【一般職(内勤・スタッフ)】島田淳史さんのインタビュー記事
2020年入社
島田淳史 (32歳)
一般職(内勤・スタッフ)
前職:製造業
2020.2.19
自信がない自分を変えたい! ニューオープンの新店で、第二の人生を歩む
この記事のポイント!
- 仕事運の無い不遇な日々。負の連鎖を断ち切るため、新店の立ち上げに挑戦
- 母体は飲食事業を展開するグループ。新店への不安が払拭された
- 誰もが同じスタートライン。人間関係のフラットさが魅力
失敗続きの転職。視野を広げて、新たなる業界へ
学生時代は、勉強もスポーツも普通で、クラスでも目立たない存在でした。地味なグループに所属していたせいか、いじめられたこともあるんですよ。そのせいか、かなりひねた性格に育ってしまって(笑)。将来の夢もロクにないまま大人になり、なんとなく家から近い会社で働き始めました。
でも、そこがすごくブラックで、パワハラの温床……。事務員なら人と接しないと気楽に構えていたのに、職場の人間関係が悪いのは完全に盲点でした。そこから何社か転職したものの、仕事運に恵まれないのかどこも似たり寄ったり。
キャリアを積めないまま30歳が過ぎ、さすがにこのままでは良くないと、今までとはまったく違う業界に挑戦してみようと思い、この業界を選びました。
新天地なら頑張れるはず。ニューオープンの店を選んだワケ
この業界を選んだのは、30歳過ぎでコネや経験が無くても、平等に再チャレンジできそうだったからです。
自分で遊びに行った経験は無かったんですけど、スタッフが気楽に働いていそうなイメージもありましたし(笑)。それに本当にヤバイ職場なら、このご時世すぐに摘発されていそうじゃないですか。
この店を選んだのは、デリヘルの新店と書いてあったからです。オープンしたばかりの店なら、職場の人間関係もしがらみが無さそうじゃないですか。あとは人見知りなので、デリヘルならお客様と顔を合わさずに電話で対応できるところがいいなと思いましたね。
面接では、気になることを全部質問しました。まずは、職場の雰囲気ですね。活躍しているスタッフの中には、30~40代の業界未経験者も多いと聞いて安心しました。
そうすると、今度は経営面に不安が(笑)。その不安も、飲食店を経営するグループが母体と知り、解決しました。新規事業として風俗店を1年ごとに出店したいと、今後の展望を伺いました。
自分だけじゃなくて、会社としても新しい環境でのスタート。それなら自分のキャリアを積み直すにもぴったりだなと燃えました。
新店準備に追われるかと思いきや……
入社して1カ月弱。最初は新店準備に追われると思っていたんですけど、正直そんなに業務はなくて楽です(笑)。
空いた時間は、学びの時間に充てていますね。例えば、僕はこの業界に対しての知識がまったくないので、デリヘル店勤務経験のあるスタッフからどんな風な接客をすればお客様に喜んでもらえるのか、教わったりしています。
あとは、事務作業やオフィスの清掃、備品管理等ですね。特に掃除はとても大事。今後キャストが増えていくのに部屋が汚かったら、人が集まらないじゃないですか。新店のキレイさをキープできるように毎日掃除しています。
実業家の松下幸之助も「掃除ひとつできない人間には商売を任せられない」と語っているんですが、掃除を効率よく行うと、仕事脳が鍛えられる感じがするんですよ。
お店も僕自身もまだまだ準備期間なのですが、オープンに向けて気合を入れています。
新しい仲間と出会い、逃げ癖を克服する決意をした
僕自身、年収ウン千万円! みたいに、そこまで上を目指すつもりはありません。忙しすぎても嫌なので、ほどほどに稼げれば充分。そんな心持ちでも普通のサラリーマンより稼げて、人間関係も良いため、ようやくいい職場と出会えたなと日々感謝しています。
スタッフは業界未経験、経験者両方いて、みなさんいい人ばかり。仲は良いのに、深入りしすぎない人間関係が気に入っていますね。
同期に転職のきっかけを少し聞いたことがあるんですけど、みんな今まで苦労してきたんだと思うことが多いです。だからこそ、周囲に気が遣える人ばかりなので、人間関係が心地いいのかもしれません。
ようやくパワハラと無縁の生活が送れています。今までの人生は逃げてばかりだったけど、視野を広げて新たな業界に来たら、やり直せるチャンスがありました。
人生、嫌なことばっかりじゃない。しばらくはこの場所で頑張っていきたいですね。
将来の夢は無くても幸せ。目の前のことに集中して今を生きる
仕事とプライベートでの、将来の夢ですか?
恥ずかしながら、全くないんですよ。ストレスなく健康に過ごせたら幸せだなぁって思って生きていますけど、これが夢なんですかね?(笑)。
世の中、成り上りたい人ばかりじゃないと思うんですよね。SNSを見ると仕事について発信している人も多いけど、頑張り過ぎずに生きる道もアリなんじゃないかなって思います。
転職してから猫を飼い始め、楽しみが増えたのも大きいかもしれません。とにかく可愛くて、仕事から帰って毎日家で癒されています。犬と違って散歩に連れて行く必要もないですし、温度調節とエサに気を付ければ、一人暮らしでも飼いやすいですから。
猫のためにも、仕事を転々としている場合じゃないですからね(笑)。
グループの目標としては、年ごとに新店を増やしていく目標はすでに決まっているので、売上に貢献するのみですね。その中で、業界経験がある人なら独立が狙えるでしょうし、僕のように上に立つタイプじゃなくてもチャンスが平等にあると思います。
ウェブには強いので、気負い過ぎずに得意な分野を役立てていきたいですね!
取材後記
プロフィール
島田淳史
一般職(内勤・スタッフ)
(前職:製造業)