風俗男性求人はFENIX JOB

先輩たちの等身大メッセージ
VOICE

ジンセイの紆余曲折を経て、なぜ彼らは風俗業界で働く選択をしたのか。
風俗業界への転職を選択した彼らのジンセイ再生の秘訣に迫ります。

総合職(店長・幹部候補)】西田誠さんのインタビュー記事

2018年年入社

西田誠 (25歳)

総合職(店長・幹部候補)

前職:建築現場監督

2020.3.12

一本の電話で田舎の現場監督から東京へ。いまも建築現場にいる気分!?

この記事のポイント!

  • この業界に誘ってくれた先輩と新会社を設立
  • 立ち上げから半年は閑古鳥が鳴く日も
  • 失敗にも折れない、立ち上がる心があれば大丈夫

先輩からの1本の電話で、現場監督からこの業界へ

東京に来る前は、地元和歌山で建築関係の仕事をしていました。

仕事は好きだったし、現場監督だったので給料も同世代より貰っていたし、なにも不満はなかったのですが、人生の天井が見えたような気がしていたんです。なんとなく自分の人生はもう計算すると、ここまでなんだろうなって。この先は、これがずっと続いていくだけなのかって思っちゃったんですね。

そんなとき東京に出ていた地元の先輩、今のオーナーから電話をもらったんです。「力を貸してほしい」って。

最初、力仕事かなと思ったのですが、そうじゃなかったのには驚きました。田舎の建築業と都会のサービス業、まったく知らない世界の話。それでも、ちょうど仕事がひと段落していたこともあったので、1週間後には荷物をまとめて上京しました。バタバタはしていましたが、東京に向かう自分には、知らない世界に旅にでるというワクワクした気持ちしかなかったです。

それがちょうど3年前の話です。

初めての仕事、初めての渋谷に戸惑いながら

オーナーの事業を立ち上げたい思いを形にするため、まずはじめに僕がしたことは、同じ業界に入ることでした。渋谷にあるホテヘルに就職しました。

先週まで田舎で作業着を着て“安全第一”ってやっていたのが、渋谷でスーツを着て「いらっしゃいませ」ですから、そりゃギャップがありますよね。自分がどこで何をしているのか、仕事はもちろん渋谷という街も、わからないことしかなかったです(笑)。

受付型の店舗でしたので、来店したお客さまにご希望を伺って、キャストさんとのマッチングを図ります。スタッフやキャストさんのスケジュール調整、WEBの更新、新しいサービスや企画の立案、雑用まで仕事はたくさんありました。

思い返すと建築の仕事も。業者さんとの打ち合わせ、設計・施工、基礎工事から外壁、内装までいろいろです。工場の流れ作業のような単純作業より、次を考えながら1つずつ積み上げていく作業のほうが性に合っているみたいで、仕事はわりとすぐ慣れました。ただ渋谷っていう街には、いまでも慣れませんけれども(笑)。

ホテヘルに勤めながら、会社設立の準備を並行

ホテヘルの仕事をしながら、オーナーが立ち上げる新事業の準備も並行していました。

物件探し、キャストさんの募集、店のコンセプトやサービスの内容を決定して、オフィスと店舗に必要なものを揃えていく。会社設立の書類を揃えたり、WEBをつくったり、キャストさんの講習のための講師を手配したり、広告展開して集客まで、やることは山ほどありました。

そこで感じたのは、この業界って、ちゃんとした会社が、きちんと法律に則って、手順を踏んでやっているんだということ。夜の世界って、違法だったり、バックが反社っぽかったりするっていうイメージがあるじゃないですか。何も恥じることのない、想像してたよりもずっとクリーンな仕事だって思えたんです。

建築現場で職人をまとめたり資材運ぶのに大声上げてるほうが、ずっと荒っぽいです(笑)。

こうして1店舗目を渋谷にオープンしたのが1年半前のこと。オーナーと僕と、もう1人の3人で目が回るぐらい忙しかったし、あっという間でしたけど、すごく充実した時間でした。

エステ店を運営するのは、どこか建築と似ている

店舗はオイルマッサージをメインとしたエステ店です。

渋谷にデリヘル、ホテヘルは競合店が多いので、シェアのとれる分野とコンセプトを打ち出しました。いまは割引なしで単価も他店より高めの設定ですが、サービスを大切にすることで勝算があると踏みました。だから外部から講師を呼んだり、マニュアルをきちんと作成するなど、キャストさんの講習には力を入れています。

店をオープンしてしばらくは、全然電話が鳴らなくて、代わりに閑古鳥が鳴く日々でした。知名度を上げるにはどうすればいいかを模索する毎日。それでも折れず自分を奮い立て、地道にやり続けていたら、半年ぐらいかな、次第にお客さまが増えていった感じですね。

そこからはホント早かったです。昨秋には五反田に2店舗目を出すことができました。今年中に、もう1店舗出したいと思っています。

この過程があったことで、しっかりと店作りをして、スタッフを育てながら、キャストさんの講習もしっかりやって、集客してお店を回していけば確実に成果がでるということを学びましたし、それが自信にもつながりました。しっかり基礎工事をすれば、立派な上モノが立ち上がるんだって思ったら、建築とどこか似ているかもしれませんね。

言われたことだけやっていれば良いわけじゃないし、やってみないとわからないこともある、正解があるようでない世界でもあります。つねに自分で考えて、実行してみて、失敗して、修正してを繰り返す。そういう作業が必要な仕事。だから、創立メンバーは全員が”1人ひとりが経営者”という意識を持つようにしているんです。

折れずに何度も立ち上がり。創業メンバーはドMなのかも(笑)

業界はまだ3年目、会社立ち上げからはたった1年半です。キャリアはそれだけですから、ときには失敗することもあります。

とくにキャストさんとの接し方は、まだまだ勉強しなくちゃって思います。女性と接するときの言葉遣いから勉強したし、表情から考えていることを読み取ったりすることも学びました。男ばかりの職場だったので、こればっかりは習うより慣れろです(笑)。それでも、失敗することはあります。でもくじけてはいられないので、絶対負けまいと思っています。

まだ小さな会社ですが、全員が同世代なので、言いたいことを言える環境です。みんなで考えて、答えを出す。そういう考え方もあるのかと学ぶことがあったり、間違っていたら修正すればいい。これから会社として成長するために必要なことを、みんなで一丸となって考えています。

『トラストグループ』はがんばった分だけ評価されるし、評価できる環境があります。いま急激に伸びているところなので、求められるポストも多いです。未経験でも他店からのスライドでも、やる気のある人と働きたいですね。まじめで情熱があれば、やっていけるはずです。

実際、僕らも苦労したし、何度も負けそうになりましたけど、折れずに立ち上がってきました。それもあとから思えば楽しかったです。

ウチの創立メンバー、みんなドMなのかもしれません(笑)。

自分自身の将来も、会社とともに建築中

自分の夢ですか? いまは仲間たちと会社を成長させることです。店舗を増やして、全国展開もしたいです。

2店舗めを出したときに給料が、ガンッと上がったのですが、そういう実感が得られることが、この仕事のいいところ。いまは残業はあまりないんですけど、ホントはもっと働いていたいです。

将来のために、いま働いてるつもりです。終身雇用が崩壊しだしている時代ですから、働けるときに働いてセミリタイアするのもいいかもしれません。現場でいうと、いまはまだ土台を固める基礎工事の段階なんでしょう。上モノの設計はこれからですが、そのうち、どんな建物を建てたいのか見えてくると思っています。人生もいま、建築中なんです。

(インタビュー:藤原リョウコ)

取材後記

池田 かずゆき

執筆者

池田 かずゆき

建築現場の監督さんだったとのことですが、西田さんの話し方はとても穏やかで優しい印象です。でもお話の端々に、情熱的で熱い人柄なんだろうなというところが伺えました。1本の電話で仕事を辞めて上京したり、失敗ばかりの毎日でもくじけなかったり。精神的にも肉体的にも強い人は、どこの世界でも生き残れます。

プロフィール

西田誠

総合職(店長・幹部候補)

(前職:建築現場監督)

総合職(店長・幹部候補)のその他のVOICEはこちら