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一般職(内勤・スタッフ)】脇坂賢治さんのインタビュー記事

2012年入社

脇坂賢治 (28歳)

一般職(内勤・スタッフ)

前職:ニート

2020.2.19

業界未経験どころか、ニートだった自分。なぜ8年も続けられているのか

この記事のポイント!

  • 継続の理由は、職場環境。自分でも「まさか」と思う
  • 女の子に寄り添うのが、今の役割。ちょっとした変化にも敏感に
  • 「受け入れてもらった」という思い。店長の夢だって、まだ……

初の仕事=今の仕事。20歳の時“たまたま”目に留まった会社

この業界に入ったのは20歳の時なので、それから8年続いていますね。

僕、それまではニートで、ヒモみたいな生活を送っていたんですよ。20歳になった時に、さすがに「そろそろ働こうかな」って思って……。

でも、どんな職に就こうとか、本当に考えていなくて。こだわりとかも特になく、何でも良かったんですね。業界も限定せずにありとあらゆる求人サイトを見ていた時に、たまたま『リッチドールグループ』を見つけて、そのままクリックしてみた。そんな流れでここに来たんです。

だから、この業界に知人もいなければ、仕事の内容も全く知らない状態でした。「コワいところなんじゃないか」とか、そんなことすら思わなかったんです。「とりあえず働いてみて、合わなかったら辞めよう」くらいな気持ちでいましたから。

それで入社して8年も続いてるんだから、ある意味運命ですよね(笑)。

継続の理由は、職場環境。自分でも「まさか」と思う

自分でも驚いてるんですよ。ニートだった自分が、まさかここまで続けられるとは思わなかったので(笑)。

初めて就いた仕事が風俗で、しかも同じお店でずっとなんて、辞めていく人も多いこの業界で、なかなかいないんじゃないですかね。

続いている理由ですか? 環境に尽きると思います。僕みたいな、業界未経験どころか社会人として働くのも初めてでも、こうやって受け入れて、長く続けさせてくれる社風が、ここにあったということです。

周りも優しかったですし、今も優しい。初めの頃はミスだってたくさんしましたけど、何というか、皆さん引きずらないんですね。その時その時の注意はあっても「またお前、このあいだも……」みたいな理不尽がないんです。だから、辞めたいなんて思ったことないですよ。

なかでも僕がここを去らない一番の理由は、社長の存在です。

入社時からほんとに可愛がってくださって、色んなところに連れて行っていただきました。それまでできなかった、色んな経験もさせていただいたんです。

「恩返ししなきゃ」

一応僕も男なんで(笑)、やっぱりそんな風に思いますよね。

女の子に寄り添うのが、今の役割。ちょっとした変化にも敏感に

僕の現在の仕事は、主に女の子のシフト管理とか面接、マネジメントです。

入社後は店舗の清掃から始まって、電話とか受付業務、お客様の案内なんかから覚えていきます。研修期間の3か月で覚える感じですね。その後は1人ですが、もちろん先輩がフォローしてくれます。

今のように女の子のことを任されたのは、3年目くらいからです。正直なところ、僕としては接客などの他の業務よりも、こっちの方が得意というか、自分に合っている気がするんです。みんながどう思っているかはわからないですけど(笑)。だからたいへんさとかは、それほど感じたことないですね。

女の子から「脇坂さんと一緒に働けて良かった」と言ってもらえた時は、嬉しかったですね。「ちゃんと彼女たちの役に立てたんだな」って、思えますから。

お互いの信頼関係を築くことが大事なので、ちょっとした変化にも気づけるように、日々のコミュニケーションを大事にしています。毎日見ていれば、顔色1つとっても「何か違うな」って感じ取れたりするので、できるだけ声を掛けて、元気がなかったり、落ち込んでいる時は、相談に乗るようにしています。

年がら年中良いお客様ばかり……というわけにはいかないので、ときには気軽に話せなかったり、言いたくないことだったりも、あると思うんですよ。そこで抱え込まないで、話して心が軽くなる相手が、僕だったら良いなと思うんです。

解決できるなんておこがましいことは言えないんですが、隣にいてただ相槌を打ってあげるだけでも違うと思うんですよ。僕の重要な役割だと感じているんです。

「本当にそんなに稼げるの?」 疑問はわかる。でも、大丈夫

この業界って、ブラックだとか偏見持たれている方も多いですよね。確かに、なかには誇大広告のような求人もあるので、疑問を感じる方がいるのは当然だと思います。

50万円60万円稼げますとかあっても、「本当にそんなに稼げるの?」「ちゃんと実際振り込まれるの?」って考えちゃいますよね。

でも、ウチは頑張り次第でお給料はどんどん上がっていきますし、当たり前ですけど、ちゃんと振り込まれます(笑)。ほぼ定時で帰れますし、もしも残業になったとしても、残業代がちゃんと出ます。求人にウソはないですよ。

「受け入れてもらった」という思い。店長の夢だって、まだ……

結局受け入れてもらったという思いが強いですね。「なぜなんだろう?」と思うと、さっきも言いましたけど、社員思いの、すごく人間味のある方がトップにいるから、職場の雰囲気も自然と温かくなるのかなって。「社長のためにも」って考えているスタッフも、僕だけではないという気がするんです。

僕の今後の目標ですか? 実は「30歳までには店長になる!」って、入社時に決めていたんですよ。今28歳、完全に出遅れてますよね(笑)。

後2年となると、ちょっと厳しいですが……。

まだあきらめてません!(笑)。

(インタビュー:新海亨)

取材後記

藤野 りさ

執筆者

藤野 りさ

『石の上にも三年』という言葉がありますが、“何となく”で選んだ会社で8年。語られたように職場の環境が良いのもあるでしょうが、脇坂さん自身、“時が来れば”マジメに働ける方だったのでしょう。きっと、女の子にとっても心強い存在なのだと思います。「出遅れた」なんて仰らず、たとえ店長になっても、ぜひ彼女たちの良きアドバイザーであり続けて下さい。

プロフィール

脇坂賢治

一般職(内勤・スタッフ)

(前職:ニート)