風俗業界の新型コロナウイルスの影響と感染予防対策
今回は「風俗業界における新型コロナウイルスの影響と感染予防対策」についての特集です。
日本中で猛威を振るう新型コロナウイルス。突如現れた流行り病に対する不安から、風俗業界のみならず世間の消費行動に大きな影響が出ています。経済の動向が大きく揺れ動く渦中、全国の風俗店が実施している新型コロナウイルス感染症の予防対策についてご紹介します。
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目次
風俗業界へのコロナウイルスの影響
風俗業界の男性求人サイトFENIX JOB(フェニックスジョブ)編集部では、全国の風俗店で働くスタッフの方々に、転職にまつわるインタビュー取材しています。これまでに行った店舗運営スタッフの方への取材件数は300を超えました。
そんなインタビュー取材の際に、風俗店の方に経営状況についてのお話を聞く機会があります。多くの風俗店では「新型コロナの影響で、風俗に遊びに来るお客さんが減っている」とおっしゃっています。
もちろん、コロナウイルスの影響が少ない店舗もありますが、中には前年同月比で「売上が2割~3割ほど減少」しているというお店も。一部では閉店となってしまった店舗もあります。現在、コロナウイルスの影響を受けている多くの産業と同様に、性風俗業界においても少なからずその影響を受けていると言えます。
なぜ風俗に行かないのか
新型コロナウイルス流行によって減少傾向のある風俗の利用客。お客さんは以下の理由から、風俗に行かない傾向があります。
- 自分が新型コロナウイルスに感染したくないから
- 自分の周囲にコロナウイルスを2次感染させて迷惑をかけたくない
- 新型コロナ感染によって、感染経路(風俗通い)がバレることが心配
- 不要不急な外出の自粛要請
自分が新型コロナウイルスに感染したくないから
第一の理由が、自分が新型コロナウイルスに感染したくないからという理由が挙げられます。自身が感染した場合のリスクには以下があります。自身への「身体的な負担」。それに伴う「実生活の影響」です。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が発症すると、以下の症状が現れると言われています。
・37.5度以上の発熱
・強いだるさ、倦怠感
・息苦しさ、呼吸困難
(参考サイト)
厚生労働省 – 新型コロナウイルスに関するQ&A
免疫力の強い若者世代であれば、その症状も回復しやすい傾向があるそうです。一方で、もともと持病を持っている方や、免疫力の低下しやすい高齢者の方の場合、重症化するケースもあります。
誰でも病気になって辛い思いはしたくありませんから、感染しないように心がけるのは当然ですね。また、病気になった場合は仕事や学校も一定期間は休まなくてはなりません。コロナウイルスの感染者は、約2週間ほど隔離病棟への入院や自宅待機となるケースがあるので、実生活の影響は大きいですね。
周囲へのコロナ2次感染の配慮
自分がコロナウイルスに感染すると、周囲にも感染が広がります。一緒に暮らしている「家族」はもちろん、「恋人」や「友人」、場合によっては「職場の同僚」にも感染が広がることも。自分が病気になるだけなら自業自得と割り切れますが、周囲に迷惑をかけてしまうとなるとまた話は変わります。政府によって”咳エチケット”が啓蒙されるなど、他人への配慮した行動が求められています。
そうした『自分が所属しているコミュニティや組織の配慮』から、感染リスクのある行動を自粛する傾向があるようです。
感染経路(風俗通い)がバレることが心配
新型コロナウイルス感染者についての報道が連日続いています。感染拡大を抑制するため、コロナ感染者の「感染経路の調査」を徹底し、感染が疑われるクラスター(集団)に対してPCR検査を実施しています。
「コロナ感染経路の調査で、風俗に行ったことがバレるのではないか」
検査機関や保健所に”風俗の利用”を知られるだけなら大したことないですが、周囲に知られると少し恥ずかしいと考える人もいます。
もし恋人や奥さんが居るとなると、風俗のことはバレたくないものです。性風俗だけでなく、キャバクラ・セクキャバ通いなども、恋人や結婚相手には知られたくないですね。
万が一ですが、マス・メディア(テレビや新聞)で「風俗でコロナに感染」なんて報道された際には、職業によっては、社会的な立場が危ぶまれるという事態になることも。そのようなことを想像して、風俗に行くのを躊躇う人もいます。
(参考情報)
新宿区では、区内の感染者のうち、4分の1程度が夜間の営業に関わる業務に従事している人であると公表しました。*(3月31日時点)
これらの感染者は、同居人以外の濃厚接触者の確認が難しいことが懸念されています。
出典:新宿区 公式サイト
キャバクラ、クラブでの感染について
東京都知事の小池百合子さんは3月30日に緊急会見を行いました。そこでは「酒場、バー、ナイトクラブ」など接待を伴う飲食店での感染が疑われる人が多数いると発表したのです。その数は、東京都の感染経路不明な患者の3割とも言われています。
また、感染者の感染経路を調べる際に、「保健所の疫学的調査に協力してくれない患者が一定数いる」とも報じられています。自分の行動を公にしたくないという理由から感染経路不明となっている感染者もいるようです。そのため、”実際には接待飲食で感染したとみられる人はもっと多い“という見解があります。
いずれにせよ、密室で多数の人達が会話をする酒場などは集団感染を引き起こす可能性があります。このような一連の報道から、「今はやめておくか」と感染拡大を避けるために夜の遊びを見送るユーザーも多い状況です。
出展
小池知事 記者会見:「知事の部屋」(令和2年3月30日)
不要不急の外出の自粛要請
現在は、政府や各都道府県から不要不急の外出を自粛する要請が出ています。そのような緊急事態であるため、風俗に限らず、多くの人々が他人への不要な接触を避けようとする傾向があります。
3月末、東京都の週末の来訪者は4割減少
ヤフー・データソリューション調査結果
ヤフー・データソリューション(ソフトバンク傘下のAgoop含む)の調査結果では、3月28日~29日に埼玉県、千葉県、神奈川県から東京都への来訪した人数が、2月1日~2日と比較して4割減少していると発表しました。
東京都には国内最多の風俗店があり、魅力的なお店が揃っていますが、”気軽に都内の風俗に遊びに行こう”という状況ではありません。風俗の利用も、特にライトな風俗ユーザーにおいて自粛する傾向が続いています。
風俗店の新型コロナウイルス感染予防策
全国の性風俗店では、新型コロナウイルスの感染予防策を実施しています。本章では、各店の対策をご紹介します。
- 手洗い・うがい・消毒の徹底
- スタッフにマスク配布・着用
- 手指用アルコール消毒液の設置
- 体調のすぐれないキャスト(風俗嬢さん)への出勤制限・医療診察
- 「お店/休憩所/車内/施設内」の清掃・除菌・消毒を徹底
- 外国人利用客のお断り
- 体温計の携帯し、プレイ前にお互いの体温を計測する
(参考)
コロナウイルス対策済みの風俗店一覧
お客さんと至近距離で接するお仕事だからこそ、「手洗い・うがい・消毒」を徹底しています。各所に「アルコール除菌スプレー」を設置し、気になる時にいつでも除菌します。また、目に見えないウイルスの飛沫感染を防ぐために推奨されている「マスクを配布」してくれるので、従業員スタッフは皆マスク着用済みです。
また、女の子が発熱をしていないか「女の子の検温」を常時実施しています。実際に、プレイ前にお客さんの目の前で体温計で調べてくれるお店も増えているのだとか。さらに、一部の風俗店では「お客さんの検温」も実施しており、37度以上の発熱がある客さんとの濃厚接触を事前に回避しているのです。
女の子の体温が何度かその場で分かれば、お客さんも安心して遊ぶことができますね。
上記のようなコロナ対策を徹底しているお店こそ、お客さんもキャスト(風俗嬢さん)もスタッフも安心です。金額だけでお店を選ぶのではなく、事前にコロナ対策内容をWEBサイトで確認したいですね。
少人数のサービス、洗体とイソジンを徹底する文化
デリヘル(デリバリーヘルス)などの性風俗サービスは、基本的に2人だけで行われます。お客さんと女の子の1対1ですね。そういった意味で、感染拡大の原因とされている「クラスター感染の可能性が低い」ところが安心できる要素のひとつです。
そのため、集団が密室空間に集まる”ライブハウス”や”スポーツジム”などより、よほどリスクは低いと言えますね。
さらに、ヘルスサービスでは基本的に、プレイ前に一緒にお風呂場に入ってシャワーでお互いの身体を洗います。手洗いはもちろん、局部を中心に全身を洗体してくれますし、イソジンで喉のうがいも徹底されているのです。
性感染症の対策が進んでいる風俗サービスだからこそ、常に徹底した感染症対策がなされているというわけですね。
特にソープランド(浴場サービス)では、常にお互いの身体を洗っており、部屋には2人だけ、十分な換気がしてあり、湯気が立ち込めているので乾燥防止しているなど、コロナウイルスの予防対策となる要素がいくつかあります。
余談ですが、お笑い芸人のケンドーコバヤシさんは、「ソープランドこそ一番安全だ」とも語っています。
ありがとうケンコバ! 頑張れケンコバ!#フレフレ風俗 https://t.co/zb1bx3nDhu
— 新海@FENIXJOB編集部 (@fz_sinkai) March 19, 2020
もちろん、密室空間での集団イベントと比べて感染リスクが低いという意味であり、必ずしも安全というわけではありません。遊びに行く風俗店は「新型コロナウイルス対策済み」の店舗を選んだ方が良いことは間違いありません。
コロナ感染対策情報
内閣官房や厚生労働省による新型コロナウイルス感染予防についてご紹介します。
3つの「密」を避けて外出 ~ クラスター(集団)感染対策
クラスター(集団)感染の予防のためには、回避するべき3つの条件があります。
- 換気の悪い「密閉空間」
- 多数の人が集まる「密集空間」
- 近くで会話や発生をする「密接場面」
上記の3つの条件が重なるとコロナウイルスのクラスター(集団)感染のリスクが高まります。3つの条件が重なる場所への外出はなるべく控えましょう。
手洗いと咳エチケット
コロナウイルスの主な感染対策は下記の2つです。
- 手洗い
- マスク着用などの咳エチケット
咳エチケットについて
咳やクシャミを飛沫をまき散らさないようにするための「マスク着用」をして周囲へ配慮する咳エチケットが推奨されています。マスクが不足しているため買えない人は人は、「ハンカチ」や「洋服」の袖で口と鼻を覆ってから覆いましょう。
手洗いについて
最適な手洗いの方法は、私たちが考えているよりも、入念に時間をかけて洗う必要があるんです。手に泡をつけてサッと数秒だけ。そんな手洗いをしていませんか? 心当たりのある人は要注意です。WHOによる「正しい手洗いの動画」が投稿されていますので、この機会に是非チェックしてみてくださいね♪
WHO 正しい手洗い動画
まとめ
風俗業界の新型コロナウイルス予防対策についてご紹介しました。性風俗サービスは基本2人だけで行われるので、クラスター(集団)感染のリスクが低いところが特徴です。プレイ前にはシャワーでの洗体、イソジンうがいによる消毒が徹底されています。
風俗業界は性病の対策が必須であるため、「性感染症に対する対策を徹底している業界」です。感染症自体の予防対策も進んでいるわけですね。
コロナ対策・割引キャンペーン
コロナで少なくなったお客さんの集客対策として、大幅な値引きを実施している風俗店さんも多いです。出張料金の無料や、基本料金の割引などですね。また、他のお客さんの入りが少なくなれば、いつもは予約指名で待たされる人気の女の子と遊べる可能性も高くなります。
このほか、性感染症(性病)という観点から述べると、お客さんが少なくなって女の子の接客数が少なくなっているということは、平時よりも性感染症が蔓延する可能性も低くなっているとも言えますね。
しかしながら、経済に大きな打撃を与えうるコロナウイルスの蔓延を抑制し、”オーバーシュート(爆発的感染増加)”やそれに伴う”ロックダウン(都市閉鎖)”や医療崩壊などの緊急事態の可能性を少しでも下げる必要もあります。そういった意味でも、風俗店を利用する際には、なるべく「新型コロナウイルス対策」をしている店舗の利用をお勧めします。
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風俗業界で働くみなさま
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汚い文字で大変恐縮ですが、手書きの決意表明を添付します!
順次、業界が元気になれるような施策を実行します?#フレフレ風俗 #風俗求人みっけ pic.twitter.com/Tl3nl2B4Qp
— さいとう@みっけ/FENIX JOB (@mikke_story) March 13, 2020
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みなさま是非とも「コロナに負けるなプロジェクト」を楽しみにしていてくださいね。
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■新型コロナウイルス対策の最新情報について
新型コロナウイルスに関する政府からの最新情報は、下記の内閣官房や厚生労働省の特設ページをご参照ください。
⇒ 内閣官房「新型コロナウイルス感染症対策」
⇒ 厚生労働省「新型コロナウイルス感染症について」