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ハッスル学園【一般職(内勤・スタッフ)】中村俊之さんのインタビュー記事

ハッスル学園

2021年入社

中村俊之 (31歳)

一般職(内勤・スタッフ)

前職:勤労学生

2022.2.17

20代から夜の世界に。だからこそ、若い子には“月3、40万円”で満足してほしくない

この記事のポイント!

  • 言いつくろいではなく、相手に真剣。トップの子の“普通”
  • 「知らない世界を見たい」で、セクキャバに。30代の決断
  • みんなが遊んでいる時に“少しだけ”頑張る。それが“差”になる

勤労学生と夜職との出会い。“割の良いバイト”だったはずが……

僕は勤労学生だったんですよ。大学の夜間部に入って、昼間は品川区のごみ収集の仕事、夜には講義。10代の終わりはずっとそんな感じで……。

20代になると時間に余裕が出てきて、毎日キャンパスに行く必要もなくなってきました。「せっかくだから何か割の良いバイトを」と思って、キャバクラでボーイを始めたのが、夜の世界との出会いです。時給は1,400円。8年前にしては悪くないでしょう?(笑)

ところが働き始めるとおもしろくなっちゃったんですね。頑張れば頑張っただけ、結果を出したら出しただけ給与として見返りがあるのは、当時の自分にはありがたかった。しがらみも年功序列もない“わかりやすさ”も、魅力的に映りました。

結果大学卒業後も続けて、この歳まで変わらずに楽しんでいます。他の業界に行くことはないでしょうね(笑)。

言いつくろいではなく、相手に真剣。トップの子の“普通”

もちろん“おもしろさ”は金銭面だけではありません。共に働くキャストさんを見ていても、常々感じるところでした。

キャバクラに来るお客様は、当たり前と言えば当たり前ですが、キャストさんとお話をしに来る。お酒を傾けつつ、楽しい時間を過ごしたいと思いながらやってきます。当然かわいい子は有利ですよね。キレイな女の子と接していて、不愉快になる男性はいないですから。

とは言えここが大事なところなんですが、じゃあお店のランキングは容姿順かというと、決してそんなことはないんです。むしろ見た目だけで言ったら十人並みという子がトップを張っていたりします。

彼女の何が違うのか?と言ったら、愛嬌ですよね。人当たりが良い。男性を王様気分にしてくれて、少々のことでも笑ってくれて、とにかくこちらを褒めてくれる。要はその子といると気分が良いんです。

で、こういう子はいつも相手に対して真剣なんですね。その場限りの言いつくろいじゃなくて、相手に興味を持つんです。例えばお客様が好きな音楽の話をしたら、「そうなんだ」だけじゃなくて、その曲を聴いてみたりするんです。

「教えてくれた曲、私も聴いてみました。初めてなので、すごく新鮮で……」

これはお客様驚きますよ。「ちゃんとこちらの話に耳を傾けてくれているんだな」と思います。しかも感想まで言っちゃうんですから(笑)。

“看板”の女の子は、普通のこととしてこれができます。“人は何を喜ぶのか”が、よくわかっているんですね。僕も彼女達から、たくさんのことを学びました。

「知らない世界を見たい」で、セクキャバに。30代の決断

なので正直に言うと、前のキャバクラを辞める理由は何もなかったんです。給与は良い。立場だって副店長。そのままいても良かったんですが。

でもこの先店長となったり、更に夢を見て独立となった時に、自分は弱いという気がしたんですね。学生時代にバイトで入社して、そのまま社員に。他のお店を知らずに、このまま同じ場に居続けるのでは、世間を知らなすぎるんじゃないかって。

昨年の11月、悩んだ末に転職を決めたんです。31歳という年齢を考えても、こんなことができるのは最後かなという思いもありました。

キャバクラではなくて“セクキャバ”にしたのは「全く同じではつまらない。知らない世界を見てみたい」という思いがあったんですね。わかっていたことですが、やっぱり同じではないですよ。前提が違うというか……。

単純にキャバクラは“話芸”の空間なんですよね。お客様は何があってもキャストさんの体に触れられない。対してセクキャバは“ボディタッチ”が認められている。ある意味でお客様の“欲”を肯定しているんです。これはこれで、すごく興味深い世界だなと思いました。

みんなが遊んでいる時に“少しだけ”頑張る。それが“差”になる

ただ、じゃあキャストさんのご指名はルックスに左右されるのかというと、ここでもそうではないんですね(笑)。実はキャバクラと一緒で、やはり愛嬌のある子は上に来る。サービス精神が旺盛な子の方が、“ウケ”が良いです。

あとは見ていて強く感じるのは、“時間の使い方”がウマい子は上に来ますね。例えば出勤の電車でゲームをするのかマンガを読むのか。それとも交換したLINEでご挨拶をするのか、『写メ日記』を書くのか……。

たった30分かそこらの“スキマ時間”でも、1週間、10日、15日と積み重なってくると、月末のランキングは大きく変わってくるんですね。僕がキャバクラ時代にキャストさんにアドバイスしていた言葉を思い出します。

「結局みんなが遊んでいる時に、少しだけ自分が頑張る。その結果がご指名の差なんです」

つまり“頑張ったら頑張っただけ”というのは、キャバクラでもセクキャバでも同じというのが、この3か月の実感です。努力が報われる仕事というのは、共通なんですね。

3か月で月の手取り32万円。でも、こんなところで満足しない

そしてこれは、キャストさんに限った話ではありません。スタッフも同様。例えば僕はまだ入社3か月ですが、もう手取りで月32万円頂いています。そう(笑)、早い。しかも4月に新店をオープンするので、店長をやらないかと。

断る理由はないですよね(笑)。ありがたい。店長ともなれば、売上で歩合給も付いていきます。天井知らずで上を目指していける。本当に社歴とかではなく、スタッフの場合でも個人の“やる気”と実力を見てくれる職場だなと感じます。

なのでお若い方にもぜひ、入社したなら“上”を目指してほしいなと。というのも、この仕事ってこなそうと思えばこなせちゃうんですね。日々お掃除をしてお客様の相手をして、キャストさんとも親しくなってしまえば、“なんとなく”で毎日が過ぎていっちゃうんです。

確かにそれで悪いことはないです。その人なりの働き方があるだろうし……。ただそれだと成長がないから、給料って上がらないんですよね。それに飽きちゃうんです。「毎日おんなじだな」となってしまう。

そうではなくて、どうせならガッツリ稼ぎたいとか、上に立ちたいとか、それには何が必要かとか、その方が仕事って楽しいと思うんです。

それにこの会社って、そうして頑張っていると、例えば畑違いのキャバクラからやってきた僕なんかでも、「店長やらせてみるか」となるんですよ。ならボーっと働いているの、もったいないじゃないですか(笑)。

せっかく仕事をするなら、30万円40万円という月給で満足するんじゃなくて、もっと。これこそが夜の世界で働く醍醐味だという気がするんです。

(インタビュー:松坂治良)

取材後記

藤野 りさ

執筆者

藤野 りさ

「“時間の使い方”がウマい子は上に来ますね」
……お店のキャストさんを見てのお言葉ですが、ドキッとされた方も多いのではないでしょうか。どの業界でも、ご活躍されている方は“時間”を大事にされていますよね。仕事の“極意”について、考えさせられたお話でした。

プロフィール

ハッスル学園

中村俊之

一般職(内勤・スタッフ)

(前職:勤労学生)

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企業名 ハッスル学園
業種 セクキャバ・ツーショット
事業内容 社交飲食店(セクキャバ)の企画、運営

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