ビジネス意識の“共有”という強み バイリンガルスタッフのケニーさん(マダム麗奈グループ)後編~ナイトワーク『ピックアップ スタッフ』~
2025年02月14日

――「これから、きっと来る」
ケニーさんは、デリヘルのインバウンド需要は“拡大する”と予感。既に事業化を果していた『マダム麗奈グループ』のバイリンガルスタッフ求人に応募する。
やがて入社後は、外国籍の父親を持ち、早くから国際的な視点を身に付けていた彼でも強い刺激を受けたという。まず“驚き”から語ってくれた。
“ビジネスの現場”に来た感覚。“虎ノ門”に所在も納得
驚きは、最初からありました。
「ご面接にはスーツでお越しください」
業界に対して、私はもう少しゆるいイメージを抱いていたんですね。当たり前と言えば当たり前なのに、「きちんとしているんだ」と思って……。
そんな調子ですから、本社を訪れれば更に驚きます(笑)。まるでオフィス街“虎ノ門”を象徴するように、内装から何からすべて整っていて、設備投資に費用を惜しんでいないのが伝わりました。
もちろんスタッフは皆さんネクタイを締めていて、スーツです。言葉遣いは丁寧だし、物腰にも隙がない。「ビジネスの現場に来た」という感覚を抱きました。
この第一印象は、働いてからの今も変わりません。生意気言うようですが(笑)、スタッフは皆さん優秀だし、業務自体効率化と役割分担が進んでいるんですね。
おそらくサラリーマンとして“普通に”業務に向き合ってきた方は、すぐに職場になじめるでしょう。一方で新卒や第二新卒での入社も“あり”かなと。ここなら基本からビジネスを学べ、そして身に付けたスキルは、他業界でも大いに活かせると感じます。
ご利用者には面談。キャストさんの安全安心が第一
このため実は、入社後私は苦労という苦労をしていません(笑)。インバウンド向けのデリヘルサービスは、既に“システム化”されていたんですね。
私の主要な役割は、外国のお客様との面談。お店に電話やメール、『WhatsApp』『Telegram』といったメッセージアプリで問い合わせを受けた後、10~15分のビデオ通話で、サービス内容や注意事項のご説明をします。
禁止行為にもしっかりご理解を頂いた上で、キャストさんがご指定の場所に伺うという流れ。彼女達の安全安心が第一ですから、ここは“徹底”しています。
とは言えグループの“高級店”という特徴もあって、お客様の多くが“富裕層”なんですね。そもそも日本を訪れる余裕があるわけで、落ち着きもある紳士ばかり。対応に困ったということはほぼありません。
国別で言えば、中心はアメリカ・中国・シンガポールの方々。お問い合わせは1日に多い時で30件ぐらい。平均で14、5件でしょうか。ご利用にまで行くのは平均で5~6件というところですね。
ご承知のように、グループ各店はいずれも高い“ホスピタリティ”をこそサービスの核に置いています。2001年の創業以来、国内で高い評価を受けてきました。
フィールドがインバウンドとなっても変わりません。おかげさまでリピーターや紹介という形でご利用は増えているし、ときには団体のお客様をご案内するケースもあるほどです。
頭にあるだけではなく、“事業化できている”という事実
これから自分の人生がどうなっていくか、というのは、20代の私にはまだ予想も付きません(笑)。
ただ冒頭の先輩スタッフの仕事ぶりもそうだし、いち早く需要に気がつき、既にインバウンドサービスがシステム化されているという“事実”に対しても、『マダム麗奈』には大きな刺激を受けています。
前回お話したように、私もかつてスタートアップ事業としてアプリ開発に携わりましたが、世の中には“同じようなアイデアを持っている人”は多いものです。
頭にある考えを“実際に事業化し、動かす”というのはたいへんなことですよね。
接客の現場だってチャンス。キャストさんの意欲に驚き
これもさすが高級店というお話になるでしょうか。キャストさんから刺激を受ける場面も多々あります。
例えばサービス後はアンケートの記入と共に、「今回のお客様どうでした?」と振り返りの時間を設けます。そこでしばしば「めちゃくちゃ楽しかった! あのね」と、キャストさんが嬉々として報告してくださることがあるんです。
と言うのも、富裕層ということで、『マダム麗奈』のお客様には経営者やトレンドの最前線にいるという外国の方も少なくありません。
接客を通して、経済や投資の見通しであったり、新規商材やサービスのヒントを知ったりするみたいなんですね。そこでただ聞き流すのではなく、「何か活かせないか」「これはおもしろい」と、ご自身に置き換えるキャストさんがいる現実に驚きました。
「自分だって事業を起こせるかも」 そんな風に今後を見据えて目を輝かせる姿を前にすると、ついつい自分も話に引き込まれます。
どんな場でも機会を逃さずというお気持ちなんでしょう。こういう方は“働かされている”のではなく、“仕事を楽しんで”いますよね。「自分もそうありたい」と、強く思います。
各国の事業者とのパートナーシップで、需要に加速を
正直な話、訪日外国客の増加に伴って、黙っていてもお店のユーザーは増えていくと思います。
でもそれに甘えていたらおもしろくないですよね。志高いキャストさんや先輩スタッフに、怒られてしまうでしょう。
何よりここは“出した成果には給与で応える”という社風なので、じっとしていてはもったいない(笑)。新たな戦略について、同僚や上司と「ああしようこうしよう」と話し合うことは少なくありません。
具体的には、海外向けサイトや媒体の充実、SEO対策などが挙げられるでしょうか。そしてより重要なのは、“パートナーシップ”かなと感じています。
海外にもエスコートサービスという名称で、似た事業を行っているところがあるんですね。各国の事業者と連携を図れれば、より認知のスピードが上がるかなと。
商機はどこにあるかわからない。“出会い”を大切に
そう考えると、バイリンガルスタッフの必要性は、増えはしても減りはしません。いずれ現在の3人では足りなくなる。もし読者に英語や中国語を話せる方がいらっしゃれば、「ぜひ」という気持ちですね。
そんなに構えなくても大丈夫ですよ。日常会話レベルで情報は十分やりとりできます。多少なりとも留学やワーキングホリデーの経験がある方なら、大いに活躍できる仕事です。
まずはご面接にいらしてくれてもいいし、それこそビデオ通話でも構いません。少し会話させていただければ、語学のレベルは把握できます。お気軽にお問い合わせください。
「ケニーと話してみたい」でも全然いいですよ(笑)。何が商機やチャンス、良い出会いになるかわからないでしょう。先ほどのキャストさんのように、私も“機会”を大切にしていきたい……。
ここで得た最大の学びかもしれませんね。『麗奈』の皆さんには、感謝の思いでいっぱいです。
- <取材を終えて>
スタッフもキャストも常に“ビジネス”を意識し、体現してきたのが、2001年からの『マダム麗奈グループ』の歴史であり、成功の源なのだろう。
他に先駆けてインバウンド需要に着目し、事業として推進できているのも、その意味では当然なのかもしれない。
成長のダイナミズムにそれこそ刺激を受け、ケニーさんのような先見性ある人材が、これからも多く集まるに違いない。今度はどんな方のお話が聞けるのか。次の取材が、私も今から楽しみだ。
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