チャンスとリスクが混在している「ツイッター戦国時代」をどう生き延びるか!~『セックスワークサミット2020春』~

2020年03月27日

byみやねぇみやねぇ編集者
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こんにちは!女性風俗求人「みっけ」のみやねぇです。
今日はFENIXZINEの記事を初めて書いちゃいます。

2020年3月7日(土)コロナウイルスの自粛ムードが漂う中、マスク配布、アルコール消毒などの厳戒態勢?で開催された『セックスワークサミット2020春』。
「新しい性の公共をつくる」をミッションに掲げたホワイトハンズ主催(代表:坂爪真吾さん)です。

セックスワークサミット
「性風俗と社会をつなぐ」ため、性風俗産業の「これから」=進むべき方向性を議論するサミット。2012年から始まり、毎年3~4回、開催中。見えにくく、語りづらい性風俗の世界と社会をつなぐ方法・課題を考えるために、多彩なテーマとゲストで議論を行われている。

今回のテーマは、使い方によっては強い武器にもなり、間違えれば「炎上」して大打撃にもなりかねない「Twitter」。
手軽さゆえ、利用者も多くなってきているこのSNSツールを、果たしてどのように使うべきなのか!?

『経営戦略としてのツイッター活用法』

経営陣のゲストとして、話題性抜群!デッドボールの篠原代表と、ロボットデリヘルの代表あきさんが登壇。


独自のビジネススタイルで風俗業界を席巻するお二方が『経営戦略としてのツイッター活用法』をお話しされました!

キャスト側の代表はフォロワー数1万人を超える日本風俗女子サポート協会(FJS協会)代表 あや乃さんと、現役風俗嬢ましろさん

▲左からロボットデリヘルあきさん、デッドボール篠原さん、ホワイトハンズ坂爪さん、FJS協会あや乃さん、現役風俗嬢ましろさん。

あや乃さんの講座についてはみっけStoryで掲載中!
FJS協会あや乃講演!セックスワークサミット2020春 「生き延びるためのツイッター」潜入レポ

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▲来場者は満員御礼の約60名。業界外からも一般の会社員、学生、弁護士なども来場し、活気に溢れていました!

これからの風俗店に必要なツイッター活用戦略とは

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あきさん
始めたきっかけって何でした?僕はブログを書いていたんですが、3年前にツイッターに触れてブログよりラクだと思って移行していったんですよ。
あきさん
私は10年前くらいですかね、取材が欲しくて欲しくて、その一心で過激な発言(女の子の悪口ばかり)をしていたんですよね。
あきさん
今となっては知名度もあるデッドボールさんですけど、有名になる前からそんな感じだったんですか?あの時は過激でしたよね。ブ〇、とかデ〇とか。今は本当にいいことばっかり言ってますよね(笑)
あきさん
そうそう(笑)。男性のウケ狙いで暴言の連発。有名になりたくて、意図的にやっていました。5、6年前かなぁ、自分が変わってきたのもあるけど、だんだんと女性アカウントが増えてきて、びびっちゃって(笑)。これじゃ生きていけないと思い、戦略をガラッと変えたんですよね。そこから女性求人を意識したアカウントにしました。
あきさん
一般の男性客ってあまりSNSを使う人って少ないし、営業、集客には難しい面もありますよね。女性求人という面ではツイッターが強いと思います。デッドボールさんは「いちごデリ」をオープンしましたけど、女性の求人がツイッターのDMで結構きたって聞いて、すげぇなって。
あきさん
以前から、デッドボールの優位性をアピールして、次の求人に生かそうと思っていたんです。女の子にとってセキュリティ面の安心はアピールになるけど、逆に「本強(本番強要)って言っただけでスタッフが駆けつける」とか、そういうのはお客様からしたらイヤでしょ(笑)。だから集客には向いてない。完全にそこは切り替えて、女性ウケを意識して発信しています。

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あきさん
僕も過去に炎上したことがあるんですよ。自分としては全く悪気はなかったのですが、女性の逆鱗に触れリツイートされて。炎上って結果的に知名度もあがるので、一概に悪いことばかりではないんですけど、発言には気を付けないとな、というのはありますよね。
あきさん
批判は怖いですよ。だから店のイメージを守るため、綺麗ごと、耳障りがいいことを言うように意識はしています。でも、できないこと、やってないことは言わないし、自分の発言に突っ込みどころはないようにしています
あきさん
それにしてもデッドボールさんの「広告費のかけなさ」がすごいですよね(笑)
あきさん
そのためのツイッターであり、Youtubeチャンネルでもあります。デッドボールという名前を印象づけて、名前で検索してもらえるくらいのインパクトを残すためにやっているんです。とはいえ女性求人広告も調べるでしょうから、求人サイトは安いプランだけ載せています。

ツイッターにおけるリスク管理

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坂爪さん
私、篠原さんをツイッターで叩いたことがありますボロクソに。すみません(笑)
あきさん
それって具体的に何だったんですか?
坂爪さん
昔、女性に暴言を吐いていた時の話です。戦略的にやっていても、それは風俗業界だから許されているっていうことも。一般社会の認識と違うこともあるので、そこを指摘したことがありますね。篠原さんは意識を変えて、今は女性を守る発信をしていますけど、業界特有の風潮のようなものは、世間から叩かれてしまう可能性も否定できませんね。
あきさん
坂爪さんだけでなく、当時はメディアで取り上げられることで認知度があがると共に、女性を軽視しているという批判的な意見が増えてきました。話題作りのために行ったことが悪い意味で目立ってしまうのは本末転倒ですから。
あきさん
最近、女の子で目に付くのが、店アカウントにしていて、本来お客様に目を向けるべきところが、同性である女の子ウケを狙い始めて目的がズレてしまっているケース。正義感を振りかざすような……言い方は悪いですが、よく使われる言葉でいうとクソ客叩き。たくさんツイートしていて頑張っているのに、もったいないなぁって思うんですよね。
あきさん
いいねが欲しくて、方向性が見えなくなっている女性は多いかもしれません。女の子の賛同を得たいがための発言。クソ客と呼ばれる方を叩いたり、悲観的なことは店に任せて、常に発信はお客様に向けてほしいですね。人気の女性と絡むことでタイムラインにあがりやすいんだろうけど、店アカである以上、お客様が不快に思う発言は避けていただきたい、と思います。
あきさん
女の子の力って影響力が大きいですしね。お店よりフォロワー数が多いこともあるし、お客さんはお店より女の子で来るんだな、というのは感じますね。主役はあくまでも女の子。
あきさん
うちは女の子が楽しんでツイッターをして、それがお金になる企画をやっているんです。宣伝効果の一環でもありますね。1ファボ(1いいね)1円換算です。直接的な営業には繋がっていないですけど、キャスト同士でフォローしあうことでアカウントも成長していきますし。知名度アップの貢献はしてもらっていますね。

トークセッションスタート!

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最後は前半に登壇した、日本風俗女子サポート協会代表あや乃さんと、現役風俗嬢ましろさんを加えたトークセッション&質問タイム!

ましろさん
ツイッター上で、見た目以外で目にとまる女性を教えてください。
あきさん
見た目です。アイコン写真です。写真開いて「あ、かわいいな♡」って(笑)
ましろさん
見た目以外で……(笑)

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あきさん
僕はいいねの数を見ます。風俗って空気読むのが大事な仕事ですよね。だから、いいねが多い子は、そういうのがうまいんだろうなと思います。

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ましろさん
おふたりは、キャストさんにツイッターの使い方をどう伝えていますか?
あきさん
デッドボールはチーム戦でいこうっていうのがあるので、まず私、篠原やデッドボールのスタッフにいいねを押してくれている人は、デッドボールに興味を持ってくれているのだろうから、片っ端からフォローをするように伝えています。そこからアカウントを一人前に成長させていく。それこそクソ客の話をしたかったり、吐き出したいことはあるだろうけど、そこはうまく運用している女の子のアカウントを見せて、参考にしてもらっています。
あきさん
ロボットデリヘルは、女の子が喋らないというコンセプトだから、ツイッターの運用は難しい部分もあります。なので、本人がやるのかやらないのかも含め何の強制もしていません。お手本のようなものを見せると、逆にマニュアルを意識しすぎてしまいそうなのでやらないかな。
坂爪さん
最近では、フォロワーも数千人を超えるキャストさん多くなってきました。店より、その子自体で人気が出てしまっている。ずばり店舗の存在意義って何だと思います?
あきさん
女の子個人では難しいことって、やはり防犯対策やセキュリティ管理ですね。
あや乃さん
キャスト側からしたら、普通にサポート、女の子のプロデュースや宣伝をしてくれたら嬉しいんですけどね。でも、ちょっと話がそれてしまうんですけど、特定の女の子だけ盛り上げるのはちょっとどうかな、って思うことがありますね。

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あきさん
あ~、それは誤解ですね(苦笑)。その子だけ特別に売りたいと思って取り上げているわけじゃないんですよ。お店としては女性求人を目的としているので、求人的にいいネタ、面白いネタを発信していた場合、それを拾うっていうか。ツイッターで私が女性を宣伝しても、その子の売り上げへの影響はほとんどありません。
あきさん
僕は店舗は別になくてもいいって思っているんです。本当は女性がダイレクトにお客様とつながってもいいですよね。お店も女の子に頼っているし、女の子もお店に頼ってる状態。そもそも女の子が性を売る仕事なんだから、自己管理ができれば自分でやってもいいのかな、とは思います。そうなればなったで店としては困るんですけど(笑)、将来的にはそういう時代が来るかもしれませんね。
あや乃さん
病まないための工夫って何かありますかね?私はそんなに気にしないんですよね。だから続けているのだと思いますけど(笑)
あきさん
僕も病むってことはないんですけど、さすがに炎上して朝起きてリツイートがものすごい数になっていた時には凹みました。うちの家内に「自分の承認欲求のためにやってるんだから仕方ないじゃない」って言われた時には、図星すぎて余計凹みました(笑)
あきさん
わかります。世の中全員が自分を悪く言っているって錯覚してしまうんですよね。でも、アンチって気持ちよくないですか?どうせ俺に嫉妬してるんだろ、って思ってます(笑)
ましろさん
そうですね。私も逆にいい宣伝をしてくれたって思うようにします(笑)。病んでしまったらお休みすればいいし。他のことに切り替えればいいかなって。
あきさん
今日のテーマでもありますけど、生き延びるために必要なことって何でしょうかね?
あきさん
まぁぶっちゃけそこまでこだわっていません(笑)。ツイッターはあくまでも、店舗として「たくさんある仕事の中のひとつのツール」って認識です。万が一不手際があって炎上したら、潔く謝罪と、必要があれば再発防止策を示すことですかね。スタッフにはSNS利用に際しての目的を明確にし、発言には禁止事項などの指針を示しています。

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あや乃さん
無理をしないことかなぁ。いいねや、バズりリツイートを狙うより、コツコツと続けることかなって思います。
ましろさん
今自分がいる風俗業界って、世間でいうとちっぽけな世界。なので、この業界だけで有名になろうとするわけでなく、ツイッターは情報収集として活用するといいなと思います。私は技術的なことを学べる人を探したり、自分で仕事を探していますね。
あきさん
戦国時代っていうところからいくと、フォロワー数が多いところは安心するだろうし、どのお店とつながっているのかな、っていうので、見られてしまうところはあるかもしれません。だから横のつながりっていうのは重要かもしれませんね。

取材後記

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新型コロナウイルスの影響でイベント自粛ムードの中で行われた、このサミット。
ふたを開けてみれば、満員御礼の大盛況。
初めて参加したのですが、業界内だけでなく、男女問わず一般の方が多く参加されていることに驚きました。
紙の時代からWebの時代、そして、現在は、SNSの時代。
話題作りから人脈づくり、情報収集や、情報発信など、個々により目的は違います。
顔が見えない世界だからこそ、安全に利用し、有効に活用していきたいですね。

話題性のあるゲストと、テーマ。
今後も「性風俗と社会をつなぐ」、セックスワークサミットに期待大です。

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▲と言ったとか言わないとか(笑)

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おしまい♪

執筆者プロフィール

みやねぇ

みやねぇ編集者記事一覧

姉妹サイト『みっけStory』編集長。東京の下町で育ったチャキチャキの江戸っ子。何事にも熱く、感動ストーリーにはめっぽう弱い。昔、路上で拾ったじいさん猫が宝物。自慢は大食いで甘いものと揚げ物とお酒が大好き♪趣味は旅行(中南米LOVE)とマラソンと阿波おどり。

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