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高校卒業後、食品製造業に。2年続けたが、先を見出せず……

九州で高校を卒業後、すぐに就職しました。ずっと野球をしていたので、本当は推薦で大学に進みたかったんですが、今一歩実績が足りなくて……。

初めは食品関係の製造業ですね。地方のお土産をつくる工場に勤務した形。二十歳まで続けたのかな？

2年で辞めちゃったのは、なんというか、先が見えなかったんですよね。月給は20万円行かないし、人間関係も悪い（笑）。ずっと続ける意味あるのかなと。

それからはソープランドを2社経験しました。転職の相談をした友人から、「こういう道もあるんじゃない？」と勧められたのがきっかけ。収入面に魅力を感じたんです。

大手の中級店で4年半、次に老舗の高級店で約1年という流れですね。振り返ると、この業界というより、“接客そのもの”をゼロから学んだ日々だったなと。なので今でも感謝がありますよ。

“高級店”が応募の決め手。更に面接の好印象が背中を押した

その後なぜウチに、というのは、実は中級店時代から「あ、ここいいな」と感じていました。

以前求人を担当していた時に、参考にしようと全国のお店を調べてみたんです。そうしたらまずホームページに目が留まって。「カッコいいサイトだな」「コンセプトがしっかりしているな」という記憶が、後々まで残っていたんですね。

やがて僕も25歳となり、その頃は「無店舗型も経験してみたいな」「九州を出るのもあり？」等々、今後について真剣に考えている時期でした。「そう言えば『MIRAI TOKYO』は？」と、思い出してスタッフ求人に応募してみたんです。

入社の決め手の1つは、“高級店”という点ですよね。お客様単価の高さからくる“費用対効果”は、九州の老舗店にいた時に実感していました。

何より大きかったのは面接です。これまでの経歴をくわしく聞かれ、幾つか質問を受ける中で、“人物をきちんと見定めようとしてくれている”というのが伝わったんです。

その上で「いいですね。大丈夫。水田さんの業界経験ゼッタイ活かせますよ」と言われたら、「ここだ！」と思うじゃないですか（笑）。もうその日から即、上京の準備を始めました。

“意味ある会話”がマッチングのポイント。データベースは“財産”

ただ当初は接客面で苦労しました。この業界に入って初めて「できるようになるのか？」と心配したぐらいです。

それまでは対面でお客様と向き合い、キャストさんとのマッチングを図っていたのが、デリヘルではそれができません。お電話口で“言葉だけ”でお客様にキャストさんの良さを伝え、要望や質問にお答えする……。想像以上に難しい作業でした。

幸いだったのは、先輩が皆さん親身になってくれたこと。まず相談する前から声を掛けてくれたんです。

またその内容も、責めるとか頭ごなしに注意するという感じじゃないんですね。

「さっきのお客様とのお話。なんでああいう流れになったの？」
「今の電話惜しいなあ。途中までは完璧だったのに。どこでお客様の気が変わったかわかる？」

要はマッチングに繋がる“意味のある会話”をしなさいということなんですね。すぐにはうまくいかなくても、そこを意識して電話応対を続けていれば、必ず成約に結びつくようになるからと。

お客様の些細な点までデータベースに残してくれているのも、大いに助かりました。言わば“財産”ですよね。新人のサポートになるし、同時にこうしたシステム化自体が、『MIRAI TOKYO』の強さと成長の理由だという気がします。

未経験者はゼロから業務を吸収でき、経験者はスキルを活かせる

先輩の皆さんのおかげで1年経ち、電話接客の不安はほぼ取り除かれました。今後はブラッシュアップを続けてというところですね。

もちろん「いつかはここで店長に」という気持ちはあるんですが、さすがにまだ早い（笑）。今はまず主任を目指しています。

やりがいはすごくありますよ。研修社員から正社員になった時点で基本給が上がるし、歩合給の割合も増える。自分が実力を付ければ付けただけ、収入で返ってくるという形ですね。この“報われる感”は、在職した3社の中でも一番かなと。

たまたま僕は業界経験がありましたけど、未経験でも全然溶け込めると思います。

むしろ今触れた電話応対のような業務は、下手に僕みたいに対面接客を経験しなかった方が、すんなり覚えられたかもしれません（笑）。事実僕なんかよりずっと早くマッチングを図れるようになったスタッフもいますよ。

また一方で、求人媒体の選定や効果的な使い方なんかは、面接でも期待していただいたように、僕も経験を大いに活かせると感じています。スタッフの“自由度が高い”社風なので、これからを楽しみにしている部分もあるんです。

だから結局は“やる気”ですよね。それがあれば、どこまでだって行ける。そんな風に感じて働ける今に、とても感謝しています。

（インタビュー：松坂治良）

取材後記

執筆者

藤野 りさ

業界3社目で、それこそベストマッチな企業に出会えた水田さん。上京した甲斐もありましたね。⇒主任⇒トレーナーとステップアップされた際に、ぜひまたお話を聞かせてください。私も楽しみにしています。