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「これでいいのかな？」 大学卒業⇒就職の流れに疑問を感じた

最初の就職は二十歳ですね。高校⇒大学と当たり前のように進んでいたんですが、2年生の終わりにふと「このままでいいのかな？」と思ってしまって。

みんな社会人を意識する頃で、企業探しをし、応募、面接と進んでいく……。その流れがどうもピンと来なかったんです。卒業に執着もなかったので、いっそもう社会に出てしまおうと。

初めは食品会社で事務をしました。2年かな？　何が嫌というわけでもなく、それなりに充実した日々を送っていました。ただ給与はめちゃくちゃ安かったんですね（笑）。

「割に合わない」と感じて、今度は建築現場の施工管理をしました。ところがこちらはこちらで、家に帰れないほどの長時間労働。月給は悪くないと言っても、時給換算したら一体幾らなんだと（笑）。頑張ったものの、5年が限界でした。

“業界で一くくり”は間違い。“そのお店がどうか”こそが問題

それでなぜこの業界に、というのは、第一に“高収入”という点に惹かれたんですね。

またWeb検索して様々なお店を見る過程で、「世間が言うほどブラックじゃない」というのが見えてきました。たぶんどの業種も“業界で一くくり”は間違いで、“そのお店がどうか”が問題なんですよね。

事実その後、ホテヘルの大手で2年、メンズエステの個人店で6年。コワい目に遭ったりだとか、体育会系の先輩に圧をかけられて、なんて一度もありません（笑）。

“やればやっただけ”収入に見返りもあったので、納得して働けていました。

社保完備。明確な給与額。実働8時間で、残業代は100%支給

中でも昨年11月からお世話になっている『奥鉄オクテツ』は、福利厚生や労働環境という面では一番かもしれません。

例えば僕は当時結婚したてで、“社会保険”は家庭を持つ上で必須だったんですね。でも“社保完備”と求人広告に記載がある企業は、意外に少なくて。

また面接を受けた際にも“あいまいな説明”はゼロ。スタッフはこの額、店長まで行けばこの額と、“具体的に”給与を提示してもらえました。勤務時間も明確で、実働8時間。それ以上に働いた場合は、残業代が“100％”支給されるんです。

まさに自分が昔いた一般企業と、変わらない“クリーンさ”がありました。……いや、施工管理時代の激務を思えば、それ以上ですよね（笑）。

マニュアル、システム化、適切な人の配置。“送迎業務”もない

たまたま僕が経験者だっただけで、未経験入社でも全く問題ないと思います。しっかりとしたマニュアルがあるし、“システム化”も進んでいるので覚えやすい。

「1人でやれ」とか「習うより慣れろ」なんて古いことも言われません（笑）。職場に適切に人が配置されているので、先輩から常にフォローやアドバイスをもらえるんです。

業務量で言っても、“駅待ち合わせ型”なので、ウチは送迎業務がないんですね。当然運転免許はいりません。

何より“奥様店”なので、キャストさんの年齢層が他より高め。いいかげんな女性はほぼいませんし、なんというか“フツーにしていればわかってくれる”という安心感があるんです。

“当たり前に”仕事をしていれば、キャストさんは信頼してくれる

事実お客様へのご案内にも“キャストさんとのコミュニケーション”は大事なんですが、僕らが「伝達漏れをしない」「ミスをしない」という“当たり前”を徹底していれば、まず「ちゃんと仕事してるな」という信頼を得られます。

自然と頼りにもしてくれるので、やがて雑談やちょっとしたプライベートのお話もできるようになる。お客様に「こんな子です」とプッシュできる材料も増えていきますよね。

新人さんも焦らずマジメに業務に向き合ってくれれば、それでいいのかなと。大丈夫。キャストさんはそんなスタッフの“背中”を見てくれています。すぐにのびのび働けるようになりますから。

新規出店できるブランド力と意欲。いつか自分も店長になりたい

もちろん成果を示せば昇給するし、昇格のチャンスも十分に用意されています。なぜなら『奥鉄オクテツ』って、大阪・関西だけのグループじゃないんですね。

それこそ北海道から九州まで“全国展開”しているブランド。言わば“出張先にだって見つかる”知名度があるし、安定をバックにした“新規出店”の意欲も持ち続けています。

僕自身せっかくご縁を頂いたので、この先で「店長に」という意欲はあります。先ほども触れたように“マジメに、愚直に”。それさえあればきっと報われる環境なので、コツコツ頑張っていきたいですね。

（インタビュー：松坂治良）

取材後記

執筆者

藤野 りさ

1社目は給与に問題。2社目は長時間労働……。新天地を求め転職したこの業界で、ついに出会った“ベストな職場”こそ『奥鉄オクテツ』だったのでしょう。
こんな先輩がいると、未経験の方も安心ですよね。店長さんになる日も、そう遠くないのでは？　またぜひインタビューをお願いします。