先輩たちの等身大メッセージ
VOICE

ジンセイの紆余曲折を経て、なぜ彼らは風俗業界で働く選択をしたのか。
風俗業界への転職を選択した彼らのジンセイ再生の秘訣に迫ります。

総合職(店長・幹部候補)】杉岡大志さんのインタビュー記事

2019年年入社

杉岡大志 (29歳)

総合職(店長・幹部候補)

前職:キャバクラ店員

2020.2.14

バックアップ体制が万全だから歴代最速店長昇進も不安なし

この記事のポイント!

  • 入社1年で新店長内定は、歴代最速昇進
  • 会社と仲間たちのおかげで、人間性まで変われた!
  • 頼れる仲間がたくさんいるから、孤立を感じることのない会社

入社1年で店長に昇進したら年収1千万とタワマン、ベンツが用意されていた

この4月から、新店舗の店長になることが決まりました。業界未経験で入社したのが1年ほど前。グループでも歴代で最速の店長昇進だそうです。

年末の忘年会の席で、会長から直々に内示を頂いたときはびっくりしましたよ。僕、そのとき司会を任されていて、マイク持ったまま一瞬固まってました(笑)。「僕でいいんですか」って絞り出すのがやっとでしたから。

こういうプランのお店をやってみたいと、半分本気、半分冗談で話していたことがあるんです。それがちゃんと会長に伝わってたんですね。そのうえで、きちんと僕の仕事ぶりを評価してくれたことは本当に感謝しています。

弊社の場合、店舗はすべて独立採算制で法人化されています。つまり各店舗の店長が、グループ子会社の代表取締役社長になるんです。店長の待遇は年収1,000万円以上が約束されます。福利厚生として住居とクルマ。通勤圏のタワーマンションとベンツがセットになっています。

入社した時は月給で30万円ぐらいでしたから、一気に3倍。すごい会社ですよね、夢があると思いませんか。どこの馬の骨ともわからない僕を社長にしてくれるんですから(笑)。

でも、以前の僕なら断っていたかもしれません。この会社、僕の性格まで変えてくれたんです。

この仕事は“ありがとう”の声が聞ける、誰かのための“人助け”

この仕事は、ひと言で言えば“人助け”だと思っています。受付でお客様をご案内するのも、キャストを選定して送り出すのも、電話応対やお店のWEBサイトの更新も、つねに誰かのためになることだと思っています。

心がけているのは、つねに明るくいることでしょうか。スタッフがいて、キャストさんがいて、ひとりでできる仕事ではないので、仲間の和を大事にすることも大切にしています。

お客様にはリピーターさんが多くて、お電話での受付に僕を指名していただいたり「ありがとう、楽しかったよ」と、声をかけていただけるのが嬉しいです。キャストさんから「良いお客さんをありがとう」と声を掛けられるのも嬉しいですね。

「ありがとう」の声を聞くことが多いから、この仕事は“人助け”なんだなって思えるんです。スタッフは、みんな同じ気持ちでいると思います。

以前の自分は問題児。変われたのは、仲間たちのおかげ

人間って、人に感謝されるようになると、今度は人に感謝する気持ちが持てるようになるんですね。たくさんの人と交わるにつれて、自分自身も成長しました。

それまでの自分は、人から感謝されるなんてこともなかったし、決して人に自慢できるような人間ではなかったように思います。

前職はキャバクラのボーイを1年ぐらい。その前はラーメン屋で1年。とても胸を張れるようなキャリアはないです。いま振り返ってみても、本当に酷かった。いつも自分が中心で、人のためになにかしようなんて考えたこともなかったし、はっきり言って問題児でした。

それが今、ここまで変われたのは、いまの会社と、仲間たちのおかげです。周りから目を掛けてもらえるようになったことで、意識が変わりました。「誰かのためになりたい」と、素直に思えるようになりました。

まわりに気遣ってもらえるから、感謝の気持ちでいっぱいになる

風俗業界に飛び込んだきっかけは、ありがちですけど知り合いの紹介です。同業の友人が何人かいたので抵抗はなかったけど、仕事の内容とか、給料がいいとか、あまり考えずに転職しました。やる気があったわけでもないですが、入ったらすごくやる気がでてきたのは仲間に支えられたから。

「なにかあったら頼ってこいよ」とか「なんでも相談してきていいよ」とか、すごく気に掛けてもらえます。

いままでの職場で、こんなに気遣ってもらったことはありませんでした。それは本当に有り難いし感謝の気持ちでいっぱいになります。

入社前にお店で遊んだことですか? なかったですね。風俗そのものも、あまり経験なかったですし。1年後に店長になるなんてわかってたら、入る前にもっと遊んでおきたかったかな(笑)。

孤立を感じることのない、頼れる仲間がいる会社

店長になっても、いまの仕事が大きく変わるわけじゃないです。でも、責任は重くなりますよね。

そういうの苦手だったので、以前なら逃げ出したくなったかもしれないって思うんです。それが今は、むしろ責任を果たしたいという気持ちでいます。会社のために、仲間のために期待に応えたいと思っています。みんなが僕のことを支えてくれているという実感があるから、前向きな気持ちになれるんです。

実際に困ったことがあっても、グループ全体が、他店舗の先輩方が、みんなで力を合わせて解決してくれます。人材が豊富なので、バックアップ体制が万全なんです。キャストさんの対処の仕方やスタッフ間の人間関係から、WEB画像の処理の仕方まで、なんでも相談にのってくれます。

心配することはない。みんなが支えてくれる。これ以上心強いことって無いですよね。

それに、ここでは孤立してるって感じることが無いんです。仲間に引っ張り込んでくれるし、ひとりぼっちになることがない。転職して始めの頃って、みんなと仲良くできるかなとか、新参者で煙たがられたりしないかなとかっていう心配があると思うんですが、ちゃんと輪の仲に入れてくれます。

年齢だって問いません。下は20歳ぐらいから、上は50歳近いですが、みんな平等です。これまでどこにも行き場がなかった人にとっては、とっても温かく感じられるんじゃないでしょうか。

だから最初は不安でも、だんだん笑顔が増えていきますよ。自然と笑えるようになってくるし、元気な挨拶ができるようにもなってくる。人に感謝できる人間になっていきます。

嘘だったら文句を言いに来てくれて構わない。夢を叶えた僕がいる

最初から仕事ができる人はいないけど、やる気があれば必ずできるようになります。決して僕が仕事のできる人間だったわけじゃありません。

だって“人助け”なんだから。人が人を助けること、助けたいという気持ちがあれば、そんなに難しいことじゃないじゃないですか。

この業界ってそういう仕事なんだと思います。迷ってたら、とりあえず飛び込んでみればいい。脛に傷がある人も、過去のことは不問です。ここならリスタートできる、そういうところなんです。

ウソつけ、ダマされないぞ、と思われるかもしれないし、大げさに言ってるように聞こえるかもしれないけど本当です。実際に僕がそうだったので。

もし嘘だったら文句言いに来てくれて構わないです。大丈夫、ここには信頼できる仲間がいます。きっと誰か助けてくれます。そして今度は僕が助ける番なんです。

(インタビュー:松尾さと)

取材後記

池田 かずゆき

執筆者

池田 かずゆき

「この仕事は人助け」という言葉にハッとしました。お客様への“人助け”と同時に、スタッフやキャストを助け、自分自身が周りから助けられる“互助の精神”が杉岡さんを人間的にも成長させてくれたのでしょう。精神面で安心できる環境があれば、仕事にも身が入ります。「頼れる仲間たちがいたから、次は自分が頼られる側になりたい」という思いをつなげていってほしいですね。

プロフィール

杉岡大志

総合職(店長・幹部候補)

(前職:キャバクラ店員)