差が生まれるS女M男の組み合わせにおいて、高いヒールさえ履けば目線が下にくる低身長男性がモテるのは想像に難くないですね。

容姿にまったく自信がない男性は女王様専門店やS女性在籍のお店を狙ってみるのも良いかもしれません!ただし……新しい扉を開けてしまうかもしれません?!(笑)

今回のモテポイント
  • S女性から見れば見劣りする外見もチャームポイントに!
  • 常に丁寧な言葉使いを心がけるべし!
  • 自分の見た目に自信がない男性は女王様在籍のお店がおすすめ!

執筆者プロフィール

令子

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シングルマザー風俗嬢。貧困世帯の苦学生だったことで大学時代に風俗界に足を踏み入れたことから、昼は広告制作会社、夜は風俗嬢、二足のわらじを履き続け早10数年。店舗案内やキャスト案内のライティング、新人講習や実技講習も担当。ヘルスやソープはもちろん、エステ、M性感、ハード系SMクラブやAV、果ては遊郭まで、おそらく趣味的にほぼ全てのジャンルを制覇。風俗界を愛してやまないオンナです。

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