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一般職(内勤・スタッフ)】佐々木武蔵さんのインタビュー記事

2017年入社

佐々木武蔵 (38歳)

一般職(内勤・スタッフ)

前職:料理人

2019.5.14

社内の不正を取り締まる“社内調査員”という仕事。特殊だからこそ毎日が新鮮

この記事のポイント!

  • 前職を辞めた時、一番最初に思ったことは「お金を貯めたい」だった
  • 業務は簡単に言うと内部監査+何でも屋。不正調査からゴミ捨てチェックまで
  • ボーナスが年6回。結果を出せば入社3ヶ月で月収50万円も可能に

大学院で建築を学ぶが、最終面接で嘘がつけず……

学生時代は建築を学んでいて、大学院まで進んだんですよ。

就活ももちろんそっち方面にエントリーしました。とある建築系企業の最終面接まで残ったんですけど、面接官に「本当に建築好きなの?」って聞かれた時に、上手く答えられなかったんですよね。

実際、就職活動はなんとなくでやっていましたし、建築をやるにしてもガッツリ関わるのではなくて、一歩離れた場所で関わりたいっていう気持ちがあったんで、正直に「嫌いではないんですけど」って答えてしまって……。

結果、落ちました(笑)。でも、最終まで残れたし、面接官も「こんなにできるのにもったいない」って仰っていたので、満足感はありました。やる気以外は合格だったんだと思います(笑)。

なので最初に就職したのは、それまでバイトをしていた創作料理屋だったんですよ。

僕は好きだったんですが、飲食なので給料も低くて……。生活するのにはちょっと厳しいかなって思って、結局2年くらいで辞めてしまいました。

編プロは斜陽産業。「お金を貯めたい」と思い転職する

その後、編集プロダクションに入社しました。こちらも学生時代にバイトでお世話になっていたところだったんですよ。

そこでは、ジャンル関係なく企画単位・ページ単位でクライアントから仕事が振られてくるので、ホントに様々なジャンルを経験しました。

それこそ建築関係の雑誌もやりましたし、コンビニのエロ本、猫の雑誌、ヘアカタログ、風俗嬢へのインタビューなどですね。節操ないですよね(笑)。

仕事も嫌いではなかったんで、5年くらい勤めていたんですけど、やっぱり出版って斜陽産業なんですよ。仕事がなくなっていくのを、年々感じていました。潰れるのも時間の問題だなと感じて、次の仕事を探すことにしたんです。

あらためて自分が何をしたいのか考えた時に、最初に浮かんだのが「お金を貯めたいな」っていう気持ちだったんですよ。だから、業務内容じゃなくて条件で探そうと思って。

ネットで「高収入 求人」で検索して出てきたのが、ここの求人だったんです。

仕事は内部監査。いわばグループ内の警察

ウチの母体は、ビデオボックスとか、ネットカフェ、ホテルの経営をしている企業なんですよ。

じゃあ、僕らは何をしているかというと、グループ内で社内規定に反する行為を行っている人がいないか調べる部署なんです。

ウチでは“社内調査員”と呼んでいるんですけど、他の会社でいう内部統制とか内部監査と呼ばれる仕事ですね。プラス何でも屋みたいなこともやっています。

具体的な業務でいうと、売上額の不正がないかの調査・トラブルがあった店舗の原因追求・新規出店する際、競合店の入客チェック。あとは、“立ち会い業務”っていう、店の備品を捨てる際、ちゃんと社内規定通りに廃棄しているかのチェックなども行っています。

そうですね、グループ内の警察みたいな仕事です。

ルーティン業務じゃないから毎日飽きない

この仕事の面白さでいうと、なんでもやるので飽きないところだと思います。ルーティン業務みたいなのも、ほぼないんですよ。

ホントに色々と担当するので、どんな方でも前職のスキルを活かせる場所があると思いますよ。僕でいうと、PC操作や建築の知識があったので、それが今役立っていますね。

他のスタッフも、元水商売、元公務員、元私立探偵だったりと、色々な人が集まっていますから。もちろん、ほとんどが業界も業種も未経験で入ってきているので、経験がなくても問題ありません。

もちろん、キツいところもあるにはあります。やっぱり、僕らの調査で人の人生を左右することもありますので、慎重かつ意識しての行動を心がけています。

僕らもそこは意識して、軽率な判断はしないようにしています。

2ヶ月に1回のボーナス。残業代も100%支給

給与の面ではかなり満足しています。

ウチの給与システムはちょっと変わっていて、基本給以外に“賞与手当”というのがあるんですよ。いわゆるボーナスなんですけど、それが2ヶ月に1回支給されるんです。固定残業制ではないので、残業代も100%支給されますしね。

2年弱の在籍ですけど、昨年の年収は640万円くらいでした。給与査定も随時行っているんで、結果さえ出せば、入社3ヶ月目で月50万円っていうのも、ウチなら全然難しくないと思いますよ。

特殊な仕事ではある。でも、だからこそ面白い

まあ、ちょっと変わった仕事ですよね(笑)。

ただ、同僚はみんな話しやすい人ばかりですし、誰もが働きやすい環境だと思います。退職率もかなり低いんですよ。

この仕事に向いている人ですか? やっぱり観察眼の鋭い人とか、細かい人になりますよね。

当たり前ですけど、不正を行う人ってそれを隠そうとするんですよ。でも、必ずどこかに歪みは生じるので、それにちゃんと気付ける人だったり、微妙な数字の違いでも“誤差の範疇”の一言で片付けないで、調査するような人は成果を出していけるんじゃないでしょうか。

個人的にはめちゃめちゃ面白い仕事だし、成果を出せば給料も上がるっていう、すごく分かりやすい仕事だと思っています。ちょっとでも興味を持った人は、ぜひ面接に来てほしいですね!

取材後記

徳山 央樹

執筆者

徳山 央樹

内部調査員というちょっと変わったお仕事。佐々木さんは「人の粗探しが上手い人は向いているかも」と冗談交じりに仰っていましたが、事業を健全に運営していくには、こういった部署も抑止力として必要ですよね。ある意味では“正義の味方”かもしれません。

プロフィール

佐々木武蔵

一般職(内勤・スタッフ)

(前職:料理人)