「あなたのお店の店長は何点?」吉原高級ソープ『白夜』の在籍女性に聞いてみた!

2019年12月10日

by徳山 央樹徳山 央樹編集者

こんにちは、Fenixzine編集部の徳山です。

Fenixzineでは新たな企画として、風俗店スタッフとキャストによる座談会を行いました。

トークテーマは、風俗店スタッフの永遠の課題である“キャストマネージメント”について。

キャストさん本人から「嬉しかった対応」や「嫌だった対応」を、スタッフに直接ぶつけてもらい、最後には働きっぷりを採点してもらおうという企画でございます。

今回、ご協力いただいた店舗は吉原の高級ソープ『白夜』。

平均出勤率は40%、新人キャストの在籍定着率は65%を誇り、一度退店した女性の出戻りも多いとのこと。

数字から見ても、かなりキャスト対応に力を入れているのが分かります。

そんなお店の店長はどのようなマネージメントをしているのでしょうか?

参考にしていただけますと幸いです!

登場人物紹介

安村店長(34)

元はショーパブのダンサー。知人の紹介で『白夜』へ働くことになる。キャストマネージメントについて伺うと「大きな失敗はしたことない!」と自信満々だが……

つかさ(21)

白夜に務めて4ヶ月。元々はデリヘルに勤務していたが、もっと効率よく稼ぎたくなり、白夜へ。趣味は買い物。

さつき(21)

白夜に勤めて2ヶ月。これまで風俗経験がなかったため、様々なお店の面接を経て、白夜へ。趣味はスパ巡り。

まずは2人が『白夜』を選んだキッカケから

▲座談会は白夜さんにて行いました

――本日はよろしくお願い致します。キャストのお二人にお伺いしたいんですけど、数あるお店の中で『白夜』を選ばれた理由はなんでしょうか?

つかさ:もともとデリヘルで働いていたんですけど、もっと早くお金を貯めたくてソープに来ました。『白夜』を選んだのは、店名がダサくなかったからです(笑)。

さつき:私は風俗で働くこと自体が初めてだったので、様々なお店で面接を受けて、ここが一番信用できると思ったからです。面接の際、未経験ってことを踏まえて「この業界ではこういう行動をすると、稼げるようになるよ」って親切に教えていただけたんですよ。

面接を受けたお店の中には、講習と称して怖い思いをしたお店もありました……。

――怖い思い……。いわゆる『趣味講習・本番講習』ってヤツですね。安村店長、この業界って未だにそういうのが存在するんですか?

安村店長:あるとは聞きます。うーん、スタッフの私利私欲でしかないですよね。女の子を人として見ていないというか……。僕には理解できないです。

――『白夜』の面接では、キャストさんにどの様なことを聞くんでしょうか?

安村店長:基本的には業界経験の有無とか、目標額ですね。つかさはどんな感じだった?

つかさ:私は店長じゃなくて、別の方が面接担当だったんですけど、「この仕事は、長く続けるものじゃないよ」って言ってくれて。この業界にこういう人もいるんだって感心しました。

あと、“吉原=暴力団”ってイメージを勝手に持っていたんですよ(笑)。他のスタッフもフツーのお兄さんって感じで、いい意味で驚きでした。

安村店長は“友達”? ムカついたところは“なし”?

――では、本題へ入ります。答えにくいかもしれないんですけど……、お二人にとって安村店長はどんな印象でしょうか?

さつき:う~ん、気軽に話しかけてくれる! 白夜の中では1番のスタッフです!

つかさ:風俗店の雰囲気って独特で、キャスト側は疎外感や孤立感を感じやすいんです。店によってはプライベートの話は一切ナシみたいなところもありましたし。

けど、店長はなんというか……、友達みたいな感じです(笑)。

▲まんざらでもなさそうな安村店長

――安村店長! すごく信頼されているじゃないですか!

安村店長:いやいや、二人ともいいヤツだからさ(笑)。でも、意識的に他愛もない話をするようにはしています。自分が喋りたいっていうのもあるけど、そういうコミュニケーションをとっておかないと、なにかトラブルがあった時に、お互いにとって良くない着地をすると思うんですよ。

――では、意地悪な質問になりますけど、「安村店長のこういう行為にムカついた」っていうのはないですか?

安村店長:イヤなこと聞くなぁ(笑)。
つかさ:白夜で言うと店長だけないかも……。
さつき:私も店長だけないですね(笑)。

――すごい! どうすればノーミスで仕事ができるんですか?

安村店長感情に振り回されないことじゃないですかね 忙しい時でも、イライラした態度は表に出さない。常にフラットでいないと。気分で態度が変わるのって、キャストさんからするとえこひいきに思われかねないんですよ。そこには気をつけています。

キャストがスタッフに求めるものは“安心感”と“お金”

――今回、座談会のテーマが「キャストマネージメント」なんですけど。正直なところ、キャストさんってスタッフに何を求めているんです? つかささん、どうでしょう?

つかさ:私は安心感ですかね。それでいうと『白夜』に不満はないんですよ。もちろん閑散期は稼ぎにくいみたいな不満はありますけど、それは事前に面接で言われていましたし。
さつき:私も白夜の雰囲気は好きです。ここに入って驚いたのが、女の子同士の仲がいいんです。ドラマとかだと、女同士の陰湿なイジメって絶対あるじゃないですか(笑)。そういうのが全然なくて驚きました。

――へえ! 待機所の雰囲気に関して、安村店長はどんなことに気をつけています?

安村店長:結局、“入り口”のテンションで決まると思っています。だから出勤時の挨拶ですかね。当たり前ですけど女の子が出勤してきたら、作業を止めて、顔を見て「おはよう!」って言う。入り口でテンションが下がっちゃうと、1日中そうなっちゃうから。

――さつきさんがスタッフに求めているものは?

さつき:私は単純にお客様をつけて欲しいなっていう(笑)。
安村店長:そこはね、俺、結構頑張ってるのよ(笑)。集客に関してはできる限りのことをやっているつもりで。サイトに表示されるパネル写真の順番も常に入れ替えているし、その他諸々。

――ほう。写真の入れ替えって効果あるんですか?

安村店長:お客様がサイトにアクセスした時に、下の方の女の子って目立ちにくいじゃないですか。だから、常に動かしている感じですね。
さつき:へえ~、サイトの写真の順番ってランダムだと思っていたんですけど、意図してやっているんだ。

▲感心するさつきさん

さつき:あと本音を言うと、本指名がもっと欲しいっていうのがあります。ウチは吉原の高級店なので、地方から観光感覚で来る方が多いんですよ。もちろん、ありがたいんですよ? でもキャストからすると、何回も来店してリピートをしてくれる方は特に嬉しい。だから、近くに住んでいる人をつけて欲しいっていうのが本音ですかね。

――そうか! 地方在住の方だと気軽に吉原に来られないですもんね……。都内近郊の方を狙って集客する方法なんてあるんですか?

安村店長:ありますあります。集客サイトによって都内の反響数って違うんですよ。一応、都内に強い集客サイトの担当者とは何度も打ち合わせをして、ランキングが上がるように施策はしているんだけど……。ごめん、頑張る。

▲タジタジな安村店長

――出勤したのに稼げなかった女の子、業界用語で言うところの“お茶を挽いた”時って、どう対応するのが正解なんですか?

つかさ:あれは、お互い気まずい。
さつき:個人的には、スタッフさんの方から一言「ごめんね」ってあるだけで、モヤモヤは消えるかな。もちろん、自分が引っ張れなかったっていうのもあるんですけど。

安村店長“変にアドバイスをしない”が正解ですかね。「こうすれば取れてたよね?」みたいなのは、結果論になっちゃうので。でも、無言もダメなんで、僕は急にプライベートの話をしてますね、とにかくダメージを0にしてあげたい(笑)。

お客様に対してのネガティブ発言は、キャスト的にNG

――“これをされて嫌だった”っていう、スタッフさんの言動ってありますか?

つかさネガティブな発言が多いスタッフさんがいて、その方はイヤだったな~(笑)。ネガティブ発言をされると、モチベーションが下がるんですよ。たとえば「今のお客さん。変な人だったね(笑)」みたいなの!
さつき:私もお客様のことを言ってくるスタッフさんは嫌です。
つかさ:「いや、接客したの私なんだけど!」みたいな(笑)。
安村店長:それはよくないね。仰る通り。スイマセン……。
つかさ:今はいないスタッフなんで、いいんですけどね。

▲過去のスタッフの態度について話すつかささん

つかさ:あと、キャスト=店の商品みたいに扱われると、すごく壁を感じます。あくまで、フツーの女の子として扱ってほしいですね。無意識だと思うんですけど、そういう扱いにすごく敏感になる仕事なので……。
安村店長:つかさは“圧”が強いからなぁ(笑)。
つかさ:え? 壁を感じるのは私の圧が強いから(笑)? すいません、どうやら私のせいだそうです(笑)。

▲圧が強い(?)というつかささん

――でも、そう感じる態度だったっていうことなんでしょうね。

安村店長感情を出さないのもテクニックだと思います。一番ハードなのはキャストさんですからね。

自己採点、キャストからの評価は?

――と、いうことで座談会お疲れ様でした。色々言われましたけど、安村店長。ご自身を自己採点するとしたら何点ですか?

安村店長:う~ん……

100点ですね(笑)。

安村店長:やっぱり吉原で、僕以上にいいスタッフがいるとは思えないですもん(キッパリ)!

――すごい自信だ(笑)。では、つかささん。安村店長はスタッフとして何点でしょうか?

つかさ:いや、でも本当に安村さん以上にいい人がいるとは思えないですね。100点で!

――おお! さつきさんは?

さつき:じゃあ、私も100点で(笑)。

――同調圧力じゃないですよね(笑)?

安村店長:いや、努力してるんで、本当にそうなんじゃないですか(笑)! ありがとね!

ということで安村店長への評価は自身も含め、全員が100点という結果に(笑)。最後の最後で若干のヤラセ臭さはありましたが、『白夜』というお店のオープンな雰囲気が伝わる座談会となりました。

▲最近、ハマっているという変顔と襟全開ファッションだそうです(笑)

取材後記

風俗店の生命線ともいえる“キャストマネージメント”。みなさんはどのように対応されているのでしょうか?

キャストさんから100点満点を獲得した安村店長が、常に心がけていることは“感情に振り回されないこと”。

風俗店におけるスタッフ業務は、日々タスクに追われ、トラブルも多く、感情的になってしまいがちかと思います。

そんな中、常にフラットな気持ちでマネージメントを行える安村店長。さすがです。

取材中、笑いが絶えない中でも、安村店長の目を見ながら、しっかり話を聞いているつかささんとさつきさんを見て、「本当に信頼されているんだなあ」と感じる取材でした!

みなさんも是非参考にしてみてください!!

▲みんなでポーズをとるくらい仲良しな『白夜』の皆様

執筆者プロフィール

徳山 央樹

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FENIX ZINEではライターと編集を担当。インターネット好きが高じて、WEBメディアへの転職を決意。平日も休日もインターネットをしています。

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