風俗男性求人はFENIX JOB

専門学校を出てスポーツトレーナーに。でも、現実は厳しくて

出身ですか？　そこからなんですね（笑）。神奈川です。バスケが好きで、高校時代はずっとそればかりという感じでした。

高校を卒業して入ったのも、スポーツ関係の専門学校です。長年プレーを続けていると、自分の力がどれくらいかというのも分かってきます。「プロとしてバスケを」という思いはなかったんですが、でもそうは言っても、何らかの形で運動や身体に関わる仕事はしたいなと……。

ただ、資格を取ってスポーツトレーナーとして働き始めたんですが、なかなか食べていくのは厳しい世界だったんですね。掛け持ちでアルバイトをしながらという日々でした。

前職との親和性も感じて、リフレ店に勤務。ところが……

その後、30歳になった頃ですよね。将来を考えるといよいよ不安になりましたし、単純に生活を安定させたいという思いもあって、リフレのお店で働き始めたんです。

当時から自分がメンズエステやリフレを利用することがあったので、もともと興味がありました。スポーツトレーナーという職業との親和性も、すごく感じていて。

ところがそこ、募集では一般のリフレ店だったんですが、実際は風俗リフレだったんですね（笑）。入ってから先輩に聞かされて……。

「風俗が嫌だ」というのじゃなくて、「それならそうとちゃんと言ってほしかった」という思いがありました。だって最初からウソをついて人を入れる会社って、それだけで何となく信用できないじゃないですか。

実際店長は日々八つ当たりみたいに怒鳴るし、オーナーはキャバクラ帰りに酔っぱらってオフィスに冷やかしに来るし、お店のお金はなくなるしスタッフはすぐ辞めるしで、カルチャーショックを受けるほどの環境でした。

「自分が欠けてしまったら」。女の子への責任感から得たもの

そこでなぜ続けたのかというのは、働く女の子の存在が大きいです。

「今僕が辞めたらどうなっちゃうんだろう？」

本当にただそれだけでした。若さを売りにしていたお店なので、トラブルにめげたり病んでしまったりという子も多かったんですね。いつの間にかお兄ちゃんみたいな存在になっちゃって……。

2年ぐらいですかね。ラクではなかったですけど、本来女の子と話せなかった自分が、相手の顔色にまで気づけるようになれました。シフトの組み方や予算の管理なんかも学べたので、ムダではなかったです。

店舗型。プロ意識の高いセラピスト。最高の環境に出会えた

「やっぱりメンズエステで働きたい」

この思いが拭えなくて、春先に遂に転職に踏み切ったんですが、時期が良くなかったですね（笑）。コロナ真っ盛りでした。もう求人自体が少なくて、その意味で『らんぷグループ』には、ご面接頂けただけで、感謝しているぐらいです（笑）。

入社後の業務自体は、想像していた通りでした。特に何かが難しいということはなかったですね。電話応対とフロントでの受付があって、セラピストさんのシフトを組んで。後は掃除や洗濯、それにWebサイトの更新、日々セラピストさんの様子をよく見て、という感じです。すぐに理解できることばかりですよ。

特にここは“環境が良い”と感じます。

例えば、このオフィスから各施術ルームへ、廊下伝いにすぐ飛んでいけます。メンズエステが提供する以上の“過剰なサービス”を要求するお客様に、すぐ気づけるんですね。このこと自体が予防になっているので、おかしなお客様が来ないんですよ。

それにセラピストさんは20代後半～50代の大人の女性なので、シフトにしてもお仕事についても、きちんと向き合ってお話ができます。メンズエステに限らず“マッサージの経験がある”という方も少なくないんです。その分何と言うか、プロ意識が高いですね。

セラピストさんみんな、“過剰”を断るのもウマいですよ（笑）。

「教えて！」。思わぬ形で活きた、トレーナーの経験

スポーツトレーナーとしての経験も活きてますよ。自分が前にこういう仕事をしていた、と話すと、結構な頻度でセラピストさんから「技教えて！」と聞かれるんです。

僕も体については、学校で仕組みから学んでいます。それに今でも休みの日にマッサージ店を巡ったりしているんで、ある程度は答えられるんです。こういう腰の痛みの時はこうですね、とか、肩凝りにはこんな感じで対処すると良いですよとか……。

メンズエステ自体に“こうしなきゃいけない”という決まりがあるわけじゃないですよね。大事なのは、お客様に気分良く帰って頂くこと。

「あそこのセラピストさん、マッサージも上手なんだよ」

僕のこれまでのキャリアが、お店とセラピストさんの“付加価値”になっているのは嬉しいですよね。これも僕だけの力じゃなくて、「学ぼう。活かそう」という、皆さんのプロ意識のおかげだと思っています。

月収30万円スタート ⇒ 52万円。結果を出せば、認められる

後は何と言っても、『らんぷ』は出世が早いですよ。結果を出せばすぐです。

僕の場合で言うと、5月に月収30万円でスタートして、6月5日には八王子店の店長になりました。歩合が付いて、多い時には38万円だったかな？　この時点でなかなかな額を頂けるようになりました。

実は八王子店はコロナ前よりも売上が良くなっちゃって。おかげで僕は、8月から西東京エリアのスーパーバイザーという役職を頂きました。ここで店長をしながら、他に立川・町田・相模大野・府中の店舗にも、アドバイスをしているんです。給与も先月確か……月収52万円とかですよ。わずか5か月にしては、悪くないでしょう？（笑）

仕事を覚えればすぐに1店舗任せてもらえて、ここの良いところは、僕みたいに住み込みもできるんですよ。そう、もちろん希望次第ですけど、交通費も家賃もいらないんです。

ゆったりとまで言ってはあれですけど、“時間に追われて”という職場でもないですよ。“当たり前のことを当たり前にきっちり”という姿勢のある方なら、高収入も“自由”も手に入る環境です。

僕自身「いつかは独立を」の気持ちもあるんですが、全然“夢”ではないですね。現実にできることだと思っています。

取材後記

執筆者

松坂 治良

「僕にとってはトレーナーがそうでしたけど、それ以外の経験だって、何でも活かせる場所です」

早い出世の秘密をこう明かしてくれた水谷さん。電話応対、パソコンでの事務、接客など、“自分のできること”を核にして、そこから業務の幅を広げていってほしいということでした。“自分が活きる場所は、きっとある”。こう信じることも大切で、だからこそ道も開けたのだと感じます。