女の子がもっと頑張ろう!と思える魔法の言葉5選 その1
2016年05月09日
みなさん、初めまして。あや乃です。
私は、風俗嬢さん専門のカウンセラーをしています。女の子の悩みを聞くなかで、店舗スタッフさんの言葉ひとつで、女の子の仕事に対するモチベーションが変わるのをとても実感しています。
『Fenixzine』でライターという立場を通して、店舗スタッフさんや女の子のどちらも働きやすい、環境作りのお手伝いをしていきたいと思います。では、私の初めての記事、『女の子がもっと頑張ろう!と思える魔法の言葉5選』を紹介させていただきます。
1.「〇〇ちゃんのペースでいいからね」
私が初めて風俗のお店に入店したとき、接客の直前に男性スタッフさんから言われた言葉です。
ドキドキしながら講習を終え、初めてのお客様に付くことになったとき、私は、本当に不安と緊張の気持ちでいっぱいでした。
「教えてもらったことをきちんとできるだろうか?」
「私との時間を満足していただけるだろうか?」
そんなとき、男性スタッフさんがニッコリほほえみながら、この言葉をかけてくれたのです。
「〇〇ちゃんのペースでいいからね」
私は、とても安心しました。そして、肩の力を抜いて、接客することができたのです。
大勢の前で講演する偉い大学の先生も、武道館を満員にする超人気アーティストも、必ず“最初の一日”があります。最初の一日を乗り越えなければ、次の日もそのまた次の日も、決してやってくることはありません。
風俗で初めて働く女の子にとって“最初の一日”というのはもっとも大切な一日です。
もし、男性スタッフさんの、この言葉がなければ、私は、風俗という厳しい世界で働き続けることができなかったかもしれません。今でも心から感謝している言葉のひとつです。
2.「いつも頑張ってますよ」
いつも出勤時間のほとんどが予約で埋まる私。その日も「今日は完売かな~」なんて、ウキウキしながら出勤しました。
しかし、結果は本指名のお客様とフリーのお客様の2名のみ。こんなに予約が少なかったのは新人のとき以来、悲しさと惨めさでいっぱいでした。
私は、その日の写メ日記に自分への反省を上げました。すると男性スタッフさんから、こんなメールが来たのです。
「いつも頑張ってますよ」
彼は、私の写メ日記を見て、心配してくれたのだと思います。とてもうれしくて、救われた気持ちになった私は、次の出勤からいつも以上に頑張ることができました。
女の子は、いつも気にかけてほしい生き物なのです。女の子の発する言葉だけでなく、表情や仕草といった小さなポイントも、ぜひ見逃さないであげてください。
小さな変化でも「おやっ?」と思うことがあれば、積極的に声をかけてほしいと思います。
女の子は、誰でも自分を大切にしてくれる人の力になりたいのです。
3.「しっかり充電してくださいね」
風俗で働いている女の子が、必ず経験するつらい気持ちの時期があります。それは、突然やってくる“病み期”というものです。
もちろん私にもありました。そういうときに「頑張って!」と言ってはいけません!やさしく、こう言葉をかけてあげて下ください。
「しっかり充電してくださいね」
男性には、なかなか理解しづらいと思うのですが、女性は、“感情”と“思考”というふたつの気持ちがセットになっています。車に例えるなら“感情”=エンジン、“思考”=ハンドルといったところでしょうか。
この“感情”と“思考”が、同じ方向を向いているときは問題ないのですが、前に進もうとエンジン(感情)が回っているのに、ハンドル(思考)が大きく右に曲がろうとすると、女性は大きなストレスを抱えます。
「エッチが大好きだから風俗で働いている!」という女の子は、とても少ないでしょう。ほとんどの女の子は、目標や生活のために風俗で働かざるをえないのです。
まさに“感情”と“思考”が矛盾している状態ですね。
この矛盾した気持ちをごまかして働いていると、張り詰めた糸が切れるように、“病み期”がやってきます。
このとき、「頑張って!」と声をかけることは、この矛盾を深刻化させ、いっそうの“病み期”へと誘います。
“病み期”の時は、仕事を忘れ、ゆっくり休んだり、おいしいものを食べたり、気分転換をすることが一番です。充電が完了した女の子はきっとフルパワーで戻ってきてくれるはずです。
4.「ベストを尽くす」
ほかの女の子同様に、私自身もよく男性のスタッフさんから、「頑張りましょう!」と声をかけられます。
働いている女の子からすると、「もう十分頑張っているんだけどなあ(汗)」という気持ちになることが多いのです。ですので、今後は、この言葉をかけてあげてください。
「ベストを尽くしましょう」
“ベストを尽くす”というのは、今現在のありのままの力を発揮すればよい、ということです。決して無理せず、必要以上に女の子を追い込まなくてよくなります。
さらに風俗での接客の場合、女の子が頑張り過ぎると、必死感がにじみ出てしまい、お客様が引いてしまうということが多々あります……。
“頑張るよりもベストを尽くして余裕を持つ”。私はそう考えながら接客をしています。余裕ができると、不思議と少し仕事を楽しむことができますし、お客様も喜んでくれます。
特に、「稼ぎたい! 指名を取りたい!」という“意識高い系”の女の子は、頑張りすぎて、自分を追い込んでしまっていることが多いのです。そこでぜひ、「ベストを尽くしましょう」と言ってあげてください。
5.「おはようございます。本日も一日よろしくお願いします」
なんの変哲もない、ただのあいさつです……(汗)。
ただ、とてもとても重要なので魔法の言葉に選ばせていただきました。なぜかというと、女の子がもっとも仕事に対して憂鬱な時間は出勤する時なのです。
「嫌なお客様に付いたらどうしよう……」
「予約が入っているかな?」
心も体も重い状態で出勤してくるのです。そんな憂鬱を吹き飛ばすために、爽やかな笑顔で!
「おはようございます。本日も一日宜しくお願いします!」
スタッフさんのキャラクターによるところが大きいですが、元気にあいさつをしてもらって、機嫌を悪くする人は少ないはずです。女の子の気持ちを晴れやかにしてあげてください。
また、この言葉を選んだ理由がもうひとつ。
とても簡単な声かけなのに、あいさつをしていただけないスタッフさんが本当に多いからです。
私は、風俗の世界に10年間いて、お店を何回か変わりました。そのなかで、このあいさつを毎日していただけたのは、たったひとりだけです。
女の子によっては無視する子がいるかもしれません。しかし、それでも毎日してあげてください。心の中では、「ありがとう」と思っているはずですよ。
後編に続く ⇒ 女の子がもっと頑張ろう!と思える魔法の言葉5選 その2
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