「僕たちは風俗を“再発明”する」新技術VRが風俗業界にもたらすものとは ~アキバマサトの『FuuTubeVR』リリースにかける思い~

2017年11月10日

by新海 亨新海 亨編集長

2017年9月6日、風俗業界にVRの技術を用いた新たなサービスが誕生した。その名も『VR風俗ビル FuuTubeVR』。手がけるのは、Fenixzineでも度々登場いただいているアキバマサトさん。

アダルトコンテンツと相性が良いと言わるVRは、風俗業界でも注目を集め、様々な企業が参入を始めている。

風俗動画のパイオニアともいえるアキバさんはどんなコンテンツを仕掛けようとしているのか。Fenixzine取材班は本人を直撃した。

そこから見えてきたのは、風俗業界の未来を見据えた新たなる挑戦であった。

ついにリリース!「VR風俗ビル FuuTubeVR」

新海:この度は『VR風俗ビル FuuTubeVR』のオープン誠におめでとうございます!

早速なんですが、アキバさんご自身がどんなコンセプトで、このVRの企画を作られたのかお聞きしてもよろしいでしょうか?

アキバ:あっ、まず誤解があるといけないので、最初に言っておきますが、今回の企画やコンセプトに関して、僕はノータッチなんですよ。

新海:えっ!? そうなんですか?

アキバ:ええ。このVR風俗ビルっていうのは、すべて人工知能『Vaqia』(ヴァキア)によって作られた仮想現実空間なんです。

僕はあくまでも現実との架け橋的な役割をやっているだけです。こういう取材とかは受けられないじゃないですか。『Vaqia』はAIだから。

新海:はあ……、そうなんですねえ……。

アキバ:新海さん失礼ですね。その顔、信じてないですね。あれですよ。決して『Vaqia』を反対から読んではダメですよ。絶対。

新海:Vaqia……、ヴァキア……、バキア……、アキバ!!(あっそういうことか!!)

アキバ:「結局お前が全部考えてやってんだろ」って顔しましたね、今。

新海:どんでもないです! 『Vaqia』すごいっす!

風俗業界歴20年×映像制作会社社長だからできる新規のVR事業

■VR風俗ビルとは?

お気に入りのあの子の出勤時間は、ほぼ24時間365日! どんなときでも風俗のプレイを楽しめる。VR風俗ビルはそんな夢のような仮想現実空間です。
VR専用ゴーグルを装着して、専用デバイスから動画をインストールすれば、時間、場所を選ばず風俗を楽しむことができます。

公式サイト:VR風俗ビルFuuTubeVR

新海:改めまして『Vaqia』はなぜ、このVR風俗ビルをつくったんですか?

アキバ:そうですね。僕自身、風俗のスタッフとして働いていた経験があって、今はFuuTubeっていうアダルト系の映像制作会社をやっています。

そういうノウハウがあるなかで、なにかそこをかけ合わせた新しい取り組みができないかなって前から思っていたんですね。

なので、そういったことを箇条書きにして、『Vaqia』に入力をしたら、今回のVR風俗ビルという企画が導き出された。という感じです(笑)。

新海:なっなるほど! すごいっす(笑)。

たしかに、風俗で培った経験と、映像制作の技術を両方兼ね備えているのは、アダルト業界の中でもアキバさんしかいないかもしれませんね。

アキバ:僕が考えたんじゃないですから! 『Vaqia』ですから!!

新海:あっ! すみません!(そこ、こだわってるんだなあ……。)

過去から学び風俗業界の次を見ていく


アキバ:『Vaqia』が考えている理想形からすると、今回のリリースではたぶん10%にも満たない完成度だと思っています。

新海:えっそうなんですか?

アキバ:風俗って店舗型のお店に行ったり、デリヘルだったらサイトを見たりして、女性を選んで、同じ空間でプレイをする遊びですよね。

それと同等のレベルまでは、やはり今のVRの技術ではいけないんですよ。結局のところゴーグルをつけて風俗モノのVR映像を楽しむくらいにしかならない……、“今は”ね。

新海:技術が進歩していって、本物の風俗に近い体験ができるようになるということでしょうか?

アキバ:そうです。そうなるのは遠くない未来だと思っています。今は第4次産業革命なんて言われてますけど、技術の進歩のスピードって昔とは比べ物にならないくらい進んでいますよね。

かなりの短期間に薄型、軽量、安価になるでしょうし、性能は飛躍的に向上していくってことは誰の目に明らかだと思うんですよ。

さすがに僕が生きている時に実現できるかわからないですけど、目の前に自分の100%好みの女性が現れて、実際に触れているような感覚を味わえる仮想現実空間とか。

夢みたいな話ですけど、そういう世界がくるはずなんですよ。

新海:たしかに風俗に限らず、VRの技術っていうのは、いろいろな業界から注目されてますよね。

でも、いくら本物の風俗に近い体験が新しい技術で可能になったとしても、人と人とが触れ合うコミュニケーションの需要がなくなることってないんじゃないですか? 特に風俗の場合は。

アキバ:もちろん、VRが進化したからといって、今の風俗が全くなくなるということはないですよ。

でも、箱ヘル(店舗型風俗店)がデリヘルに主流を奪われたように……、奪われたというか、確実に減退はしましたよね。

あの時だって、「デリヘルなんて流行るわけないじゃん」って言っていた人は大勢いたんです。

だけど、結局店舗に足を運ぶ必要がなく、電話一本で簡単に呼べるデリヘルがこれだけ店舗数を伸ばしている。

そういう歴史を考えれば、もし実際のプレイと遜色のないことがVRで可能になれば確実に風俗業界の勢力図ってものは変わってくると思うんです。

僕はこの業界に20年以上身を置いてきましたし、現実で体感する“ホンモノの風俗”というものに愛着が確かにあります。

けれど、時代の流れってものには逆らえないですから。

新海:確かにそうかもしれないですね。

アキバ:だから、完成度としては現段階ではまだまだ10%くらい。たぶん、人から見たら今回発表した「デリヘル初体験」っていうのは、パッと見は風俗モノのAVに見えるかもしれないですね。けれど、そうではないんです。

これは“新しい風俗”なんですよ。

新海:新しい風俗……ですか??

「僕たちは風俗を“再発明” する」 新技術が風俗業界を変える

アキバ:新海さん、Appleの故スティーブ・ジョブスがiPhoneを発表した時、なんて言ったか知ってますか?

新海:「これは新しい電話だ!」とかですか?

アキバ:「今日、Appleは電話を再発明する(Today Apple is going to reinvent the phone)」って言ったんですよ。

新海:おおっー。

アキバ:再発明って言葉は厳密に言えばないと思うんですよ。本来であれば更新するとか、開発するとか。今あるものよりもより良くするってこと。そうではなくって、再発明するっていうニュアンス。すごいじゃないないですか。

だから、僕は人類最古の職業と言われる風俗を“再発明”します!

新海:めっちゃかっこいいっす。

アキバ:今はまだ風俗モノのVRAVの域を超えられてないかもしれない。でも、技術開発が進んでいけば、よりリアルに風俗に行くという体験がVRでできるようになると思っています。

そうなれば、利用するユーザーはもちろんですけど、働く女性のスタイルも変わってくるかもしれないですよね。

例えば、VR動画のダウンロード数に応じてインセンティブが発生したりとか。これは出勤しないと稼げない風俗業界にとってはすごくメリットだと思いますし、AV業界でもほとんどない報酬の仕組みです。

そういうところから新しいビジネスモデルが確立していくのではないかなって思っています。

だから、AVを作っているって気は全くないです。かといって今の風俗店とも全く違う。つまり、“新しい風俗”を再発明していくって考えになるんですよ。

もちろん、僕とか、うちの会社が技術開発できるわけもなく、そんな予算もない。でも、新しくでてくる技術をこの業界で活用できる形にして、“新しい風俗”の形をつくっていきたいんですよ。

そんな風に考えています……。『Vaqia』が!

新海:完全に『Vaqia』のこと忘れてました(笑)。ちなみに直近では、なにか動きはあったりするんですか?

アキバ:『VR風俗ビル』という仮想現実空間に、実際にある大手デリヘルグループのVR店が2017年11月18日(土)に新規出店をする予定となっています。

近々お知らせできると思いますよ! お楽しみに!!

2000年代前半、インフラが整わず制約が多い中でFuuTubeという動画コンテンツサイトをいち早く始め、成功を収めたアキバさん。

今度は技術革命と言われるVR事業で、風俗業界に新しい価値を作り出そうとしている。

10年後、アキバマサトが仕掛ける“風俗の再発明”がどんな形になっているのか。『FuuTubeVR』に注目していきたい。

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アキバマサト

1973年、横浜市出身。高校卒業後、ミュージシャンを経て風俗業界入りし、20年以上のキャリアを持つ。体験男優としての顔は一部に過ぎず、実は大手グループの代表経験もある敏腕ビジネスパーソン。仕事観、人間観、人生観の有無を大事にする。尊敬する人は、やはり実業家だった父とX JAPANのYOSHIKI。非常に繊細なO型。 Fuutube:公式サイト

執筆者プロフィール

新海 亨

新海 亨編集長記事一覧

元大手ハウスメーカー営業マン。お金と引きかえに自由とやりがいを手放す生活から決別するため転職を決意。ある風俗サイトに感銘を受け、デザイナーとして仕事を始めるも、いつのまにか編集員に。最近はハマっている一眼レフカメラの仲間を求め奔走中。座右の銘は“STAY GOLD!!” 東京都出身。

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