速攻で効く! 風俗専門コンサルが教える夏のボーナスシーズン対策 集客編 #2

2017年08月03日

by大崎 柳也大崎 柳也風俗コンサルタント

「デリヘル呼んじゃおう♪」というお客様を総取りせよ!

前回の記事では、ボーナスシーズンに速攻で効く集客施策として、電話営業の有効性について書きました。

もう一つ、ボーナスシーズンの集客施策に欠かせないのが、“紹介”です!

ボーナスシーズンこそ、紹介を促すべきなのです。財布の紐がゆるくなるこの時期は、なにかと会食や消費の機会が増えます。そんなタイミングだからこそ、普段利用しないような男性を紹介してもらうチャンスなのです。

男性なら誰もが日頃から経験していると思いますが、男同士が集まればたいていスケベな話しはつきものですよね(笑)そんな時に、「じゃあデリヘル呼んじゃおう♪」となってもらえるような企画を用意するだけで、もう新規客の獲得が完了です。

ここで、前回お話しした二つの概念、顧客獲得単価=CPAと、顧客生涯価値=LTVで考えみましょう。

まずCPAで考えると、紹介はゼロ円になります。一方、LTVは、前回書いたように、人によっては数百万円にも上ります。

以上を踏まえると、紹介を促す企画として、「紹介キャッシュバックキャンペーン」を打つという施策が効果的です。もし現状、広告からのCPAが20,000円なのであれば、最大で同程度の金額をキャッシュバックすることを考えても良いでしょう。

これまでご紹介してきた電話営業や紹介といった施策にびっくりされた読者の方もいらっしゃるかもしれませんが、そもそもデリヘルのサービス自体、お客様と女性との人と人との関わりをサービスにしているアナログ的な仕事です。

競合が“デジタル”の発想で凝り固まっている今こそ、電話営業や紹介といったアナログな発想で、儲けを取りにいきましょう!

新規客にこそエース女性をつけてLTVを最大化せよ!

風俗ビジネスは、飲食や日用消耗品のビジネスと同様、高リピートビジネスである点が特徴的です。

ヘビーユーザーともなれば、月に一回どころか毎週、あるいは指名の女性が出勤するたびに利用する方もいらっしゃいます。前回ご紹介したひと月に250万円利用していたお客様などが良い例ですね。

では、電話営業や紹介でお店を知っていただいたお客様を、どうすればリピーター化していけるのでしょうか。もっといえば、どうすればLTVを数百万円というレベルに持っていけるのでしょうか。

まず大事なのが、女性の付け方です!

読者の方の中には、「とりあえずお茶をひかせるとフォローが面倒だから」という理由で、あまり評判の良くない女性を新規のお客様へ付けしてしまっている方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、この判断は、お客様の信用も、さらには頑張って働いている女性の信用も同時に無くすことになってしまいます。

そこで、新規のお客様にこそ、お店で可能な限りのオススメ女性を案内して、お店のファンになってもらいましょう! それと同時に、頑張って働いている子には、新規のお客様を優先してご案内し、日頃の感謝を伝えるのです。

因みに、リピーターのお客様には、「新しい子が入ったので、是非いかがでしょう」といって、新人女性をご紹介するのがオススメです。人気女性には、新規顧客を育ててもらい、優良顧客に新人女性を育ててもらうイメージですね。

このように、女性の付け方を、お客様にとっても、女性にとっても良いやり方を工夫することが、LTVを伸ばすこと、ひいては利益を伸ばすことに繋がるのです。

「恥ずかしいからあとで読んでね♪」最後の演出でリピートを伸ばせ!

もう一つ、リピーターを増やす施策としてオススメなのが、プレイ後の退室時に、名刺やサービスカードをお客様にお渡しする施策です!

よく「名刺を渡そうとしても受け取ってもらえない」という話しを聞きます。

でももし、読者の皆さんが、憧れの女優や、好きなアイドルから名刺やメッセージカードをもらったとしたら、受け取りを拒否するでしょうか? むしろ喜んで受け取りに行きますよね(笑)

確かに、「奥さんや家族にバレるとマズイから」という言い訳をするお客様もいらっしゃいます。

しかし、率直に申し上げると、やはり、名刺やメッセージカードを受け取ってもらえなかった時点で、「サービスに満足していない」、「次はない」という意思表示をされているのと同じなのです。

そこで、まずは女性のサービスの品質を上げるのが先決ではありますが、より名刺やメッセージカードを受け取ってもらえる確率を上げる方法を、一つだけご紹介します!

それは、「恥ずかしいから後で読んでね♪」というキラーフレーズを添えて、お客様に名刺やメッセージカードをお渡しするという方法です。

女性に対して、少し恥じらいながら、上記のキラーフレーズを使いつつ、お客様のポケットに入れてしまったり、早く財布やポケットにしまってもらうように促したりするのです。

これで名刺やメッセージカードを持って帰らない男性はいません。

お客様は、どんなことが書いてあるのかワクワクドキドキしますので、女性に対する好感度を勝手に上げてくださいます。これで、お客様がリピートしたくなる確率は、グッと上がっていくでしょう!ぜひ使ってみてくださいね!!

まずは行動してみよう! 予算をかけずに成果を出せるスタッフになるため

ボーナスシーズンという限られた期間のなかで、いかに結果を出す施策を講じるか。

今回は、風俗業界1年目の方々でも、すぐに取り組めるように、お金が掛からず、即効性があるものに絞ったテクニックをお伝えいたしました。

一般的には、集客に悩んでいるデリヘル店は多いでしょう。

しかし、デリヘルを利用する男性は世にゴマンといます。嘘だと思うなら繁華街のホテル前で一時間でも観察してみてください。「どんだけー!」とツッコミを入れたくなるほど、デリヘル利用客がいるでしょう。

ちなみに、私の地元は、駅も無人で田んぼと畑しかないような田舎ですが、山中にあるラブホテルはいつも、デリヘルの送迎車でいっぱいです(笑)

実際、ボーナスシーズンに合わせて、新規開業したり、多店舗展開を進めたりケースは多いです。それだけ求人においても、集客においても、ボーナスシーズンは、結果が出やすい時期なのです。

『Fenixzine』読者の皆さんには、まず行動していただきたいと思います!

全3回でお伝えした私の話を聞いても、「ふーん、なるほど」で終わってしまったら、何も変わりません。今回お伝えしたテクニックのどれか一つでも行動してみることが大切です。

行動に勝る成果なし! です。

最後にもし、読者の皆さんがデリヘル店の経営者だとしたら、以下のどのスタッフに最も高い評価をつけるでしょうか。

A:100万円予算を預けてほぼ売上げゼロだったスタッフ
B:100万円予算を預けて100万円の売上を作ったスタッフ
C:予算ほぼ0円にも関わらず100万円の売上を作ったスタッフ

当然、Cのスタッフですよね!

今回、『Fenixzine』読者の方に限定してお伝えした様々なテクニックを使って、皆さんには是非、Cのスタッフを目指していただければと思います(笑)

それでは全4回の連載にお付き合いいただきまして、ありがとうございました!

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「速攻で効く! 風俗専門コンサルが教える夏のボーナスシーズン対策 前提編」

執筆者プロフィール

大崎 柳也

大崎 柳也風俗コンサルタント記事一覧

1978年、群馬県出身。大手風俗店グループを2つ経験し、2012年に風俗コンサルタントとして独立。現在は風俗専門コンサル『風俗プレナー』として店舗の経営改善のサポートをしつつ、業界の健全化に向けた取り組みを積極的に行っている。警察関係者と協力して設立した健全化組織『ECS』の代表も務める。趣味は読書。カフェインをこよなく愛する。

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