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せっかく新卒で入社した施設。でも“人嫌い”になりそうで……

大学卒業後、介護士をしたんですが、どうしても自分に合わなくて……。

『特別養護老人ホーム』といって、比較的症状の重い方がご利用する施設だったんですね。認知症が進んでいる方も少なくないので、介護中に暴力を振るわれるようなこともあって。

その上サービス残業もあるし、月の手取りもせいぜい20万円が良いところ。片道1時間10分かけて電車で通勤しているうちに、「割に合わないな」と感じるようになりました。

何よりそのままだと“人嫌い”になってしまう気がしたんですね。

介護士に手を挙げちゃう利用者さんだって、認知症だからそうなってしまうだけ。根は良い方だったりするのに、それは違うなと。新卒入社だったので、心残りはあったんですが、思いきって退職することにしました。

入店の決め手は“日払い”。丁寧な面接にも感動し、「ここだ！」

やがてなぜこの業界に、というのは、実は今言った施設から、20万円請求されてしまったのがきっかけなんです。「勝手に辞めて迷惑をこうむった」と難癖を付けられてしまって……。

で、借金して払っちゃったんです。後で調べたらそんなことしなくても良かったのに、自分の無知もいけなかったですね。まあでも、払っちゃったものは仕方がありません。勉強料と思ってあきらめます（笑）。

とは言え利子もあるし、親にも心配かけられないし、当時は「何とかしなきゃ」と必死でした。“日払いのあるところ”と探すうちに、ナイトワークが頭に浮かんだんですね。高収入を得られるイメージもありました。

中でも『マックス』だった決め手は、希望通り日払いに対応してくれたところ。それに新宿は交通アクセスも良いし、後はなんと言うか、面接の雰囲気がすごく良かったんです。

履歴書に目を通しながら、まず大学時代のことから前職の苦労までくわしい質問があって、「こちらに興味を持ってくれてるんだな」と思えました。また入店後の働き方や労働時間、休日、昇給等についてもきちんとした説明があって。

他にデリヘル等も受けてはいたんですが、「ここしかないな」と。幸い内定を頂けたので、即日お世話になることを決めたんです。

体育会系とは無縁。業務習得のペースは個々に合わせてくれる

実際に勤めてみて、一番に驚いたのは“働きやすさ”ですね。とにかく皆さん優しくて。

業界に体育会系のイメージを持たれている方もいるでしょうけど、ここでは一切そんなことはありません。現に注意は受けても、怒鳴られたりとかは一度もないんです。

むしろすごく丁寧に業務を教えてもらえました。僕は早番勤務なので、初めの1か月は玄関を開けるところからスタートして、ルームのチェック・タオルを揃える・清掃に備品の補充という感じですね。その後2か月目からは予約Webのチェックや更新業務に進み、備品の発注なんかも任せられるようになって。

フロントとホールでお客様対応するようになったのは、やっと7～8か月目ぐらいから。隠さずに言うと、これは僕の物覚えが少し悪いのも理由なんですが（笑）。

いや、笑っちゃいけないですよね。周りに甘えていたら、いつまで経っても成長できないし……。ただそれくらい『マックス』は、“1人ひとりのペース”を大事にしてくれるということなんです。

『ウサギと亀』で言えば、僕のような亀でも「マジメにやっているんだから」と、長い目で見てくれている。こんな職場はなかなかないと感じています。

逆に言うと、物事の吸収が早くて積極性もある方は、すぐに出世できる環境です。僕としてはそんなウサギみたいな方が入社して、さっさと僕なんか追い抜いてくれた方が嬉しいぐらい（笑）。もちろん部下として、一生懸命支えます。

しっかり昇給。だからこそ、もっと女の子とお店に貢献したい

仕事のやりがいは、やはり何と言ってもお客様から頂く感謝ですね。フロントでご希望をくわしく伺って、「この子なら」とおすすめする。帰り際に「お兄さんのおかげ」なんて言われると、「よし！」となります（笑）。次のご指名に繋がれば、女の子の役にも立てたことになるし……。

なのでふだんからWebサイトを読み込んだり、先輩と女の子とのやりとりをよく聞いたりはしていますね。お電話口で接客する場合でも“引き出し”は多ければ多いほど良いですから。

労働環境も良いですよ。僕で言えば8:00に来て17:00には上がれます。前職のようにサービスで時間外も働かされるなんてことはありません。基本的に残業自体がないんです。

早いもので1年が過ぎて、しっかり昇給も果しました。もうありがたいしかないですよね。先ほど触れたように、僕は業務を覚えるペースがゆっくりで、皆さんに「申し訳ないな」という思いが強いんです。

早くもっと、女の子やお店に貢献できるようになりたい。不思議ですよね。前職で人嫌いになりかけた僕が今、反対に「とにかく人のために頑張る」と、前向きに思えるようになりました。「あの時マックスに転職して良かった」というのは、正直な実感なんです。

取材後記

執筆者

松坂 治良

ご退職時に一波乱あっただけに、現在の職場環境の良さが、身に染みているのでしょう。しきりに「僕はまだまだ」と仰っていましたが、マジメに業務に取り組むその姿勢さえあれば、きっと大丈夫。むしろ良い先輩、上司としてご活躍する姿が目に浮かびます。ぜひまたインタビューさせてください。