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総合職(店長・幹部候補)】高木久美子(T子)さんのインタビュー記事

2017年入社

高木久美子(T子) (43歳)

総合職(店長・幹部候補)

前職:事務職

2022.4.26

ほんとのほんとに“性別不問”。成果を出せば給与は上がる。店長にだってなれる

この記事のポイント!

  • 託された赤字店舗再建。お客様に“誠実+全力努力”で向き合った
  • コンパニオンさんの成功例を増やし、スタッフへの信頼を集めた
  • 特別なことはなかった。“人への気遣いと、コツコツの根気だけ”

38歳。女性。初めから月給30万のオフィスワークは、正直希少

私バツ2なんですよ。20歳で離婚を経験して……。

それからはお昼に事務の仕事、夜と週末に飲食店やキャバクラで働いてという感じですね。たいへん?(笑) シングルマザーは誰も一緒だと思いますけど、そんな風には感じないんです。感じる暇もなくて、ただただ毎日必死でした。

やがてようやく娘も成人して、社会人として1人立ちとなった時に、もうお昼の勤務だけに絞ろうかなと。中でも割の良い職場をと探した時に、『Happiness Factory』に出会った形ですね。

給与は試用期間から月27万円、3か月したら30万円。当時私ももう38歳で、何か資格があるわけでもありません。女性を低く見る会社だって少なくないし、最初からそんなに頂けるオフィスワークって、なかなかないんですよね。

人の感じもすごく良かったので、すぐに決めちゃいました。スタートは『神栖人妻花壇』に配属されて。

何も知らないで飛び込みましたから、初めのうちはミスやうまくいかないこともありました。こっそりトイレで泣いちゃうぐらい(笑)。ただそれでも続けられたのは、今も言った“人”の部分ですよね。

同僚、先輩、上司にたくさん助けられて、気が付けば5年です。入社当時はこうして自分が店長になれるなんて、夢にも思いませんでした。

託された赤字店舗再建。お客様に“誠実+全力努力”で向き合った

とは言え昨年の2月かな? 『成田人妻花壇』の再建を託された時には戸惑いました。赤字幅がとても大きかったので、「いやこれ、私に立て直せるかな」と……。

だけどせっかく私の4年のキャリアを買ってくれたんだから、ありがたいことだし、やるしかない。開き直って深く考えず(笑)、できることから手を付けていったんです。

一番わかりやすいところで言うと、接客ですね。例えば電話口のお客様が「かわいい子で」と仰った時に、コンパニオンさんを闇雲にマッチさせるのではなく、もう少し突っ込んでお話を聞く。そして“当てはまる子が出勤していない”となった時には、思い切ってお断りするんです。

「申し訳ございません。あいにく本日はそういう子がおりません。ただ明日なら」

これでお客様が怒るかと言ったら、そうはならないんですね。むしろ「お。正直」と好感をお持ちいただけることも多くて。そしてだからこそ、ここで“もう一歩”が大切になってきます。

「明日ご予約されますか?」
「いや、残念。明日は難しくて。いつも木曜日のこの時間しか空かない」

一旦ここで電話をお切りします。そして頭に思い浮かべた金曜日のコンパニオンさんに、LINEしてみるんですね。

「来週の木曜日、出勤のお時間つくれるでしょうか」

もしもこの子が「OK」だったら、お客様に折り返しのお電話を差し上げるんです。

「先ほどはたいへん失礼致しました。次週でしたら、まさにお客様のご希望にピッタリの子をご案内できるのですが」

まず誠実に営業をする。更にお客様のご要望を受け止めて、“できる限りの努力”をする。私だけではなくて、全スタッフがこの方針を徹底してくれました。

コンパニオンさんの成功例を増やし、スタッフへの信頼を集めた

もう1つ力を入れたのは、やはりマネジメントですよね。例えば私が成田に来た当初、ちょっと待機室を見渡しただけでも、“ルックスは悪くない。人当たりだって良いのに埋もれている”というコンパニオンさんが大勢いました。

“フリーでお任せで”というお客様も一定数いますから、そういう子を積極的にお薦めしたんですね。「すごく良かった!」とご満足いただけた場合には、口コミで積極的に推してもいただいて。

ご指名が増えて気分が悪いコンパニオンさんはいないですから(笑)、自然とノリよく明るくなって、人気は更に加速度的に上がっていくんですね。こうした事例を1人、また1人という形で増やしていったんです。

“1人ひとりを全力でプロデュース”という感じですね。続けることでスタッフにコンパニオンさん達の信頼が集まって、求人へのご応募にも良い効果が生まれました。今在籍は100人ぐらいかな? 出稼ぎさんもめちゃくちゃ増えて、寮の部屋を3から10にまで増やしたぐらいです。

特別なことはなかった。“人への気遣いと、コツコツの根気だけ”

他にも古かったWebサイトのテキストや写真を作りなおしたり、その後の更新頻度を上げたり……。さっきも触れましたけど、どこから手を付ければよいかわからなかったので、できることは全部やりました。

もちろんいつもいつもうまくいくわけではありません。でもやれることっていくらでもあるし、またここがポイントだと思うんですが、今お話したことの中に、難しいこと、理解できないことって1つもないでしょう?(笑)

“人への気遣いと、コツコツの根気だけ”なんですよね。私は何も特別なことなんてしていないんです。あの時も今も、当たり前のことを当たり前にやってきただけ。逆に言うと、私にできるのはそれぐらいでした。

成果を出せば給与は上がる。“ほんとに”性別なんて関係ない

で、最後に大事な大事な結果なんですが、何と今やお店は“大繁盛かつ急成長”(笑)。おかげさまで先月も300万円近く黒字を出せた上に、まだまだ売上が伸びていて、スタッフが足りないぐらいなんです。

ここまでお読みいただけた方にはおわかりだと思うんですが、私は平凡なシングルマザーでしかありませんでした。コンパニオンの経験さえなく、それでもみんなから助けられて、こうして結果を出せるんですね。

月給もスタートの30万円で止まったりしないですよ。成果を出せば査定で評価されて、しっかり上がります。ただここで私の頂いている額を明かすのもどうかと思うので、ご面接の機会を頂いた際に、こっそりお知らせしますね。今は“かなり”とだけ(笑)……。

女性のご応募があったら良いですね。私自身の入社してからの物語が、どなたかの励みになればと思うんです。

「ほんとに性別なんて関係ないんだ。頑張れば誰でも高収入を手にできるんだ」

それが伝わって「ここに入社したい」と思っていただけたら、これほど嬉しいことはありません。

取材後記

松坂 治良

執筆者

松坂 治良

「いえ、べつに」「全然私フツーです」
撮影に照れながら、終始ご謙遜されていた高木さん。オフィスのご様子から、コンパニオンさんにもスタッフの方々にも頼りにされているのが伝わりました。初めはご苦労されたからこそ、皆様へのお気遣いを大切にされているのでしょう。成功=お人柄なのかなとも思います。僕もすっかり寛がせていただきました。感謝。

プロフィール

高木久美子(T子)

総合職(店長・幹部候補)

(前職:事務職)

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