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ジンセイの紆余曲折を経て、なぜ彼らは風俗業界で働く選択をしたのか。
風俗業界への転職を選択した彼らのジンセイ再生の秘訣に迫ります。

その他職種】まいさんのインタビュー記事

2018年入社

まい (20歳)

その他職種

前職:大学生

2020.3.16

ふと憧れた、店長の姿。現役キャストの私が、スタッフの仕事に触れてわかったこと

この記事のポイント!

  • “なんとなく”で入った風俗業界。すごく奥が深かった
  • 「やってみたらええやん」。チャレンジが否定されないお店
  • 私だからわかることがある。私にしかできない仕事がある

実は現役キャスト! スタッフさんのお仕事、サポート中

最初に謝らなきゃいけないんですけど、これってスタッフさんへのインタビューですよね? ごめんなさい。実は私、まだ現役のキャストなんですよ(笑)。今、ほんのわずかですけど、スタッフさんのお仕事も手伝わせてもらっていて……。

ゆくゆくは本格的に内勤のお仕事もしてみたいな、と思っている段階なんです。で、私みたいな立場の子とか、単純にこの業界のこと興味あるけど、よくわからないっていう方って、多いと思うんですよね。

「何かの参考にしてもらえたら」って、無理言ってインタビューに立候補しちゃったんです(笑)。

“なんとなく”で入った風俗業界。すごく奥が深かった


キャストとして働き出したのは1年前くらいですね。友人の紹介です。

その子はべつに“派手な子!”って感じではないんです。ごく普通の子だったので、誘われてびっくりしたのを覚えています。

だからこそ、「何でこの子が風俗!?」みたいな感じで、興味が沸いたんですよね。すぐ面接に行って、働き始めました。私、思い立ったら即行動に移しちゃうタイプなので(笑)。

最初はやっぱり緊張もあったんですけど、やってみると優しいお客さんも多かったですし、すぐに慣れました。何より自分なりに接客を頑張ったり工夫すると、きちんと結果として現れるのが嬉しくて。すごく奥が深いなって感じたんです。

それまでの他のバイトは、なんか途中で飽きちゃって、すぐ辞めちゃうことが多かったんですけど、ここは続いてますね(笑)。

苦しい時に手を差し伸べてくれた店長。温かさに憧れて


これって、主にこの業界に転職を考えている男性が読むんですよね?

だったらぜひ知っておいてほしいんです。たぶん男性にはわからないと思うんですけど、キャストのお仕事って、すっごい苦しい時があるんですよ。

例えば長時間待機していても、1度も呼ばれなかったり、頑張って一生懸命接客しても、リピートに繋がらなかったり……。おそらくキャストの皆さんは、誰でも経験のあることだと思います。

「ああ、私って必要とされてないんだな」って、心が苦しくなるんです。そんな時に、ここの店長が声をかけてくれたんですね。

「まいが頑張ってることは、スタッフみんながわかってる。今はちょっとだけ、お客さんに伝わってないだけなんだよ」って。

私、おいおい号泣しちゃって。認めてもらえてる、見ていてくれる人はいるんだって思えたんですよね。

私が苦しんでいる時に、手を差し伸べてくれた。ひとこと、ふたことだったんですけど、とても気持ちが楽になりました。

そうしたら、不思議ですよね。自然とまたお客様が付いてくれるようになったんです(笑)。

「やってみたらええやん」。チャレンジが否定されないお店

こういうことが何度かあって、私も店長やスタッフさんみたいに、悩んでるキャストさんの話を聞けないかなって思うようになったんです。

カウンセラーって言うとエラそうですけど、私こう見えて、大学で心理学を専攻してるんですよ(笑)。

思い切って店長に相談してみたら、あっさり「やってみたらええやん」て。「少しは心配してよ!」って思っちゃいましたけど(笑)。

でも、誰かが「やりたい!」って言ったことを否定せず、チャレンジさせてくれるのは、ウチのすごくいいところだと思います。スタッフの仕事なんて何も知らない私の意見ですら、こうして聞いてくれるんですから。

私だからわかることがある。私にしかできない仕事がある


実際に女の子と話すようになったのは、半年くらい前からですね。けっこう自信あったんですけど、初めはつまずきもありました。

例えばこんなことがあったんですよ。

出勤初日で接客も初めての子が、泣いて帰ってきたんです。お客様から何かされたとかじゃなくて、不安と緊張で押しつぶされちゃったんだと思います。

私の初出勤は勢いのままでしたけど、もし状況が違えば、自分もそうなってたかもしれない。なんとか楽になってくれたらって、頑張って話を聞いてみたんですけど、結局その子は辞めてしまったんです。

同じキャストとは言っても、人間なのでやっぱり捉え方とか、考え方は違います。個々にどう対応したらいいのかは、もうたくさん勉強して、いろんな経験をしてしかないですよね。

だから今、以前よりもっと心理学に身を入れるようになりましたし、女の子たちとも積極的に話すようになりました。

まだまだ始めたばっかりの、“ひよっこなんちゃってカウンセラー”ですけど(笑)、苦しい時に助けてくれた店長みたいに、少しはなれてるかな? なれてたらいいなって……。

強みと言えば、店長とか男性のスタッフさんにはわからない女の子の部分を、私は知っています。失敗も多いでしょうけど、「私にしかできない仕事ある!」って思っています。生意気言ってすみません(笑)。

内勤スタッフへの道か、就職か。でも、いずれにしろ……


これからの目標ですか? 正直まだわからないです(笑)。

キャスト一本でやっていた時よりも、事務所にいることが多くなったので、スタッフさんの仕事ぶりに触れる機会が多くなったんですよね。

なんとか女の子にお仕事付けようって、電話で頑張って説明している姿を見ていると、単純にちょっとカッコいいなって(笑)。

いつもくだらないことばっかり言ってるスタッフさんでもね(小声)。

だから、キャストとの二足のわらじは中途半端かな、という思いもあるんです。内勤スタッフ専任になって、ここで女の子のフォローを頑張り続けるか、普通に大学を卒業して就職するか……。

う〜ん。悩みますね!(笑) それぐらいこの仕事は楽しいですし、やりがいも感じているということなんですけど。

いずれにしても、この経験はこれからの人生できっと役に立つと思います。デリヘルは“人と人”の仕事だから、正解がないんです。だからこそ、突き詰めていかなきゃいけないんですよね。

たぶんやってみないとわからないと思います! こればっかりは! だからスタッフ転職に悩んでいる方へのアドバイスって、どうしても「一度経験してみてください!」ってなっちゃうんですよね。

きっと、「おもしろいなあ」って思うはずですから!!

すみません。スタッフじゃないのに(笑)。

取材後記

新海 亨

執筆者

新海 亨

現役スタッフさんではない方の取材はおそらくVOICE史上初だと思います。正直最初は困ったのですが……(笑)。お手伝いは始めているということですし、最終的にはまいさんの熱意に打たれた形です。学生でキャストでという働き方があったからこそ、他のスタッフさんとはまた違った視点が持てたのだと思います。「個々でみんな、思いはバラバラなんだから」。20歳で立ったこの境地。まいさんはきっとどの世界に進んでも、ご活躍されることでしょう。

プロフィール

まい

その他職種

(前職:大学生)