【総合職(店長・幹部候補)】松川みきさんのインタビュー記事

2025年入社
松川みき (33歳)
総合職(店長・幹部候補)
前職:キャバ嬢⇒セラピスト
2025.8.22
キャバ嬢⇒セラピ⇒メンエスで店長。ここで一緒に、東京進出だって目指しちゃおう
この記事のポイント!
- ベースの人気+セラピスト経験。“いきなり店長”ができた理由
- 口下手でもOK。大事なのは気持ち。“自分の家族”と思ってみて
- 随時昇給に歩合給。ポストも続々。スタッフの頑張りに応えたい
“人見知りキャバ嬢”が、やがてランカーに。自信も付いたが……
学生時代までの私は、極端な人見知りで……。それが二十歳ぐらいでしたか。失恋をきっかけに、そんな自分を克服して「魅力的な人になりたい」と。キャバクラでアルバイトを始めたんです。
だけど人がコワいのなんて、そんな簡単には直りませんよね。最初の頃は「もうムリです!」って、泣きながらお店に電話する毎日でした。
ただ今思うと、逃げちゃえばいいのに「許可がないと辞められない」と思い込んでいたのが良かったんですね(笑)。続ける内に、だんだんと人慣れしていって。
特に3、4か月して、お店のランキングで2位に入れたのを覚えています。「私にもできるんだ」って、達成感と自信を得られました。お客様との会話もお仕事も楽しくなっていって、結局大学卒業後はキャバ1本で生計を立てたほどでした。
ところが20代の半ばで投資詐欺に遭っちゃったんですね。貯めていたお金を全部失ってしまって。
心機一転。上京して銀座のクラブで働き始めたものの、今度はコロナ禍でお客様がいらっしゃらない。ほんと、今だから笑えますけど、ツイてないときって、ほんとにとことんツイてないです(笑)。
未経験からセラピストに。“売れ方が1つじゃない”おもしろさ
とは言え、“だからこそ今がある”とも言えるんですね。「どうしよう」「どうやってお金返そう」と悩む中でメンズエステに出会い、セラピストになりました。
選択肢は色々あったんですよ。「AVは?」「ソープは?」と勧められるようなこともあって。でも当時のパンデミックの状況だと、粘膜接触がコワいじゃないですか。水商売1本で来てましたから、メンエスなら“風俗ではない”という安心感もありました。
けど最初に入ったお店は、振り返るとダメダメで(笑)。とにかく何もしてくれないんですよ。こちらは未経験で何もわからないのに、メモと施術画像を渡されるだけでした。
だから私、初めはめっちゃ下手なセラピストだったと思います(笑)。その後「このままじゃヤバい」って、講習受けまくったんです。
この仕事がおもしろいのは、こうした自分の努力が“結果に繋がりやすい”んですね。
キャバクラは疑似恋愛が接客の中心なので、どうしても向き不向きがあります。苦手だと苦手なままで、ムリなストレスで潰れちゃう子もいるぐらいなんです。
一方で、メンズエステは施術、SNS、愛嬌等々、色んな角度からアプローチできる。“頑張り方が1つじゃない”から成功の幅だって広がるし、事実東京で5年、すごくやりがいがありました。
ベースの人気+セラピスト経験。“いきなり店長”ができた理由
やがてなぜスタッフに、というのは、30代に入ってから「一生セラピストはできないだろうな」という心配はずっとあったんですね。最近は地元も恋しくなってきちゃって(笑)。
そんなときに、知人からこんなお誘いを頂いたんです。
「三宮でメンエスをリブランドオープンするから、運営手伝わない?」
で、「そうか。そういう選択肢もあるんだ」と。先月から準備に入って、8月にリニューアルしたばかりです。業界は長くてもスタッフに、まして店長にとなると全くの初めて。出だしはほんとにたいへんで、ようやくこなせるようになったという感じですね。
逆に言うと、“ゼロから店長”の私でもなんとかやれている(笑)。要因の1つは、『AROMA MIREIA(アロマミレイア)』はもともと人気店なので、運営のベースというか、ノウハウがきちんと蓄えられていました。
もう1つは、施術指導、SNSでの集客方法、お客様とのコミュニケーションの取り方という形で、女の子へのアドバイスに、私の経験もしっかり活かせたんです。
自分自身が新人の頃「講習もしてくれないの?」と思いましたから、彼女達の不安はとてもよくわかる。もっともっと役立ちたい思いが強いです。
口下手でもOK。大事なのは気持ち。“自分の家族”と思ってみて
今少し触れたように、受付業務やサイトの更新は、慣れればどなたでもできちゃう。大事なのは、女の子のサポートの部分ですよね。私も過去5年の間に色んないいお店、悪いお店を見てきたので、「どうすればセラピストさんが働きやすいか」を常に考えています。
ただこれも実は、難しくはないと思っていて。未経験スタートのスタッフさんにお伝えしたいのは、「女の子達を自分の家族だと思ってみて」ということ。
口下手でも全然いいんですよ。よく喋る兄弟ばかりじゃないでしょ? でもそれでも頼れるお兄ちゃんだったり、憎めないかわいい弟だったりするじゃないですか(笑)。
「仕事だからじゃないんだ」「義務でやってるんじゃない」「ウソじゃなく言ってくれてる」……
こんな風に、相手への“思いやり”が伝わるのが何より大切かなと。スタッフみんなが同じように親身に接すれば、女の子の定着率も自然に上がるはずなんです。
随時昇給に歩合給。ポストも続々。スタッフの頑張りに応えたい
せっかくの新組織なので、スタッフさんの頑張りにも応えていきたい。女の子の本指名率が上がったら、連動して随時昇給するイメージですね。受付の件数とかお店への貢献度で、歩合給も付くようにしたいです。
成果さえ上げてもらえれば、出世も早いですよ。年内にはエリアを拡大して、明石や大阪に出店していくつもりです。私自身後輩さんが育ってくれれば、もうすぐにも三宮は預けてしまって、新店立ち上げにトライしたいなって。
いつかは東京にもお店を出したい。……もちろん本気ですよ(笑)。そのときにはぜひ、またインタビューにいらしてください。
取材後記
プロフィール

松川みき
総合職(店長・幹部候補)
(前職:キャバ嬢⇒セラピスト)