【総合職(店長・幹部候補)】長瀬裕也さんのインタビュー記事
2006年入社
長瀬裕也 (43歳)
総合職(店長・幹部候補)
前職:建築士 ⇒ 俳優
2021.7.9
軽い気持ちの入社で、早15年。自分の成長=収入増。ここには努力できる理由がある
この記事のポイント!
- 多様な業務が新鮮。スタートアップのおもしろさもあった
- 本気なら、わかってくれる。キャスト在籍数150人超の秘密
- 出店が続くのは、みんなの給料を上げたいから。方法論もある
建築士⇒俳優。業界入りは「やってみようかな」ぐらいの気持ち
小さい頃から、ものづくりへの憧れみたいなものがあって。専門学校を出て、設計事務所で働き始めました。20歳の頃ですね。
ところが2年勤めて二級建築士の資格まで取っちゃった時に、何か達成感と言うか、「もう良いかな?」と思ってしまって。資格は後々にだって活きるし、「今一番やりたいことをやろう」という気になりました。芸能プロダクションに所属して、俳優を始めたんです。
ただ想像がつく方もいるでしょうけど、俳優って食えません(笑)。なのでオーディションを受けたり、お仕事にお呼びが掛かるのを待ちつつ、アルバイトもしたんですね。ポスティング、コンビニ、バーテン、色んな職を経験しました。
いよいよ「俳優は難しそうだな」ときっぱり辞めたのが……、23、4歳ぐらいの時です。当時は知人とカフェバーを経営したりもしていました。
で、そこのお客様で、僕を熱心にこの業界に誘ってくれる方がいたんです。後から聞くと、どうも接客だけではなくて「人を動かすのがうまい奴だ」と思ってくれたみたいで。店の女の子とのやりとりなんかを見ていたんでしょうね。
そう(笑)、それが『ルーディーグループ』の社長だったんです。ある時ふとそれを思い出して、電話を掛けたのが入社のきっかけ。だから最初は本当に、「やってみようかな」ぐらいの、軽い気持ちでした。
多様な業務が新鮮。スタートアップのおもしろさもあった
そのわりに15年? 確かに(笑)。ただ僕は軽い気持ちではあっても、いい加減なノリで入社を決めたわけではないんですよ。これは設計事務所にいた時からそうですけど、“仕事である以上真摯に向き合う”というのは、当然のことだと思っていました。それで食べているわけですからね。
もうほんとにイチからですよ。清掃、備品の管理から始まって、電話応対、2006年なので、もうWebサイトの更新なんかもありました。フロントで受付をして、営業終了後には車で女の子を自宅近くまで送って。
「おお! 意外と色んなことがある!」
ルーティンの業務だけだと飽きちゃうじゃないですか。この仕事は業務の幅が広くて、そこもすごく新鮮でした。次第に女の子のシフト管理やマネジメント、面接にも携るようになって……。
バーテンの時もカフェバーを経営していた時も、お客様や従業員に女の子はいましたからね。この辺りで苦労した記憶もあまりありません。今振り返っても、すごく充実した日々だったなと。
たぶん『ルーディー』自体がまだ立ち上がって間もなかったですから、スタートアップ事業のような楽しさもあったんですね。
「これさ、長瀬君どう思う?」
入ったばかりでも、こんな風に意見を求められるのも嬉しくて。恵まれた環境だったなと思うし、この“ベンチャー気質”は、これからも引き継いでいきたいですよね。
“訳あり”の女の子は少ない。昔と同じアドバイスは、通じない
この15年で一番大きく変わったのは、女の子の働く理由ですね。
“訳あり”みたいな子は少ないです。そして暗いイメージも小さくなった分、業界入りへの抵抗が減って、入店する女の子は増えたと思います。でもその中には、仕事をいい加減に考えてしまう子もいるんですね。
借金があるわけじゃないので、そういう子に対して、昔みたいに目標額の話ばかりしても通じません。それに例えば当欠(当日欠勤)があった時に、「お店が迷惑する」なんて言っても絶対ダメですよ。女の子には関係ないですから(笑)、辞めちゃうだけです。
ならもう人数確保に努めて、「当欠ありだよー」とするのか? これも違います。まず僕らが“相手に何が良いのか”を考えてみるんです。
本気なら、わかってくれる。キャスト在籍数150人超の秘密
「そんな風に当欠が続いたら、その内誰からも指名されなくなるよ」
「この先社会で働いた時に、その態度が染みついちゃうと、自分のためにならない。習慣てコワいよ」
まず僕は、ここに来た以上これは“仕事”なんだという話をきちんとします。そして働くのは18歳~20代前半の子ですから、こちらは“大人”としてアドバイスするんですね。
「今の子は聞かない」という風に考える方もいるでしょうけど、どうなのかな……僕はむしろ、ほとんどの女の子が聞いてくれるという感じを受けます。
きっとそれは、僕が本気で心配しているからでしょうね(笑)。親子ぐらい歳が離れているわけだし、そりゃお店を卒業した後、先々も幸せになってほしいと思ってますから。
確かに違う世代を理解するのは難しいですけど、でも結局人同士なんだからわかり合えるというのもまた、本当だと思うんです。現に例えばこのお店『ファインモーション』だけで150人超の女の子が在籍しています。「口うるさいオヤジだな」と思いつつ(笑)、みんなわかってくれてるんですよ。
実際ここは大人気店ですからね。そこには彼女達の“仕事に対する意識”が、深く関わっているはずです。
出店が続くのは、みんなの給料を上げたいから。方法論もある
この意味で言えば、やはり“人好き”な方はスタッフに向いているでしょうね。その上でウチは、“成果”にはきっちり報いて行く環境なので、頑張り甲斐もすごくあると思いますよ。
試用期間が終われば月給30万円でスタート。副店長になれば40万円、店長になれば50万円という形で昇給していきます。僕も2年で店長になったんだったかな?
そしてこれは基本給の部分ですからね。ここに役職関係なく利益次第で、大入手当と売上達成金が付いてきます。『ルーディ』はすごくチームワークが良いですけど、それは何もみんながお人好しということではなくて(笑)、お店が繁盛すれば、1人ひとりに還元されるからですよ。自然と結束します。
あと、これは創業期からの方針として“出店は続けていく”というのがあるんですね。じゃないと新人の給与が上がらないじゃないですか。もちろん本人が望めばですけど、入ってくる方にはいずれ店長だ統括だというポストに就いて、高い収入を得てほしいという思いがあるんです。
大丈夫。方法論はもうしっかりあります。僕も聞かれれば何でも教えます。これは入社以来感じていることですが、この仕事は自分が成長した分だけ、収入として返ってくるんですね。コツコツと努力を積み重ねられる方なら、年収1,000万円超えも、全く夢ではないですよ。
取材後記
プロフィール
長瀬裕也
総合職(店長・幹部候補)
(前職:建築士 ⇒ 俳優)