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一般職(内勤・スタッフ)】竹内誠さんのインタビュー記事

2018年入社

竹内誠 (36歳)

一般職(内勤・スタッフ)

前職:キャバクラ店員

2018.12.13

「やれよ!」と言われて、楽しいはずがない。おもしろい仕事を、みんなでしようよ

この記事のポイント!

  • すぐに色んなことができた。飽き性の自分には、最高の環境
  • お店の女の子達とは、基本的にプライベートの話しかしない
  • これからも、店長とは呼ばれたくない。呼ばせない

土地も仕事も、さまざまだった。きっと、根が自由人

もともとは僕、東京の人間ではなくて。出身は北海道なんですよ。これまで、と聞かれるとむずかしいですね。色んなことがありました(笑)。

10代の後半のころには「マンガを描きたいな」っていう思いがあって、高校卒業後にイラスト系の専門学校に入ったんです。

でもバイトをしているうちにそっちの方が楽しくなって、「あ、自分は1人でずっともくもくと働くより、チームワークでやる仕事の方が向いてるんだな」って気づきました。ええ、そうですね。絵の道には進みませんでした。

最初に勤めたのは焼肉店だったかな? その後は本当に、色々な場所で、色々な仕事をしました。名古屋、博多という感じで土地も厭わず、東京に来たのは3、4年ぐらい前ですかね。若いころはとにかくお金が欲しくて、給与の高いところを転々としてたような感じ。キャバクラでの仕事が多かったのも、そのためです。

転職する際の不安ていうのが、自分にはないんですよ。「この仕事やってみよう」って思ったら、わりとすぐそちらへ動いてしまう(笑)。きっと、根が自由人なんですね。

「いいじゃない。とりあえずやってみなよ」

ここに来る直前もキャバクラで働いていたんですけど、まあここはつまらなくて。選んだお店が良くなかったのもあるんでしょうけど、ずっとルーティンの仕事ばかりさせられる感じだったんですね。すぐに辞めちゃいました。

若いころだったら、給料が良いというだけでガマンができたのかもしれないですけど、20代が終わって30代という風に歳を重ねるうちに、仕事を選ぶ際の第一条件が“おもしろさ”に変わっていたんですよね。「ここでは続けられないな」と思って。

こうなると、またキャバクラというのも違う気がしたんですね。新しいことをしたくなった。で、僕ナイトワークは長いんですけど、よく考えたら、いわゆる風俗店というのは勤めたことがなかったんです。「おもしろそうなところあるかな?」と思って、試しに探してみたんですよ。

それで見つけたのがここ。まず「リフレ?」と思いました。風俗にもたくさんの業態があるんでしょうけど、たぶんまだ新しいでしょう? 色んなことできるんじゃないかなって。きっと僕、今までの既存の業態だと、また飽きてしまうと思うんですよ。

もう1つここにに惹かれたのは“独立支援”の制度があったこと。いつかは1人でやってみたいという思いがあったんで、「あ、いいな」と。

面接で代表に会った時も、このままを言ったんですね。前提としておもしろいことをしたい、そしていつかは独立したいって。

そしたらまた、この時の代表のことばもおもしろかった(笑)。

「いいじゃない。とりあえずやってみなよ」

すぐに色んなことができた。飽き性の自分には、最高の環境

「おお!」と思って。実際入ったら、すぐに色んなことにチャレンジさせてくれるような感じでした。

「え? もう電話取って良いんですか?」
「いいよ。困ったらバッチリ助けるから」

何て言うのかな、マニュアルを覚えこませるっていう感じじゃなくて、横に付いてくれつつ、働く側のことを尊重して、やらせてみてくれるんですね。

会社の風通しも良いというか、何ごとも早い。普通のとこだったら、何か提案するにしても、企画書作って会議してみたいな段取りがあると思うんですけど、そういうのもないんですよ。そこさえも「良いじゃない。まずやってみなよ」って……。

おかげで毎日が楽しくて(笑)。飽き性の僕には、とてもやりやすい環境ですね。

お店の女の子達とは、基本的にプライベートの話しかしない

サービス的にソフトだからというのもあるんでしょうけど、女の子のサポートという意味では、キャバクラ時代よりも今のほうがずいぶん楽ですよ。まず若いですからね。擦れてないって言えば良いかな。色んなことに本気でぶつかってくる。

ただその分、感情の起伏も激しいんですよね。モチベーションを保ってあげるのもなかなかむずかしい。どうするかというところで工夫しているのは、1人ひとりに本音で向き合うことですね。

基本的に僕は、彼女達とはプライベートの話しかしないですよ。自分を知ってもらわないといけないから。

そうしていると、彼女達も自然と話をしてくれるようになるんです。人柄がわかるし、その子にとって、仕事が生活の中のどの順位にあるのかを把握できます。

ほんとに色々ですよ。彼氏が最優先の子もいれば、仕事第一の子もいます。1人ひとりに合った働き方を提案してあげなきゃいけない。全員に当てはまることはないですから。

そもそも仕事は楽しくないと。ただ店に来て「おはようございます」って言って、「じゃあお願いします」みたいな挨拶だけの関係だったら、おもしろくないじゃないですか。少なくとも僕は、それだとつまらなすぎてダメですね。雰囲気悪いと、スタッフも女の子も辞めちゃいますよ。

いかに居心地よく、生活の一部みたいにしてもらえるか。店の売上の鍵になるのは、そこですね。

これからも、店長とは呼ばれたくない。呼ばせない

今目指すこと、ですか? うーん……。

これはキャバクラ時代の話なんですけど、当時の社長から「お前、人間力ないから鍛えろ」って言われたことがあるんですよ。その時の僕はそれこそ“指示待ち人間”で、社長が何を言いたかったのか、さっぱり意味が分からなかった。

でも思い返すと、この社長には人間力があったんですね。一緒にいて楽しいし、おもしろい。僕も自然と付いていっていたような感じで。管理職、店長っていうのではなくて、社長。

「自分も社長になりたい」と言うのはまだおこがましいですけど、僕もそんな感じになれたらなとは思っています。

今役割的には責任者とかって形なんでしょうけど、僕、店長って呼ばれるのはすごくイヤなんですよ。ここに入るときにもだから、「役職はいりません」って言ったんです。それと社長っていうのは、僕にとっては別なんですね。

自分の上にいた店長に対して、昔からあまり良い思い出がないんですよね。店長だからって、いばって何もしない人っているじゃないですか。トイレ掃除しないとかね。あれがイヤなんですよ。

僕、トイレ掃除もしますよ(笑)。たぶんずっとするんじゃないかな? めんどくさそうな仕事でも、残ってたらやります。パァーッて全体見渡して、やれてない仕事とか、みんながやりたくない仕事があったら、自分がやります。

ちょっと補充とかね。後回しにされてたりするでしょう。「あ、やりたくないんだな」「できてないな。忙しいもんな」と思ったら、サッて自分がやる。

苦でもないですよ。下の子がやるもんだとも思わないですね。仕事をしていく上で、誰にも得意不得意があります。人間だから気持ちが乗らない日だってあるでしょう。できること、やってくれることは任せて、他はまあ、自分がやってもいいかなって(笑)。

「ま、いっか」の精神ですね。僕、「やれ」って言われるのが大嫌いなんですよ。言われるとムカってしません? 「なんだよ。今やろうと思ってたんだよ」とか……ね?(笑) 皆さんあるでしょう? やる気失せちゃいますよね。だから僕は基本的に、人に「やれ」って言わないんです。

おもしろく楽しく働きたいっていう方に来てほしいな。そのおもしろい楽しいを、共有したいですよね。

考えてみると、今までの仕事が、ここでぜんぶ活きているんですよね。活かせる会社に来られたというか。若いころを思ってもね、“お金”に重きを置いていたのが、いつの間にかコミュニケーションを意識して、“おもしろい”が第一になった。実際今の方が、ずっと楽しいですよ。

(インタビュー:松坂治良)

取材後記

藤野 りさ

執筆者

藤野 りさ

自分は“自由人”と語りながら、基本的に人が残した仕事はやってしまうという竹内さん。“自分がやらされるのがイヤなんだから、人だってイヤだろう”というように、思いを変換できる方でした。取材の合間にスタッフや女の子と気さくに会話されていたのも、たいへん印象的。やらされ仕事にうんざりしていたという方は、のびのび働ける環境だと感じます。

プロフィール

竹内誠

一般職(内勤・スタッフ)

(前職:キャバクラ店員)