【総合職(店長・幹部候補)】村井航さんのインタビュー記事
2017年入社
村井航 (22歳)
総合職(店長・幹部候補)
前職:自衛官
2019.9.13
去ったのは、不真面目な人ばかり。“普通に”やれば、20代前半でも上に立てる
この記事のポイント!
- 熟女店に、こんなにも需要が。20歳の自分には驚きだった
- 半年で横浜店の立ち上げを任される。“コツコツ”を信じた日々
- 女性とのコミュニケーションは、それぞれの“キャラ”で解決
ニートだった自分。「これではいけない」と、19歳で自衛隊に
高校を中退してから、19歳で自衛官になるまで、僕はずっとニートでした。
小さい頃は野球をやっていて、けっこう本気でプロを目指していたんです。高校も甲子園の常連校に入って、スタメンにもなって、そこまでは良かったんですよね。
ところが24時間野球漬け。すべてを費やしている中で、周りの同年代が普通に遊んでいるのが見える。その姿がすごく羨ましく思えちゃったんですよ。同時に野球に対する情熱もどんどん冷めていって、学校も辞めるしかなくなって……。
そんな中で、最初にも言いましたけど、「そろそろ真面目に仕事しよう」と、自衛隊を受けたんですね。他の選択肢も考えられたんですが、一番“カタい”というか、ちゃんとしているっていうイメージが僕にはあって、入隊を決めたんです。
ただ、お金が良くなかったですね。手取りで19万円くらいで、そこにボーナスが乗っても、今と比べれば全然。1年で辞めちゃいました。
そこで「次の仕事どうしよう?」と考えた時に、「風俗って給料良さそうだよな。やってみようかな」って。それぐらいのノリで、この業界に来たんです。
熟女店に、こんなにも需要が。20歳の自分には驚きだった
当時は奈良県にいたんですが、デリバリーヘルス自体が盛り上がっていない感じで、お店自体が少なかったですね。なので「京都を見てみよう」と。探す中で『カサブランカグループ』とのご縁を頂き、京都店に配属されました。
入ってから、色々と驚きました。まず、反社会勢力がやっていない。コワいお兄さんなんかいない(笑)。
その頃は僕も何も知らなくて、勝手にコワいイメージを持っていたんですね。入ってみたらめっちゃ普通の会社で……。
あと、コンセプトにも驚きました。
「五十路マダム? うそやろ?」
最初はそう思っていたんです。20歳の自分は何も知らなかったんで、風俗って若くて綺麗でエッチがうまい人が来るところだと、思い込んでいたんですよ(笑)。
衝撃でしたし、しかもすごく忙しかったんで、その需要の多さにもびっくりしました。
半年で横浜店の立ち上げを任される。“コツコツ”を信じた日々
京都店で半年働いて、そのときは何も役職に付いていなかったんですけど、「横浜に新しくお店を出すから、店長やってくれ」って、突然言われたんですよ。
嬉しかったですね。僕の頑張りを、上が認めてくださって……。
ウチは全国にグループ店があるんですけど、ここは首都圏進出に向けての旗艦店という位置づけなので、そこを立ち上げさせてもらったということに、責任も感じました。
関東は風俗店の数が多いでしょう? その分ターゲットのお客様を掴みにくくて、軌道に乗るまでには時間が掛かりましたよ。
特に戦略はなかったんです。とにかく毎日コツコツ課題をクリアしていくだけ。
「全然稼げないじゃない!」
最初の頃は、よく在籍の女性にも怒られました。もうずっと謝るだけです。「ごめんない! 何とかまた、明日も来てください。よろしくお願いします」って。
戦略がないとは言っても、何となく仕事をしていたわけではないんです。ウチにはノウハウもありますから。
逆に言うと、飛躍的に売上を上げる方法なんてないんですよ。とにかく地道に、辛抱強くがいちばん大事なんです。だから女性にも、そこを強調しました。
関西と関東で、女性の好みってそんなに変わりますか? 関東の女性は性格が悪いですか?
そんなはずはないですよね。僕らは関西で成功しています。同じことを続ければ、必ず女性にも満足いく結果を示せるし、事実そうなってきています。
女性とのコミュニケーションは、それぞれの“キャラ”で解決
辞めたいとか、ツラいと思ったこと? 僕は一度もないんです。
僕、自衛官を経験しているから、何をやっても“ラク”だと感じちゃうんですよ(笑)。自衛官の時は体使って24時間労働だったんで、それに比べると、「こんなにラクしてこんなに稼げるのか」って感じてしまう。
ただ、悩んだことはありますね。女性とのコミュニケーションとか。やっぱり女性の中には、遅刻が続く方もいたりします。でもそれをまさか自衛隊式に叱るわけにはいきません(笑)。彼女たちに「出勤したいな」って、思っていただくのが大切なんです。
女性のおかげでお給料が入ってくるわけなんで、遅刻をたしなめつつ、モチベーションも上げつつ、ケアをしていく……。僕の場合は、20代前半という年齢を武器にして、常に下からお願いするようにしています。年の離れた彼女たちに、甘えキャラで可愛がっていただいて(笑)。
これって、人それぞれで良いと思うんです。マジメな人はマジメを売りに、おもしろい人はおもしろさを武器に、気遣い上手の方は細やかな気遣いで、彼女たちの信頼を勝ち得て行けば良いのかなと。
最後はやっぱり正解はないんで、コツコツと。それしかないと思っています。
普通にやれば普通に稼げる。しかも、上にだって行けてしまう
今まで年上の女性ばかりが相手だったので、若い女の子のお店も経験してみたいですね。広島にはあるんですけど、首都圏でもブランドを出せるなら、ぜひやりたいです。
目下の目標は1か月で売上2千万円。達成には、出勤人数をもう一踏ん張りですね。店長としての課題です。
まあでも、この業界で稼ぐのは難しくはないですよ。
「普通にやっていけば普通にもらえる」
僕はつくづくそれを感じています。入ってすぐ飛んじゃう人も見ましたけど、そういう人たちって、初日の仕事から「あ、テキトーだな」と思うことが多かったですよ。何事にもなあなあでした。
逆に真面目でやる気さえあれば、稼げます。上に行けます。ゼッタイって付けたいぐらいです(笑)。
僕も未経験者で、“普通に”やっていただけですから。それが認められて、今この立場にいるんです。“しっかり仕事をこなす”。ただそれだけで頭一つ上に出てられて、稼げる……。
こんな良い仕事、僕は他に想像できないです。
(インタビュー:徳山央樹)
取材後記
プロフィール
村井航
総合職(店長・幹部候補)
(前職:自衛官)