先輩たちの等身大メッセージ
VOICE

ジンセイの紆余曲折を経て、なぜ彼らは風俗業界で働く選択をしたのか。
風俗業界への転職を選択した彼らのジンセイ再生の秘訣に迫ります。

e4u株式会社【編集・ライター】ZAKIさんのインタビュー記事

e4u株式会社

2008年入社

ZAKI (46歳)

編集・ライター

前職:テレビディレクター

2019.1.2

報道、風俗、そしてデリヘル経営……。心のままに、ダイナミズムを追い続ける日々

この記事のポイント!

  • 新しかったFuuTube。“適材適所”を学んだ
  • たくさんできたデリヘル。でも、幾つ残っているだろう?
  • 「おもしろそう」 惹かれたのは“経営”というワードだった

熱かった。時代と“報道”に、魅せられた20代

学生時代から、僕のフィールドはテレビにありました。

ニュースが熱い時代というより、世相が熱い時代で、僕はそのダイナミズムに、思いきり魅せられてしまっていたんですね。阪神大震災があり、オウム事件があり、9.11がありという。報道局に入りびたりで、ニュースを追いました。

いちばんの思い出? たくさんありますけど、北朝鮮から拉致被害者が帰ってきた時には、感動がありましたね。小泉訪朝からの一気の流れを、局と現場で見つめていたような日々でしたから。

その後民放の報道局から離れて、CS局でディレクターをするんですが、まだまだテレビにお金を払うという感覚が視聴者になかったんですね。なかなか番組も局も立ち行かないという事態になって。

そこで風俗業界に……というと、唐突に感じます?(笑) なるほど、僕にとっては自然な流れでも、聞く人からすると、そうかもしれない。あのね、松坂さんご存知だと思いますけど、FuuTubeってあったでしょう? 9月の末まで。あれをつくっていたのがe4uだったんですよ。

報道に携りながら、横目で「おもしろいことやってるなあ」と思って眺めていたんですね。自分も15年近く映像に関わる仕事をしていたわけですから、クオリティの高さとかはわかるわけですよ。

「地上波でもCSでもできないよなあ。どんな人たちがやっているんだろう?」

報道とは別の形で、今度は僕は、風俗の“可能性”に魅せられたということになるんでしょうね。入社したのはもう10年前、ちょうどiPhoneが出た年ですよ。その時期に、FuuTubeは業界の先駆けとして、動画で風俗のプロモーションをはじめていたんです。

新しかったFuuTube。“適材適所”を学んだ

FuuTubeは新しかったし、楽しかった。忘れていたワクワク感のようなものを、僕はここで取り戻せたと思っています。

イベントなんかも幾つかあって、ウチのスタッフはもちろんですけど、色んなお店や、何よりコンパニオンさんの協力をたくさんいただきました。今でも感謝でいっぱいですよ。

例えばものを撮るというところや、人の意図を汲み取ったり、スケジュールを立てる、人を揃える、ディレクションするという部分では、僕はそれほどの苦労を感じませんでした。これまでの経験を活かせたうえで、自分に備わっていなかったエンターテインメントの知識・技術を増やしていけた日々だったと思います。

とは言え、クリエイターとしての自分の限界みたいなものを感じもしたんですけど……。何というかな、新しいものを生み出すという部分では、自分は少し弱いのかなと。

ただ、仕事はそれだけじゃない。クリエイターだって、1人だけで仕事ができるわけではないんです。発想を受け止めたうえで、揉んで、人を動かして、実現化するためにディレクションする。こういった部分では、僕は僕なりに、自分の仕事を仕事として、しっかりまっとうできたんじゃないかな。

そうですね、振り返ってみると、人や自分の能力を見つめることによって、あらためて僕は“適材適所”ということの意味を、学んでいたような気がします。それは自分が編集長となった新たなプロジェクト『日刊デリヘル経営』にも、大いに活かせているように感じるんです。

たくさんできたデリヘル。でも、幾つ残っているだろう?

『日刊デリヘル経営』って何? どんなWEBサイトなの? 何を目指しているの?という問いには、介護業界で起こったことが、良い例になると思うんです。

どういうことかというと、高齢化が進み、介護の事業化が進み、デイサービスという形でたくさんの企業が介護事業所の経営をはじめましたよね。介護の送迎車をこんなにたくさん見るようになったのって、ここ10年ほどのことじゃないですか。でもはじまってみると、ノウハウがないし新しいことだったから、虐待をはじめ色んな問題が起きた……。

“健全”とは言えないような労働環境があったし、社会的な必要性はあるのに、利益を出せずに淘汰されるような事業所も多かったでしょう。

その後に起きたのが事業のFC(フランチャイズ)化。大きな資本のところが、介護事業所を「経営したい」というオーナーに、広く経験とノウハウを伝えていった。セミナーや研修を通して、どうしたら健全な環境のうえで、利益を出して行けるかを“技術・方法”として示したわけですよね。

『日刊デリヘル経営』が行おうとしているのも、こういうことなんです。近年雨後のタケノコのようにデリヘルができた。でも、幾つ残ってますか? どれだけの数が、健全に経営できていますか?

母体となるモアグループが大きな資本かはさておき(笑)、少なくともデリバリーヘルスの経営とFC化に関しては多年の経験があり、蓄積したノウハウがある。成功事例だけじゃないですよ。失敗だってたくさんして、だからこそ今のグループがあるんです。

それを広く、皆さんに伝えられないかということなんですね。

私たちはまず、WEBサイトでデリヘル経営に役立つ情報を届けています。“健全”という意味で、今は経営に関する“法令”の実態レポートが多いですかね。FCオーナー様向けには専用のURLがあって、より深く経営に突っ込んだ内容を閲覧できるようになっています。

そしてセミナー事業。まだはじまったばかりですけど、ここでモアグループが創業以来培ったデリヘル経営の“技術”を“求人”“電話対応”“アクセス解析”“人材育成”のような形で、広く還元できたらなと思っているんです。

「おもしろそう」 惹かれたのは“経営”というワードだった

映像からどうして文章・文字の世界に?というと、まあ結局おもしろそうだったからですよね(笑)。これがもし『日刊デリヘル』だったら興味持ったかというと、たぶん持たない。「あ、経営かあ。おもしろそうですね。やります!」という感じ。再びここで、僕は魅せられたわけです。

e4uも母体のモアグループも、もともと“コンプライアンス”を強く意識した企業です。“風俗だからいいや”じゃなくて、“風俗だからこそ”企業コンプライアンスを大切にしてきた。だからこそ今があると思うし、それも含めて広げようということは、業界にとってすごく意味あることじゃないかと……。

きちんとやっているからこそ利益が出るんだ、事業に“継続性”が生まれるんだというのは、大事な前提だと思うんです。

WEBがスタートしてまだ数か月ですけど、“法令”のレポートは、現役のコンパニオンさんたちにも好評です。そうそう(笑)、ツイッターでも「いいね」って押してくれる方多いですよね。自分たちの身を守ることでもあるから「こんなことしちゃいけないんだな」ということや、“お店選び”の参考になったら嬉しいですよね。

コンパニオンさんの技術的な部分でも、“写メ日記”や“プレイ講習”とかね、色んなセミナーができたらと思うし、「やりたい」と考えていることは多いですよ。僕もさっきの“適材適所”じゃないですけど、映像とは違った形で、スタッフの発想やオーナー様たちの要望を元に、ディレクションしていけたらなと思うんです。

手ごたえはすごくありますよ。おこがましいようですけど、後は広げていくだけ。この歳でもう一度ワクワクできて、自分は恵まれてますよね(笑)。

分野なんて横断してしまえ! ダイナミズムに身を置こう

どんな方にっていうと、今いちばん欲しいのは書き手かな。おもしろいことを書いたり発信したりっていうことに、興味を持ってくださる方。ダイナミズムに身を置きたい方と言えば良いかな。

今までどこかで編集やライティング、何かクリエイティブなお仕事をしていて「なんか、ちょっとつまんないな」みたいに感じている方だと、ベストなんですけどね。

ジャンルは別に、と思っているんですけど……。なんで?(笑) 僕だって報道からこの世界に魅せられて入って、今また映像から文章・文字の世界に移ってきた人間ですよ。分野なんて横断しちゃえば良いじゃないですか。ダイナミズムって、そういうところから生まれると思うし。

モアグループもe4uも、はじまった時は誰も、こんなに大きなグループになったり、新しいことをはじめるようになるなんて、思っていなかったはずですよ。チャレンジの気持ちだけで良い。

ただ、実はいちばん大切なのはここかなと思っているんですけど、チャレンジは闇雲じゃダメ。データやノウハウという後ろ盾があってこそ、その先に成功ってあるんです。

人だって同じじゃないですか。この先を描ける企業だし、編集長としてしっかり助けるし支えるから、ぜひ仲間に。今はそんな気持ちです。

取材後記

松坂 治良

執筆者

松坂 治良

報道のお話もFuuTubeのお話も、もちろん新プロジェクトのお話もとても興味深く、時間を忘れるほどでした。語られていること以上に、ZAKIさんには多くの秘めた思いが心にあるという印象を受けます。

こういう方と仕事をするのは楽しいもの。業務を通して、人と人との結びつきが強くなる環境だと感じます。「あ、ここステキかも」と、松坂もちょっとグラっときたインタビューになりました。

プロフィール

e4u株式会社

ZAKI

編集・ライター

(前職:テレビディレクター)

ZAKIさんがハタラク会社はこちら