【カメラマン】西巻蒼大さんのインタビュー記事

2017年入社
西巻蒼大 (28歳)
カメラマン
前職:工場勤務(設計)
2023.7.23
“カメラマン専任”で、月給も今や50万円。未経験スタートでも、ここまで行ける
この記事のポイント!
- 6年前、『ウルトラグループ』には既に“プロ”カメラマンがいた
- “みんなで”つくる楽しさ。“自社スタジオ”というメリット
- “専門職”として活躍できる。“安定”の願いにも応えられる
工場で配電盤の設計。ところが二十歳でカメラと出会い……
出身は香川です。高校卒業後、初めは大手の電機メーカーに就職しました。工場での配電盤の設計が主ですね。ときどきは組み立ての作業も手伝ったり。
学校が機械科で、電気工事士の資格なんかも持っていました。なので原理や構造はわかるから、特に仕事が難しいということはなかったんです。もともと“ものづくり”も好きでしたし……。
ただ慣れてくると、工場ってやることがほぼ同じになっちゃうんですよね。いるメンバーもずっと一緒なので、日々なんとなく「つまらない」と感じてしまう。1年、2年と経つうちに、次第に「このままでいいのかな」と思うようになって。
ちょうどその頃、カメラと出会ったんですね。インスタグラムが出始めの頃で、撮影して写真をアップして、色んな人から反応をもらえるのが嬉しかったのを覚えています。どんどんハマって、「これを職業にできたら」と考えるようになったんです。
「人生は1回。やるなら今かも」
ゼロからチャレンジできるのは、若い内だけかなと。工場を辞めて上京したのが22歳の時です。カメラマンになると決めました。
6年前、『ウルトラグループ』には既に“プロ”カメラマンがいた
それでなぜこの業界に、というのは、金銭面ですよね。カメラの学校に入る余裕はなかったし、またどこかのスタジオでアシスタントからスタートしたとしても、食べていけるまでには時間が掛かるでしょう。
未経験者でも高給と考えた時に、頭に浮かんだのが“風俗”でした。中でも『ウルトラグループ』にお世話になることを決めたのは、僕が面接を受けた時、既に“プロ”のカメラマンが先輩として在職していたんです。
「この人に教われば良いんだ」
幸い経験も不問というか、むしろ独学で数年勉強していた点を買ってもらえました。「やる気、何より写真が好きなことが大事だよ」と、背中まで押してもらえて……。
それからもう6年になります。あっという間ですね(笑)。
“みんなで”つくる楽しさ。“自社スタジオ”というメリット
続けられている一番は、やはり“やりがい”ですね。
面接で先輩から言われた通り、ひとつひとつ新たなスキルを身に付け、撮影が“うまくなる”のは嬉しいものでした。またここでの仕事には、スタッフさんキャストさん含め、“みんなで”つくっていく楽しみがあったんです。
1つ例を挙げると、キャストさんになかなかご指名が付かないという時に、「宣材写真撮りなおしましょうか」となりますよね。ここで外部のスタジオだと、なかなか意思疎通も難しいと思うんです。でもありがたいことに“自社”なので、僕はこの子のことをよく知っているわけです。
デビュー時の写真だって僕の撮影だし、Webサイトや『写メ日記』も見ているから、性格やこれまでの“ウリ”も把握しています。その上で季節やそのときどきの業界のトレンドを頭に置いて、“じゃあこの子は今どうするのか”を一緒に話し合うんです。
「“キレイ”じゃなくて、“かわいい”で行ってみますか」
「あ。髪変わりましたね。せっかくだからそこを強調しましょう」
「いま他のお店は水着の子が多いから、あえて浴衣にしてみませんか?」
やれることってたくさんあって、その中で僕らカメラマンとキャストさんは、共にベストな選択を考える。結果ご指名が増えた時には、僕自身も本当に嬉しいですよ。すぐに、目に見えて数字でわかったりするので、励みにもなります。
“専門職”として活躍できる。“安定”の願いにも応えられる
“退屈がない”のも大きな魅力です。
例えばウチでは、キャストさんがアップする『写メ日記』の写真も、僕らが撮ったりするんですね。
スタジオも使うし、「ちょっと外に行ってみますか」となることもあります。その過程で、彼女達にふだんのスナップ写真の撮り方をアドバイスしたり、「こうして行きましょう」と、今後の方針を決めたり……。
要は、写真に関する部分は僕らが一手に引き受けている感じです。逆に言うと、受付とか電話応対とか送迎とか、他の業務をやらされることもありません。まさに“専門職”として、カメラマンの仕事に邁進できるんです。
給与も歩合給が付き、“やったらやっただけ”なので頑張り甲斐がありますよ。今の僕で言うと、良い時には月給50万円ぐらい。少し低い時でも44、5万円です。
僕がそうでしたから、未経験の方も当然歓迎しますけど、業界を問わず、業務委託やアルバイトという形で、実力はあるのに収入が安定していない“プロ”のカメラマンさんも少なくないでしょう。
そんな方にぜひ“こういう選択肢もある”というのは覚えておいていただきたいですね。『ウルトラグループ』は全国出店中で、事業も成長しています。その意味で「そろそろ腰を据えて働きたい」という願いにも、きっちり応えられる企業ですから。
取材後記
恐らく西巻さんの側は“映像”の仕事の重さをそれだけ強く実感しており、企業の側では、カメラマンさんはもちろん、1人ひとりのスタッフの“役割”を高く評価しているのでしょう。まさに“好循環”な職場。転職には持ってこいかもしれませんね。
プロフィール

西巻蒼大
カメラマン
(前職:工場勤務(設計))