もうバテバテ…風俗スタッフは夏バテしやすいって本当?対処方法を解説!
風俗店で働くスタッフの皆さん、夏バテしていませんか? 意外に思われるかもしれませんが、風俗店勤務は夏バテしやすい仕事なんです。まだまだ暑さは続きます。そして夏は風俗業界にとって繁忙期です。この夏を乗り切るための、夏バテ対策をご紹介します。是非チェックしてくださいね。
この記事の執筆者
小野田みこ
18歳で風俗キャストデビュー。風俗業界歴10年目、全ての風俗業種でキャストを経験。努力で指名を取り、社会の厳しさとお金のありがたみを感じる。TOEIC800点、海外旅行好き。3年前風俗ライターになり、風俗で働く方に役立つコラムを執筆中です。
目次
そういえば、風俗店スタッフって夏バテしやすくない?
夏もお盆の頃に差し掛かると、げっそりした顔で出勤してくる店舗スタッフは割と多いです。意外かもしれませんが、風俗店スタッフは、体力自慢の男子は多くありません。
なんとなく「学生時代はやんちゃだった人が多そう」「体育会系なイメージ」「前職は建築関係など肉体労働だった人も多そう」と思われがちな風俗業界ですが、現役アスリート系男子は少ないです。
それどころか、アニメ好き、ゲーム好き、スポーツに縁がない、酒好きだけどワイワイは苦手など、どちらかというと陰キャも多いのが風俗業界です。
元やんちゃ系の人でも、ゴリゴリ体育会系は建設業界、不動産や飲食業界、あと今話題のビックリさせるモーターのような会社に勤務している割合が高いように思います。
夏バテしやすい理由
でも風俗の店舗スタッフって、クーラーの効いた店内または事務所内の勤務だし、デリヘルタイプやホテヘルタイプのお店だと、掃除やリネン運びもないし、事務仕事とせいぜい軽作業。夏バテしやすい要因なんてないのでは?
こう思っている人もいることでしょう。風俗スタッフが夏バテしやすいのにはちゃんと理由があるのです。
- 昼夜逆転。不規則生活。
- お酒好きも多い。眠いのを我慢した夜勤明け、今度は疲れているのに神経が高ぶって眠れなく、お酒を飲むことで眠りにつく癖がついている人も。
- 体を鍛えていない人が多い。一部、筋トレマッチョ勢がいますが、本当に一部です。
- 独身や単身者の場合、コンビニ飯、缶詰、冷凍食品ばかりという人も。
- 汗をかかない。暑い中、汗をかくとグッタリする反面、毎日まったく汗をかくことがないのも、体力が衰える原因です。
- ずっとクーラーの部屋にいる。寝るときくらいクーラーを消そうと思うけれど、熱帯夜や昼間の気温にクーラーなしは不眠の原因に。
- デリヘルはほぼ座ったまま。トイレと、宅配できた備品を所定の位置に運ぶのと、閉店後の簡単な掃除くらいしか立ちません。エコノミー症候群になりそう。ちょっと運動でもしようかな、ちょっとタバコ休憩をと考えるたびに、なぜか電話が鳴るのも不思議な法則。
夏バテの症状
夏バテになってしまうと、どのような症状が起こるのでしょうか。自分では夏バテの自覚がなかった人も、当てはまっているようなら、夏バテしかかっているのかもしれません。
夏バテの初期症状
- 全身のだるさや疲労感
- 食欲不振
- 下痢、便秘
- 睡眠不足
- 頭痛、めまい、立ち眩み
だるさや疲労
最も代表的な夏バテの症状は、全身のだるさや疲労感です。なんとなくずっと疲れている、だるい、寝ても疲れが取り切れない、こういった症状が続きます。
この時期に「なんでこんなにいつも疲れているんだろう?」と感じたら黄信号。気合が足りないだの、やる気を出せだの、昭和的な考えを持つ前に、食欲不振や睡眠不足など他の症状がないかと合わせ、夏バテを疑ってみましょう。
食欲不振
食欲不振も夏バテの代表的な症状です。体調が良ければ、暑くても、さっぱりしたものが食べたい、ピリ辛なものが食べたいといった「欲」はあっても食欲がなくなるということはありません。ところが「何も食べたくない」「食べるものを見るのも嫌」といった状態になっているのなら、自律神経の不調を示す危険信号です。
冷たい麺類しか食べたくないとか、アイスや冷たい飲み物ばかり口にするとか、夏にありがちな偏食は、必要なビタミン、タンパク質などの栄養素が摂れず、だるさや疲労感を悪化させ、胃腸を弱らせます。
下痢、便秘
自律神経の働きが乱れ、胃腸が弱っているところに、冷たいものをたくさん摂ると、お腹は冷えますます胃腸の働きが低下します。そうなると下痢を起こし、脱水症状につながります。負のスパイラル。自律神経の乱れや食欲不振によって、反対に便秘になる人もいます。
睡眠不足
日中の暑さによる自律神経の乱れに加え、熱帯夜の寝苦しさ。寝つきが悪くなり、疲れているのに何時間も眠れなかったり、寝ても眠りが浅く何度も目がさめたりすることで、睡眠不足が起こることもあります。睡眠不足になると昼間の疲れから回復できないため、疲労が蓄積されていきます。
頭痛、めまい、立ち眩み
夏バテがひどくなってくると、頭痛、めまい、立ち眩みが起こるようになります。ここまでくると、熱中症も疑われます。頭痛の原因は脱水症状で、めまいや立ち眩みは、多量の発汗などで脳への血流が一時的に減少することが原因です。
病院へ行って!夏バテの危険症状
上記のどの症状も、安静にしても続いたり悪化したりするようなら病院へ行く必要があります。しかし特に見過ごされがちなのが「夏風邪」です。
夏風邪は風邪なんだから、夏バテとは関係ない。そう思っていませんか。夏バテの疲労や免疫力を著しく低下させるので、夏風邪は概ね、風邪と夏バテのコンボなことが多いのです。
「夏風邪は普段の風邪に比べてつらい(疲労感が強い)」と聞いたことはありませんか。夏バテもしてるんです。夏バテに風邪。キツイのは当然です。夏バテの症状に思い当たることがあり、さらに夏風邪をひいた場合は、長引かせないためにも、速やかに病院へ行ったほうが賢明かもしれません。
夏バテと熱中症の違い
夏バテと熱中症には似た症状が多いです。どちらも夏の暑さにやられて起こることなので、見分けが難しいかもしれません。夏バテと熱中症の違いをまとめてみました。
- 主な原因:夏バテは自律神経の乱れによって起こります。熱中症は発汗や体温上昇などによる脱水症状によって起こります。
- 症状の出方:夏バテは徐々に悪化しますが、熱中症は一気に悪化し死に至ることもあるので要注意。
- 予防策:夏バテ対策には睡眠と栄養補給が大切です。熱中症は、水分補給と、上がった体温を下げるため体を冷やす必要があります。
たかが夏バテ、されど夏バテ。夏を暑いだけのただつらい季節にしないためにも、夏バテ対策は非常に重要です。
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夏バテ対策法
夏バテを防ぐ、または症状が軽いうちに対策する方法を紹介します。まず夏バテ対策のポイントは次の3つです。
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栄養
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睡眠
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自律神経
この3つが鍵を握ることを理解しておきましょう。効果が高い具体的な対策は、次のとおりです。
ビタミンB1をはじめとした栄養価が高い食事を摂る
食欲がないときこそ、量より質。積極的に摂りたい食品はこちらになります。
- 疲労回復に効果があり、タンパク質やビタミンが多い食べ物:玄米、豚肉、ウナギ、豆類、ねぎ、山芋
- 糖質をエネルギーに変え、疲労回復に役立つビタミンB1が含まれる食品:豚肉、ウナギ、レバー、子持ちカレイ、紅サケ、玄米、豆腐、さつまいも、そば
- イミダゾールペプチドが含まれる食べ物:鶏肉、カツオ、マグロ
- クエン酸が含まれる食べ物:みかん、キウイ、梅干し
- L-カルニチンが含まれる食べ物:牛肉、豚肉、ラム肉
- ビタミンC レモン、グレープフルーツ、イチゴ
- アスタキサンチン サケ、いくら、エビ、カニ
適温と適度な運動が睡眠の鍵
良質な睡眠が夏バテ対策になることは疑問の余地がありません。でも誰だって寝れるものならグッスリ寝たいはず。睡眠時間を確保しても、上手く眠れないのが悩みです。
真夏の睡眠のポイントはやはり室温です。エアコンやサーキュレーターなどを上手に使うのはもちろん、気になる電気代を少しでも押さえるためには冷却シーツや冷却シートなどで工夫するのもおすすめです。
また適度な運動をすることで、体温調節機能が整い、程良い肉体的疲労でよく眠れます。朝の涼しいうちにウォーキングなどをしたり、冷房の効いている室内で軽い運動をするようにしましょう。
男性も冷房対策は必要
風俗店の場合、暑い外から帰ってくる女性キャストや、汗臭くなると困る女性キャストのため、一般的なオフィスや公共施設より低めにエアコンが設定されていると思います。男性は暑がりな人が多いので、むしろキンキンに冷やしてほしい、冷房大歓迎という意見が少なくありません。
しかし1日中、外気温と大きな差がある室内にいると、自律神経の調子が悪くなりがちです。冷房の風が直接当たらないようにする、1枚上着を羽織るなど工夫しましょう。
エアコンで身体を冷やしすぎたり、冷たい飲み物や食べ物で、身体を内側から冷やすことも、夏バテの原因になります。気を付けてくださいね。
入浴やツボ押しなどで体をいたわる
暑い季節はシャワーですませがちです。ですがたまには、ぬるい湯舟に浸かって、リラックスしてみましょう。ぬるめの湯舟に浸かるだけで自律神経が整うと言われています。
またたまには自分へのご褒美として、マッサージに行ってみるのも良いと思いますし、自分でツボを押すのもおすすめです。足の裏の人差し指と中指の骨にあるくぼみ(湧泉)は、自律神経を整え、疲れを取るツボとして知られています。
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まとめ
今回は夏バテに苦しむ風俗スタッフのために、夏バテ対策方法をお送りしました。夏バテは自律神経の乱れから始まり、蓄積された疲労、内臓の不調などによって全方向の体調不良を生じます。屋内軽作業の風俗スタッフは夏バテしにくそうに思われますが、実は不規則な生活などによって夏バテしやすいのです。この記事を参考に、この夏を乗り越えましょう!