みせいじゅく【総合職(店長・幹部候補)】中川夏暉さんのインタビュー記事
みせいじゅく
2022年入社
中川夏暉 (40歳)
総合職(店長・幹部候補)
前職:マーケター・経営者
2024.3.1
スタッフは8時間で上がれる=サービスの質が良い。“合理的に”こそが新店成功の秘密
この記事のポイント!
- “みんながやっているから”は×。「本当に意味がある?」が重要
- スタッフは月40~50万円。店長は70~80万円。実現は“本気”
- 業務のマニュアル化。働く“人”の雰囲気。未経験の方こそ最適
大学卒業後、正社員を拒否。自由に生きられる術を模索していた
大学卒業後、初めはHTMLのコーダーになりました。IT関連の職を望んではいたんですが、力不足はわかっていたので、まずは色んな案件をこなし、Webの基礎から学んでいこうと。
ちょうど『モバゲー』とか『グリー』等のソーシャルゲームが出始めた頃で、仕事は幾らでもあったんです。正社員?(笑) いえいえ。僕は時間に縛られてルールがあってという働き方はムリだと自覚していたので、アルバイトや業務委託ですね。
ただ30歳を過ぎた頃から「バイトですらしんどい! 会社に拘束されるのしんどい!」となって、“より1人で自由に生きられる方法”を模索するようになりました。アフィリエイトを勉強してブログで稼いだり、ビットコインのまとめサイトを作ったり。
学習系オンラインサロンを運営したこともあるし、マーケティングで企画をヒットさせて、オフィスを構えた時代も……。ほんとに色々です(笑)。やがて占いの解説サイトが注目されて、その関連の仕事だけで月に100~200万といった収入を得られるようになりました。
とは言えこの辺りから“1人の限界”も感じ始めたんですね。自分だけだと確かに気軽ではあるんですが、スケールできる規模は小さくなってしまう。リソースが足りなくてできないことが、たくさん出てきちゃったんです。
「ここから更に上に行くには、一緒に協業できる仲間が必要」 そう強く感じるようになりました。
「自分の店をやりたい」 1人の人気キャストの“夢”が始まり
今代表として『みせいじゅく』の経営に関わっているのは、あれはどこかのバーが最初だったかな? 当時他店でキャストをしていたれなさんと知り合いになって、何度かお会いする内に、「自分のお店をやりたい」と打ち明けられたんです。
ところが「若い自分には経営手腕がないどころか、数字の計算さえ弱い」と。「夢は夢のまま終わるのかな」という話だったので、もったいないというか「何とかできないかな」という気持ちになったんです。
同時に冒頭で触れた通り、僕は僕で「この先は1人では厳しい」と感じ始めていた時期でした。で、「一緒にやってみるか」と……。
当然そこには勝算もありました。
もともとれなさんは、ロリキャラということで自己をプロデュースし、絶大な人気を得ていたんですね。見せ方や自分を知る力、おもてなしスキルという面では大したものだし、現にリピーターのお客様を数多く掴んでいました。
れなさんをアイコン(シンボル、象徴)とするというより、同じコンセプトで人を集め、彼女のサービスの方法論を在籍のキャストさん達が共有できれば、競合他店との差別化が図れる。きっと成功すると考えました。
事実2022年7月にオープンしたお店は、その月の内に黒字化を達成。そればかりか、翌月には広告費含め、初期投資費用のすべてを回収できたんです。
“何事も合理的に”。躍進の一番の要因は“他業界から来た”こと
ラッキーと言えばラッキーでした。れなさんの打ち立てたコンセプトと、僕の培ったマーケティング力がマッチした結果が、『みせいじゅく』の早期の好評と、その後の右肩上がりの躍進に結びついたんだと思います。ご縁に感謝ですよね。
しかしさすがに運が良いだけでは集客できません(笑)。成長軌道に乗れたワケは他にもあって、その一番はやはり、僕が“他業界から来た” “だから何事も合理的に判断することができた”というのが大きいのかなと……。
ネットを見ると、デリヘルの開業には“1年は赤字を覚悟”とか“投資に1千万円は必要”という言葉がまことしやかに踊っているわけですよね。それに対して僕は「ほんとかな?」というか、「何で赤字が出ないようにと考えないんだろう?」と思ったわけです。
“みんながやっているから”は×。「本当に意味がある?」が重要
そもそも論として商売って、“売上-コスト”の計算式が黒字になるように組み立てればいいだけ。“最初の半年は必ず赤字”なんておかしいはずなんです。
だから『みせいじゅく』では、初動時にとにかく“コストを掛けないこと”を意識しました。れなさんが既に掴んでいたお客様から売上の見込みを立てて、その売上の範囲内でしかコストを掛けない。そう決めたんです。
例えば普通なら“デザイナーに豪華なバナーを外注する”みたいなところも、僕が『Canva』でつくった手作りバナーで済ませました。
広告もアホみたいにあちこちに載せるのではなく、最も効果が出そうな1サイトだけに集中し、それ以外はSNSなどを活用して補う。こうした低コスト運営の結果、ごく普通に初月から黒字化できたわけです。
「Canvaバナーで黒字になるなら、豪華なバナーは必要ない」 運営初期のこの成果を受けて、実は今でもウチは、僕の手作りシンプルバナーしか使っていません(笑)。
僕は全てのことに対して常に「これは本当に意味があるのか?」と考え続けています。意味のないことだと判断したら、どれだけ“みんなはやっていること”でも、一切やりません。
労働生産性。「8時間で帰れ」はスタッフのためばかりじゃない
話を要約すれば、“業務と施策の1つひとつを合理的に考え、実行する”ということになるでしょうか。
これは営業面だけではなく、労働環境でも同様です。この業界には未だに10時間拘束とか12時間拘束、中には日によって朝から夜中までなんてお店もあるじゃないですか。僕には考えられない。
ウチの給与は試用期間後、週休2日制なら月25万円、週休制なら月30万円でスタートです。そしてどちらの場合も、8時間で“ゼッタイに”帰らせます。残業は禁止なんです。
理由は“スタッフのプライベートを尊重して”、とかじゃありません。いや、それもありますけど(笑)、単純に“労働生産性”が下がるんですよ。
試しに出社3時間後と9時間後とで、ご自身がつくったテキストやバナーを比べてみてください。明らかに後者の方が質が悪いはずだし、作成スピードも落ちているはずなんです。
そして上記はほんの一例です。疲れてくれば電話の対応も丁寧ではなくなるし、目の前の業務にとらわれて、キャストさんの変化にも気づけなくなっちゃう。そうなれば店のサービスに影響してしまうでしょう。長い目で見れば、売上減の原因ともなるんです。
あえて釘を刺しておきますが、これからご入社の新人さんも、ムリはダメ。8時間でさっさと家路について、遊ぶなり休息するなりしてください。睡眠も大事ですよ!(笑)
……ちなみにウチのオフィスの壁には“みせいじゅく社訓:がんばらない”って本当に書いてあります(笑)。
スタッフは月40~50万円。店長は70~80万円。実現は“本気”
現在の調子で売上を伸ばしたいし、将来的には店舗数も増やしていきたいですよね。みんなの給与も上げていきたいなと。
今お伝えしたように、スタッフの月給は25~30万円でスタート。そこに歩合給が付くので、今だと店長クラスは40~50万円というところでしょうか。
これを年内に、いやできれば半年で、スタッフには月に40~50万円、店長には70~80万円支給できる体制にしたいんですね。
不可能な数字ではありません。今リピーターをより増やす施策を行っているんですが、これがきちんと稼働すれば、店の売上を400~500万円積み増せるはずなんです。
……スタッフの給与を上げたい理由?(笑) それも“合理的に”ということで説明できます。
先ほどお話したことと少し重なりますが、
“シフトを12時間埋めてくれるけど、顧客対応が雑で、キャストさんに対しても親身に接することができない”
こんなスタッフが中心のお店では、売上は伸ばしづらいでしょう。売上が伸びなければ昇給のための“原資”も捻出できません。一方で、
“シフトは8時間しか埋められない。でもその分顧客対応は高級店並みに丁寧で、キャストさんに対しても「執事かよ」ってくらいホスピタリティある接し方ができる”
こうしたスタッフばかりのお店なら、売上も立ちやすい。原資も潤沢となるので、給与アップという形で従業員に還元もできるんです。
業務のマニュアル化。働く“人”の雰囲気。未経験の方こそ最適
その意味で言えば、“上げたい”と言うより、“上げられるように運営している”と言った方が正解かもしれません。
給料が上がればみんなのモチベが上がるだろうし、モチベが上がれば更なる売上増だって見込める。つまり“売上を伸ばす”を合理的に追求するなら、みんなにどんどん昇給してもらった方が良いんです。
もちろん給与水準が上がるということは、“求められるクオリティ”も高くなるということ。実際『みせいじゅく』では、仕事に対する“手抜き”“怠け”は些細なものでも一切許されません。「疲れてるから」などの言い訳も認めません。そもそも疲れないような体制にしているんですから。
それにご心配なく(笑)。業務はほとんどマニュアル化されているし、決して難しいものではありません。当たり前のことを当たり前にという姿勢で目の前の仕事に向き合える方なら、すぐにも活躍できるかなと。
なので少しでも気になった方は、ぜひご応募ください。特に未経験の方! “絶対”ウチが向いています!(笑)
他のスタッフもすべて未経験入社だし、何と言ったら良いかな……働くみんなの顔を見ていただけると、この“風俗風俗していないフツーの雰囲気”が、より伝わるはずなんです(笑)。
そしてだからこそ、このチームで2年経たずにここまで来られた。これからを思って、ワクワクもできるんです。
取材後記
その意味で記事にもあるように、気になった方はぜひご面接に。特にお若い方は、代表のお話から大きな刺激を受けるはずです。
記事の中川夏暉さんがハタラク会社はこちら
企業名 | みせいじゅく |
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業種 | デリバリーヘルス(デリヘル) |
事業内容 | デリバリーヘルスなんだぜ🚗! |