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一般職(内勤・スタッフ)】服部しおりさんのインタビュー記事

2022年入社

服部しおり (23歳)

一般職(内勤・スタッフ)

前職:訪問営業 ⇒ デリヘルキャスト

2023.2.14

「相手のために」で働いてきた自分のキャリアが、花開く場所。環境に感謝する日々

この記事のポイント!

  • 「母のようなOLになりたい」+「 キャスト経験を活かしたい」
  • 気負い過ぎていた。そんな自分に、先輩の女性スタッフは……
  • お店の活気。私は既に幸せな環境にいた。週休2日も最高!

大学卒業後、訪問営業の職に。「楽しい」と感じていたが……

私もともとは北海道の人間で。両親の離婚後、母親の実家があったのが縁で、こちらに来たんです。大学では福祉を学びました。

卒業後はでも、全然関係のない職に就いちゃいましたね(笑)。訪問営業です。背中に浄水器を担いで、1日に約2万歩も歩きました。

頑張りましたよ。土日なんかなくて、朝の9時から家々を回って、日を跨いで午前様で帰るなんてザラでした。「きっつ」ってよく言われたんですが、私自身はとても楽しくて。新卒で他を知らなかったし、モノを売るという行為が単純におもしろかったんでしょうね。

ところがある時、すごく嫌な目にあっちゃって。短い間とは言え、お世話になった職場を悪く言いたくはありません。なので内容は伏せますけど、「あー」って。「そういうことするんだ。続けられないな」って、急に冷めたというか、悲しくなっちゃったんですね。結局1年で辞職することになって……。

だけど家族とは繋がりを絶っていたし、私には行くところがないんですよ。それでも「食べてはいかなくちゃ」って、デリヘルでキャストを始めたのが業界入りのきかっけです。「お金も良いし」という気持ちもありました。

「母のようなOLになりたい」+「 キャスト経験を活かしたい」

たぶん根っから仕事好きではあると思うんです。キャスト時代も私、週6とかで出勤していましたから。

今思えば良くないですよね。いつの間にかメンタルをやられちゃって、「会社員に戻った方が良いのかな」と思いました。

で、不思議と頭に浮かんだのは母親なんですね。事務職でバリバリ働いて、子供を育ててくれていたお母さん。

「私もあんな風にオフィスワークやれないかな」

同時にデリで精神的に疲れちゃったり、そんな中でも鬼出勤してご指名を頂いたり、「この経験も活かせたら」と考えて、業界に残ってスタッフをする道が見えてきました。

それで色んなサイトを眺めて……そうそう、持ち上げるとかじゃなくてほんとに『FENIX JOB』さんも見ましたよ。そこから『ナディア』に応募したんです。私の中では“即決”でした。

理由? まず相対的に見て、給与が他より良かった。しかも完全週休2日だったんです。

スタッフをすることにコワさがなかったわけじゃありません。けど社会人になってから2日休んだことなんてない自分だから、それだけで「まあ何とかなるだろう」という気がしたんですね。あとは初めから「2日休みなさい!」と決められていれば、頑張りすぎちゃう自分の歯止めにもなるかなって(笑)。

気負い過ぎていた。そんな自分に、先輩の女性スタッフは……

実は……怒られちゃうかな? 「多少広告にウソがあっても良いか」と思って入社したんですけど、まったくなかったですね、ウソは。広告通りなので、これから入る方はどうぞ安心してください(笑)。

もうすぐで3か月目になりますね。最初は気負い過ぎていたような気がします。さっきも言ったように、自分にも業界経験があったから、ウチのセラピストさん達を「何とかしてあげたい」という思いが強くて。

ご指名が少ない日には「もっと付けてあげたいな」と思ってセラピストさんに話しかけてみたり、それこそお電話口でお客様相手に奮闘してみたりという感じだったんですが、「これで良いのかな」と常に不安でした。

福祉を学んで営業にキャスト、と聞けば“人好き”と思われるかもしれません。でも本来の私は真逆の性格なんですね。それもあってますます考え込んじゃったり。

それが変わったのは、先日神戸で4日間研修を受けてからです。名古屋では女性スタッフは私だけ。一方であちらには3人もいて、色々と教えてもらえました。

先輩達いわく、「めげないめげない。とにかくコミュニケーションだよ」と。そしてこう続けてくれたんです。

「服部さん大丈夫だよ。充分できてる。自分のためじゃなくてセラピストさんのため。いつもそう思って動いているでしょう?」
「はい。そこは」
「それで良いの。そう思えない人、まずそこでつまづいちゃう人が、いっぱいいるんだから」

お店の活気。私は既に幸せな環境にいた。週休2日も最高!

素直に「なるほど」と受け取れました。相手のためにと思えば努力できるし、色んな改善点も見えてくる。確かにそうなんです。私はずっとそうやって仕事をしてきました。先輩達はそこを見抜き、評価してくれたんですね。

「そっか。きっとそうなんだ。考えすぎずに、もくもくと働いてみよう」

それからはぐっと気が楽になりました。冷静になってみれば、私は既にすごく幸せな環境にいたんですよね。いつもセラピストさんが出勤してくれて、お仕事が入って、「ただいま」ってお金を持って帰ってきてくれる。その1つひとつが積み重なって、お店が潤い、私達スタッフにも還元される……。

そのことに感謝して、それが途絶えないように、日々努力。今はそんな思いで過ごしています。覚えなければいけないことはまだまだたくさんあるんですが、後は慣れかなと。自分でも「大丈夫!」と言い聞かせています。

最後に付け加えると、週に2日休めるって、やっぱり良いですねぇ(笑)。仕事をしないで自分のことができちゃう日が、週に2回もあるなんて。そんな当たり前を知れて喜べるのも、『ナディア』とセラピストさん達のおかげだと思っています。

(インタビュー:新海亨)

取材後記

松坂 治良

執筆者

松坂 治良

手に入れた2日のお休みで服部さんが行っているのは、何とパソコンの勉強。Excelにもくわしくなりたいそうです。「充分できてる」と先輩スタッフさんが仰るのも頷けますね。
服部さんは多くを語りませんが、これまでにたくさんのご苦労があったはず。その経験がきっと、この先セラピストさんにもお店にも役立つことでしょう。またぜひお話を聞かせてください。

プロフィール

服部しおり

一般職(内勤・スタッフ)

(前職:訪問営業 ⇒ デリヘルキャスト)