風俗男性求人はFENIX JOB

先輩たちの等身大メッセージ
VOICE

ジンセイの紆余曲折を経て、なぜ彼らは風俗業界で働く選択をしたのか。
風俗業界への転職を選択した彼らのジンセイ再生の秘訣に迫ります。

一般職(内勤・スタッフ)】前田勇紀さんのインタビュー記事

2021年入社

前田勇紀 (34歳)

一般職(内勤・スタッフ)

前職:銀行員 ⇒ デリヘルスタッフ

2021.7.29

仕事に“対価”を求めて転職し、半年で月給は50~70万円。100万円は、もう射程圏内

この記事のポイント!

  • サービスの利益率が高いから、1人ひとり丁寧に接客できる
  • “既にあるものをこなす”のではなく、“無から自分達でつくる”
  • 発展途上の会社=自分の情報や知識、更には人脈まで活かせる

銀行マンとして順調だったはずが、思わず口に出た本音

出身は関西です。大学を卒業後、上京して銀行マンになりました。1年2年と、給与だって悪くないし、順調な歩みだったと思うんですが……。

「これだけのために来られたんですか?」

ちょうど3年目だったと思います。自分の営業成績が良くて表彰を受けたんですが、副賞が3,000円の商品券だったんですね。なのでつい、お偉方に向かって本音を漏らしちゃったんです。「あれだけ頑張ってこれか」と思ってしまって。

もう会場が凍り付きましたよね(笑)。僕の出世の道は、この一件で終わりです。医療系の企業に出向させられて、そこで3年間営業をしました。

もうじき30歳。「このままで良いのか?」と思った時

で、29歳になった時に、色々考えてしまったんですよね。「このままここで働き続けて良いのか?」って。

もともと自分は「稼ぎたい」「自分の仕事に対価が欲しい」という思いで金融業界に入ったのに、気が付けば本来の持ち場を離れ、得られたのは安定だけでした。

確かに同年代の平均給与よりは頂いていたし、贅沢な悩みなのはわかっていたんです。だけど人生は一度きり。別のフィールドでチャレンジしたくなっちゃったんですね。

“稼ぎ”で考えて、大手のデリヘルに。6年在職したが……

ところがここからがまた問題で(笑)。収入で考えたらこの業界だろうと思って、大手のデリヘルに入社したまでは良かったんです。でも僕、そこでもまた上から煙たがられてしまって。

どんなことで?……うーん。一緒です。僕つい言っちゃうんですよ。

「マンパワーに頼るんじゃなくて、全員が同じ質の仕事ができないとダメです」
「健全をうたうんだったら、まず自分が背中を見せないと。キャストさんもスタッフも信用してくれないじゃないですか」

わりと真っ当な意見だと思うんですけどね(笑)。まあでも大きな組織でしたし、黙って言うことを聞く部下の方が扱いやすかったんでしょう。僕も今になって振り返ると、「もう少し言い方があったかな?」とも思います。

ただやっぱり、先が見えちゃったのは事実なんですね。出世は店長止まり。給与も現状維持から上がることはないなと感じて、6年目の今年2月、再転職を決めました。

面接時間わずか15分。「あなたの経験は、みんなの役に立つ」

『MIRAI TOKYO』に入社を決めた理由は、すごく単純です。代表面接の印象がすごく良かったというか、おもしろかったんです。

僕全部正直に伝えたんですね。大手のグループに6年いたということ(当然そこの名前は代表もご存じでした)。でも上司から気に入られなくて、店長止まりだったこと。自分は昔から、たとえ相手の立場が上でも、正しいと思う意見を言ってしまうこと……。

「いつから来れますか?」

もう「え?」って感じですよね。代表の方が年下でもあるし、僕は「めんどくさい奴だと思われるかな?」と、覚悟していたぐらいなんです。業界歴もプラスに受け取られるかマイナスに受け取られるかは、こちらからではわからないですし。

それがものの15分ぐらい(笑)。だから思わず聞いちゃったんですよ。「そんなに簡単に決めちゃって、大丈夫ですか?」って。

「こういうのはお互いのフィーリングですから。それにあなたの経験は、きっとみんなの役に立ちます」

サービスの利益率が高いから、1人ひとり丁寧に接客できる

実際働いてみて一番に気づいたのは、“流れ作業で仕事をしている方が全然いない”ということ。皆さんが1人のキャストさん、1人のお客様、1本の電話にきちんと向き合っていると感じました。

またここの良いところは、それができる環境なんですよね。僕が以前いたのも高級店だったんですが、『MIRAI TOKYO』は料金の桁が違います。サービスの利益率がより高いので、時間に追われることなく丁寧に接客できるんです。

“既にあるものをこなす”のではなく、“無から自分達でつくる”

更に言うと、“丁寧に”は、キャストさんについても同様なんですね。ウチでは彼女達に対して、“代わりはいるので別に”という接し方をしません。競争率が高い中で入店してくれた。他のお店もある中で選んでくれたんだから、働きやすいようにメールやLINEの一文取っても、親身を心がけています。言うべきこともちゃんと言いますよ。

例えば当欠(当日欠勤)の続くキャストさんがいたら、心配もしつつ、「お客様に対しても申し訳ないから、どうしても他の子が優先になっちゃいます」という話はするんですね。その上で、“どうして来れなくなったのか”を一緒に考えてみるんです。「稼ぎたい」という点では、キャストさんも僕らも同じですから。

これだけ密度濃く仕事が行えているのは、さっき言った利益率面での余裕もそうですけど、“既にあるものをこなす”というのではなく、“無から自分達でつくる”というベンチャー気質が、5年を過ぎてなお、会社自体にあるからだとも思います。なので僕には、業務をゼロから学びなおせているような感覚もあるんです。

発展途上の会社=自分の情報や知識、更には人脈まで活かせる

その一方で、発展途上の会社だからこそ、効率が悪いようなこともあったんですね。

例えば各Web営業媒体の更新作業にしても、今は『ベンリー(Mr.Venrey)』というシステムがあるので、キャストさんの出勤情報は、一度オフィシャルWebサイトに入力してしまえば済むんです。後は『ベンリー』がそこから自動で情報を拾い、各媒体に反映される仕組みで……。

ところがある時ふっと気づいたんですが、みんなオフィシャルサイトに入力した後、「えーっと」って、また『ベンリー』にも手入力していたんですね。まさに“二度手間”が行われていました。せっかく超便利なのに(笑)。

僕自身長く媒体管理も行っていたので、この辺の情報や知識、更には人脈も活かせたんですね。システムの構築と整備に関しては、多少なりとも貢献できたかなと。代表が仰っていた「経験がみんなの役に立つ」というのは、こういうことなのかなと思いました。

わずか半年で月給50~70万円。“報われている”という実感

そして成果を出せば報いてくれるのが、この会社の何よりの良さだと感じます。僕の場合で言うと、研修期間を終えて1か月で社員、2か月目には主任、今月からもうマネージャーですよ(笑)。仕事ぶりでどんどん昇格していけます。

もちろん給与だって上がりますよ。研修の内から月給35万円でスタート。社員で40万円。マネージャーとなった今では、歩合の付き方によって50~70万円頂いています。半年でここまでというのは、なかなかないですよね。

「自分の仕事に対価が欲しい」

20代で抱いたこの思いが、今やっと叶えられた気がします。当面の目標としては、早く月給100万円にしたいですね(笑)。

(インタビュー:松坂治良)

取材後記

藤野 りさ

執筆者

藤野 りさ

お話を伺って、『MIRAI TOKYO』のベンチャー気質に、前田さんは新たなスキルやノウハウをもたらしたのかなという印象でした。強い企業ほど、こうした新人とベテランの“相乗効果”が働いているのかもしれません。月給100万円を達成した暁には、ぜひまたインタビューさせて下さい。

プロフィール

前田勇紀

一般職(内勤・スタッフ)

(前職:銀行員 ⇒ デリヘルスタッフ)