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送迎ドライバー】江口佑太さんのインタビュー記事

2020年入社

江口佑太 (50歳)

送迎ドライバー

前職:工員

2021.4.21

スタートは「運転が好き」。特技を活かした先に、広がった可能性

この記事のポイント!

  • 道を覚えるまでは、“まず行く!” それだけでロスを減らせる
  • “ただ待機”はもったいない。こんな時こそ、経路の“正解”を探す
  • 「やってみようかな」。1つひとつの努力が、カタチになる

入社の決め手は、名前。『サイドジョブキャリア』が刺さった

どうもわざわざこんな初老を取材していただいて(笑)。これまでの経歴と言っても、大したことはないんですが……。

工業高校を卒業後、色んな仕事をしてきました。一番長かったのは製造業や食品関係の工場です。飲食の経験も結構あるかな?

だからこちらにお世話になることになったのは、本当にたまたま。運転が好きで、30代の頃運送業に携わっていたこともあったんですね。それを思い出して、副業としてドライバー職をネット検索していたんです。

そしたら名前そのままに『サイドジョブキャリア』という文言が飛び込んできて。そこで初めて、“デリヘルドライバー”というものを知った感じです。

道を覚えるまでは、“まず行く!” それだけでロスを減らせる

入社後3日間は先輩の子が横に付いてくれました。で、4日目から自分1人という感じですね。

カーナビがあるから遅刻ということはなかったんですが、最初はハラハラしました。僕長野県出身なんで、大阪の主要道路も知らなかったんですよ。道が混雑していても、抜け道がわからなくて……。

だから道を覚えるまでは、“まず行く!”というのを徹底していました。例えばお客様のご予約で、“エリアは決まっているけど、ホテルはまだ取っていない”という場合があるんですね。こういう時は、ナビを見てそっち方向の主要道路までは行っちゃうんです。

そこから「どこどこのホテルに」というお客様のご指定があれば、近くにいるので、それだけ時間のロスを少なくできます。送迎の仕事って、「着けば良い」じゃないと思うんですよね。安全運転のためにもギリギリは良くない。気持ちの余裕は、後ろに乗るキャストさんのためにも必要じゃないかなと。

“ただ待機”はもったいない。こんな時こそ、経路の“正解”を探す

あと、送迎って“オフィスからA町のホテル前まで”ということばかりじゃなくて、“A町のホテル前から、B町のご自宅まで”というケースが多いんですよね。そうすると、行き方は何万通りある。道にくわしければくわしいほど、業務効率が上がるんです。

なので、例えば少し離れた場所への送迎で、待機時間があるという時には、ナビやGoogleマップをよく見ました。

「どうやって行くのが正解だったんだろう?」

さっきも言いましたけど、もともと運転が好きだったので、こういう作業自体が苦ではないんですよ。年の功もちょっとはあるでしょうけど(笑)、正直おもしろいです。

結果自分のためにもお店のためにもなりますしね。“趣味はドライブ”という方には、本当に向いている仕事だと思います。お若い方は特に、僕なんかよりGoogleマップなんかを見るのも得意でしょう。すぐに活躍できると思いますよ。

“特技”“好きなこと”。活かせる何かが、ここにはある

こんな形で“特技”というか、“好きなこと”って誰にでもあると思うんです。それでウチは、『サイドジョブキャリア向上員会』と名乗っているところもあって。

職種も送迎ドライバーだけじゃなくて、電話を取るフロントスタッフもあれば、写真の加工・補正を行うフォトレタッチャーという職もあります。5時間勤務からで良いし、週1出勤も可能。……何と言うか、自分の“スキマ時間”を活用したいという方にも、向いている職場だと感じます。

もちろん「複数の業務をやりたい」という希望も聞いてくれますよ。仕事に慣れたのもあって、僕自身が実は、今フロントスタッフもしているんです(笑)。

「やってみようかな」。1つひとつの努力が、カタチになる

もう50歳ですし、ここ最近はどちらかというと、人と接する系の仕事は避けてきたんです。でもお店の雰囲気が良いのはドライバーをしてわかっていたし、やれるならやってみようかなって。

実際やってみると、マニュアルもあるし、わからなければお店の子達もくわしく教えてくれます。電話だけで応対・接客というのは簡単な仕事ではないですけど、だからこそ成約に結び付いた時には、達成感がありました。

それと、ドライバーをして大阪の道にくわしくなった分、ご案内がスムーズな面もあるんですよ。

「……そちらのホテルですと、今女の子はC町におりますので、もう30分早くお取りできますよ」

こういうことも嬉しいです(笑)。1つひとつの努力がカタチになることが、そのままやりがいに繋がっています。

可能性が広がる職場。色んなスキルアップがある

今実は悩みもあって。正直副業とか繋ぎのつもりで考えていたんですが、このままここで正社員としてお世話になれるなら、それもありがたいことなんじゃないかと。

ドライバー・フロントスタッフと両方やってみて、どちらにも楽しさを感じます。実際1年続けて来られたし、これが3年5年となっても働き甲斐は変わらない……というか、むしろこの職場なら、この歳でもまだ色んなスキルアップもできる気がしてきたんです。

遅くに業界入りして、ここまで可能性が広がっているのが、自分でも不思議です(笑)。きっと20代30代の方ならもっとですよ。“得意”を副業にという方、まずはアルバイトや業務委託で業界にという方には、すごく良い環境だと思います。

取材後記

松坂 治良

執筆者

松坂 治良

ドライバー業務について、くわしく語ってくださった江口さん。道を覚えるための様々な工夫が印象的です。“好き”が何よりの上達の近道。人生の先輩の言葉だからこそ、説得力がありますね。

プロフィール

江口佑太

送迎ドライバー

(前職:工員)