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土浦『恋愛』で3年。ステキな仲間。今があるのは彼らのおかげ

こんにちは。どうもお久しぶりです。前回は確か、3月でしたか。現在在職の札幌店について、お話させていただいたんでしたね。

それまでの3年間お世話になっていたのが、実は土浦の『ハッピーマットパラダイス』でした。自分の雪国への憧れから札幌異動を志願したものの、土浦も離れがたいほどの働きやすい環境だったんです。

で、今回『恋愛グループ』として茨城県でも求人広告を出すと聞いて、「ぜひ僕に語らせてくれ」と（笑）。

ほんとに良いお店だし、ステキな仲間達だし、今の自分があるのは、彼らのおかげなんです。

前職の経験から接客力に自信。でも店長はその“上”を行っていた

一番は、前回も触れましたけど、上司の存在ですよね。生協⇒パチンコ店という流れで、僕も営業と接客にはそれなりに自信を持っていたんですが、「上には上がいる」「まだまだ勉強なんだ」と反省させてくれたのが、土浦の店長でした。

例えば入社してしばらく経った頃、あるキャストさんが「今日はもう帰ります！」と言って、お店を出かけたことがあったんです。

新人スタッフの僕からしたら「社会人でそんなの通用するかな」と驚くし、何かこちらに落ち度があるとも思わないから、「帰るなら帰るでどうぞ」という気持ちでした。

そしたら店長が飛んできたんですね。

「待って待って。午後に指名も入ってますよ。もったいない」

で、理由を聞かせてくださいと。こちらに至らない点があったら、教えてくださいと頭を下げるんです。キャストさんも「それなら」という感じで、自分の思いを語り始めて……。

「『写メ日記』上げてるのに、誰も何も言ってくれない。良いか悪いか指示してくれない」

店長は「忙しくて」とあやまって、「あれで良いよ。その調子で」と話していました。しっかり1人ひとりの『写メ日記』はチェックしていたんですね。ただ管理業務に追われて、伝える時間がなかっただけ。そのことにまず驚いたんです。

「こうすれば？」と注意されたわけではない。“背中”から学んだ

実際「店長が見てくれている」というのがわかった時点で、そのキャストさんの態度は180度変わっていました。話し合いも「次はどんな写真をあげようか」「どうしたらもっとご指名に結びつくかな」という前向きなものに変わっていて。

これ自体が反省になったんですね。それまでの僕からすれば、「『写メ日記』の上げ方がわからなければ、聞けばいいのに」という感覚でした。そうじゃないんですよね。

こちらからアプローチしてあげなきゃいけない。「昨夜日記見ました。あれどこの焼肉屋さんですか？　おいしそう」というだけで、キャストさんからしたら“頑張った甲斐”もあるだろうし、「あれでお客様にも刺さるかな」という相談もできるだろうし。

僕らと違って、副業で時間の合間を縫って営業ツールを更新している子もいるわけですよね。それがわかれば、「帰る」⇒「はいどうぞ」とはならないはずでした。今思えば恥ずかしいぐらいです。

もしかしたら「もう帰ります！」というそもそもの発言も、キャストさんの何かのSOSだったのかもしれませんよね。彼女達あっての事業、だからこそ気持ち良くお仕事を……。店長に何か注意されたわけではないんですが、“背中”で仕事を教えられた気がしています。

昇格して主任。家まで建てた。“将来”を思い描ける環境に感謝

『恋愛グループ』の何より良いところは、こうして「先輩を追って」という形で頑張って成果を出せば、評価してくれることですよね。

昇給・昇格の査定は年2回あって、僕も給与はしっかり上がりましたし、今では主任です。今後副店長⇒店長という流れで、ステップアップしていきたいなと……。

それになかなか、こんな風にスタッフ1人ひとりの意見や要望を聞いてくれる組織ばかりじゃないですよね。

「妻も僕も秋田県生まれなので、雪国に行きたい。子供達にもスキーやスノボを教えたい」

僕がこの理由で札幌への異動願を出したら、しっかり通りましたから（笑）。「まずは茨城で実力を付けて、いつか東京に行きたい」という方だっているでしょう。一生懸命やっているスタッフなら、希望はかなうと思います。

現実問題として、グループは今まさに全国展開中なんですね。“店長候補”は幾らいても良いぐらい。向上心さえあれば、青天井で上を目指せる環境だと思います。

私事で恐縮ですが、僕も家を建てることができて、来月末には引っ越しなんです。

「もう家はあきらめた」

正直他業界にこんな友達もいっぱいいますよ。結婚自体あきらめている知人だっている。

それに比べたら、自分は「なんて幸せだろう」と感じるんです。あきらめたりせずに「もっと」と思えるし、「どう努力すれば夢をかなえられるのか」と考えられる。前向きに人生を歩める今に、感謝の気持ちでいっぱいです。

（インタビュー：松坂治良）

取材後記

執筆者

藤野 りさ

今でも茨城のスタッフ様達とは仲が良く、「元気？」「売上どう？」と電話やLINEで情報交換も行っているそうです。おそらく土地は変わっても、芯に通っている“社風”は変わらないということなのでしょう。“全国区企業”の強さを感じた取材でした。