「神をも味方につけて、僕はもっと上を目指す!」 ~スターグループ『回春性感マッサージ倶楽部』北村店長~

2018年05月17日

by赤星 アキラ赤星 アキラ編集部

――年度初め、世の中は新しい気持ちで溢れている。新しい会社、新しいシゴト、新しいジンセイ。そんななかふと思い返す。“風俗でハタラク”を選んだあのときの夢、目標、なりたかったジブンを――。

新年度・最初のシリーズは、ジンセイのいろいろを経て風俗業界に辿りつき、いまは“スター店長”として活躍する若手ホープに光を当てる。どん底を経て這い上がり、いま輝けているその理由とは――。

連載第二回目にご登場頂くのは、スターグループ『回春性感マッサージ倶楽部』の北村店長(33)だ。北村さんは、伸びシロのある店舗をトコトン伸ばす、いわば“グロースハック”のプロとして活躍する。

『Fenixzine』新海は急遽、取材のため横浜へと向かった。

高収入を失い、彼女にフラれ……。これが僕のどん底だった


高校を卒業して、アメリカ軍の船を造っていたんですよ。地元が横須賀なので、8年ぐらい。

20代で月給40万円くらいもらっていたんで、結構いい生活できていたんですけど、ちょうど原子力潜水艦の問題とか、政治的な話が出てきちゃって、仕事がかなり減ってしまったんですね。

さらに追い討ちをかけるように、そのとき付き合っていた彼女にもフラれてしまい……。もう「風俗でもやるか!」みたいな感じです。

ただ、業界に入ったのは別のグループだったんですよ。箱ヘルのお店です。最初はタオル折りをしたりとかっていうところから始めて。

でも、それが嫌で嫌で(笑)

そこで気付いたんですね。こんな下っ端は、自分は嫌だって。ゼッタイ上に上がって、店長になってやろうって。

そこでガッと頑張って、3、4カ月ぐらいで店長にさせてもらったんです。でも今度は、いろいろお店とトラブルがあって。辞めましたね。

高収入も彼女も失い、飛び込んだ風俗店もすぐ辞めて――。

これが僕のどん底からのスタートですね(笑)

特例で店長に就任! グループ記録を更新した理由とは

今の会社でのスタートは、『回春性感マッサージ倶楽部』の川崎店からです。実はこの会社を選んだ理由は、ちょっと求人サイトで目立っていたくらいのところからだったんですけど(笑)

でも、ここからゼッタイ上がってやる! って決めて働いて、一年くらいで店長にしてもらいました。箱ヘルのときより時間かかっちゃいましたけど、これ昇進試験に二回落ちちゃったのが理由なんですよ(笑)

でも当時、川崎店の売上がかなり下がってしまっていて、統括から、「店長になって欲しい」って話をされて。店長になってから試験はパスしたんですけど、そのときは特例で上げてもらったんです。

決め手ですけど、やっぱり女の子に懐かれていたのが良かったんですよ。このあと、グループの日次売上と月次売上の最高記録を更新したんですけど、やっぱりここですね。

僕が店長になって、在籍数が2倍以上に増えたんです。かわいい子もいっぱい入ってきて。まぁ、女の子対応は得意ですし(笑)

ただ自分の考えでやった施策というのもあります。

求人だと、女の子って結局来てくれても仕事がないとスグ辞めちゃうので、お客様からの入電を増やすために、営業媒体での露出を増やしていったんです。

そうすると、仕事が増えて在籍の女の子も辞めないですし、求人的にも営業媒体で目立っていくのに合わせて、自然と応募が増えてくるんですよ。僕は、求人と営業はセットって考え方です。

それから、女の子の質を上げていくことですね。

例えば、女の子がお客様にしていくサービスの内容も大事なんですけど、やっぱり見た目も大事だろうと。清潔感があるかとか、すごく可愛くても、言葉遣いが汚かったり、脚を組んでいたりしないかとか。

結局、お客様が求めていることって、心の癒しなので。

ライバル店には負けない! チーム北村の作り方

スタッフ管理も大事ですね。

ひとつは、スタッフの分業を進めていくと、お店がワッてなったというのはありますね。

やっぱりスタッフって、「何でもできる人」というのが求められると思うんですよ。電話もできて、女の子対応もできて、PCスキルもあってみたいな。

でもそれをやると、スタッフってつまらなくなるんですよね。それに得意・不得意ってあるじゃないですか。

スタッフの働き方のところもそうですね。

とある副店長がいたんですけど、毎日遅刻してきてたんですよ。もう、いい加減にしてくださいくらいの感じで(笑)

ただ、ちゃんと朝出社できないというところ以外は、休まないですし、遅くまでやっているんですよね。残業もする。

だから、朝苦手なところは受け入れて、彼が得意な女の子対応のところを集中してやらせるようにしたら、もう本当に、女の子がみんな相談に行くようになったりして。

適材適所というか、そのスタッフの個性を活かすっていうのは、効きましたね。

もう一つは、よくしゃべることですかね(笑)コミュニケーション不足にならないように。

普段はどうでもいいんですけど、最終的には売上を達成するというところのベクトルが揃ってさえいえればいいと思うので。

話の中身ですけど、結果出して、全員でレベルアップしようってことを言います。分かりやすいのはお金ですよね。お金欲しいよね! とか。

それから、ベンチマークにしているグループ内の他店に勝ちたいんだっていう話をして、ライバルだと思ってやろうって。

毎日、売上の順位が発表されるんですけど、昨日あそこに勝ったよみたいな感じになると、みんなで喜んで、やっぱり盛り上がります。

これでスタッフに活気が出て、女の子にもモチベーションが伝わってみたいな(笑)

神をも味方につけて、もっともっと上を目指す!

ゼッタイ上に行く! という気持ちは今も変わっていません。

役職を上げて、収入を上げて、行けるところまでどんどんと。会社としても、新ブランドの複数投入や店舗展開を加速するという方針が出ているので、ポストも空いていますしね。

僕、川崎で店長になった辺りから、新しい趣味が出来たんですよ。神社仏閣巡りなんですけど。

歴史が好きとかじゃ全然なくて、神頼みです(笑)

以前はそういうのなかったんですけど、店長になってから、割と信じるようになりましたね。今月も売上を達成できますように! って。

札とかも作ってもらって、事務所に飾っています。女の子には、ちょっと危ない人なのかなって、怖がられますけど(笑)

でも、最後は気持ちだと思うんです。僕、まだまだ上がっていきますよ!

(インタビュー:新海亨)

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執筆者プロフィール

赤星 アキラ

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元証券マン。リーマンショックを経て、ハタラクとジンセイをひたすら考え続ける。昨春、縁あって風俗業界に転じ、FENIXプロジェクトを企画。Fenixzineを風俗でハタラク男性のプラットフォームにしていきたい。好きな音楽はV2。福岡市出身。

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