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一般職(内勤・スタッフ)】佐藤雄輝さんのインタビュー記事

2019年入社

佐藤雄輝 (27歳)

一般職(内勤・スタッフ)

前職:調理師

2022.12.28

人同士の関係が良い + 出世欲に応えてくれる環境。この位置で、満足していられない

この記事のポイント!

  • たかがアルバイト応募の自分に、真摯に向き合ってくれた社長
  • 「現時点で必要な情報は何か」 “考える”が業務習得の近道
  • スピード出世する仲間がたくさん。だからこそ負けていられない

料理好きから調理師に。充実した日々だったが、給与が低く……

両親の影響もあって、昔から料理が趣味だったんです。高校も地元沖縄県の調理科がある学校に進んで、調理師の免許を取って。

なかでもスイーツが好きだったので、卒業後はパティシエになりました。でも実際にやってみると、温度管理含めて繊細な業務が多かったんですね。「あ、向いてない」と気づいて(笑)、1年で辞めてしまったんです。

その後は居酒屋さんのキッチンで仕事をしました。ホールにも顔を出して常連さんと親しくお話をしたり、僕目当てに来てくれるお客様がいたりと、気持ち良く働けて。おかげでここは、3、4年ほど続いたんです。

ただ給与は低かったんですね。次第に先々への不安から、転職を考えるようになって……。

ところが自分は料理しかしたことがないから、他の資格やキャリアがないじゃないですか。だから英語を学ぶことにしたんです。

唐突?(笑) いや、そうでもないんですよ。居酒屋時代に、店の目の前のホテルによく外国からの観光客がいらして。ウチを気に入って、沖縄にいる間ずっと通ってくれるような方もいたんですね。片言ながら、そこで会話をするのが僕も楽しくて。

「語学力を身に付けて、それを活かせる仕事に就こう」

そう決意して、半年ほどフィリピンの学校に留学することにしたんです。

たかがアルバイト応募の自分に、真摯に向き合ってくれた社長

もちろん短い期間なので、流暢に話せるようになるわけじゃありません。それでも帰国後、何とかインバウンド向けの東京のホテルに勤めることができて。

でもきっとご想像が付く方もいるでしょう。そこにコロナがやって来ちゃったんです。給与は保証されたものの、自宅待機になってしまいました。それが24歳の時。3年半ほど前ですね。

もう1週間が限界でした。休んでいてもお金がもらえるとか、全然関係ないんです。家にじっとしているのが退屈で退屈で(笑)。「働かなきゃ自分がダメになる」と、アルバイト先を探すことにしたんです。

で、どうせなら時給が良い方がありがたいじゃないですか。また一度はオフィスワークを経験したい気持ちもあって、「デリヘルで働けないかな」と思ったんです。

なかでも『性伝グループ』に決めたのは、とにかく面接ですね。繋ぎの仕事をしたいだけの24歳の若造なのに、会社の理念や歴史、働くキャストさんやスタッフへの思い、昇給や昇格について詳細な説明があって。

しかも最後に知ったんですが、面接官は社長だったんです(笑)。バイト面接でいきなりトップに会えるなんて、夢にも思っていません。「1人ひとりにちゃんと向き合ってくれる組織なんだ」と感じられて、もう他には応募さえしませんでした。

要領が悪かった自分。ところがみんな、責めずにいてくれた

とは言え入った頃の僕はヒドかったんですよ(笑)。全然うまく仕事を回せなくて……。例えばお客様から電話予約があって、場所をドライバーさんに伝えるとするじゃないですか。

「まだ詳細にはわからなくて。17:00に新宿だそうです」
「せめて新宿のどの辺り?」
「伺って折り返します!」
……
「歌舞伎町らしいです!」
「了解です」
……
「そろそろ時間だけど、ホテル決まった?」
「〇〇というビジネスホテルだそうです」
「そこはキャストさん1人で入れます? それとも待ち合せなきゃダメなとこですか?」
「か、確認してすぐ折り返します!」

もうこんな形で、ドライバーさんをヤキモキさせたり、キャストさんを待たせてしまったりということが、1、2か月してもまだあったんですね。

そして困ったのは、先輩のスタッフもドライバーさんもキャストさんも、みんな責めたりして来ないんです。「仕方ない」「まだ日が浅いから」「ミスは誰にでもあるから」という感じ。それが逆にツラくて。

「現時点で必要な情報は何か」 “考える”が業務習得の近道

なぜなら自分1人の失敗で済めば良いんですけど、この事業は色んな人が関わって成り立っているので、みんなに迷惑が掛かっちゃうんですよね。時間のロスが積み重なればお店の売上に響くし、何よりキャストさんが持ち帰るお金が減っちゃいます。

なので「このままじゃヤバいぞ」と、必死で業務の習得に努めるようになりました。聞けば先輩はアドバイスしてくれるし、大事なのは“考える”ということですよね。

先ほどの電話で言えば、「現時点で必要な情報は何か。聞くべきこと伝えるべきことは何か」と考えて、メモに書き出せば良いんです。

デリヘルの業務って、やってみれば“難しい”というものはないですしね。取り組む気持ち次第かなと。現におかげさまで今、僕も主任という立場を頂いているんです。

辛抱強く育ててくれた先輩達に感謝。「ここなら続けられる」

こうして当時を振り返る機会を頂いて、今思うのは、さっきみたいなミスをした時に、強くなじられるような職場だったら、僕はふてくされて辞めちゃったかもしれないですよね。その意味で、辛抱強く育ててくれた先輩達には感謝しかなくて……。

わりと早い時期に「正社員になろう」と決めたのも、この人間関係の良さが一番の理由でした。「ここなら続けられる」と思えたんです。

スピード出世する仲間がたくさん。だからこそ負けていられない

ですが自分には満足していません。なぜかと言うと、3年半いて主任て、ウチではめちゃくちゃ遅いんですよ(笑)。年齢も社歴も関係なく、成果を出しさえすればという社風なので、ドライバーのバイトから数か月で店長とか、未経験入社で2、3か月で店長とか、ザラにあるんです。

つまりウチは、職場の雰囲気が良いと言っても、決して馴れ合いではないんですね。刺激もすっごいあるので、上昇志向が強い方にもふさわしい企業じゃないかなと……。

僕自身、後輩がキャストさんに的確にアドバイスしているのなんか見ると、ありがたいのと同時に焦ります。このままじゃ追い抜かれちゃいますよね(笑)。負けてられません。

取材後記

松坂 治良

執筆者

松坂 治良

「次にインタビューを受ける時は、店長で」と佐藤さん。働きやすさと同時に、キャリアアップの意欲を持てる環境が肌に合うようです。ぜひまたお会いしましょう!

プロフィール

佐藤雄輝

一般職(内勤・スタッフ)

(前職:調理師)

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