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ジンセイの紆余曲折を経て、なぜ彼らは風俗業界で働く選択をしたのか。
風俗業界への転職を選択した彼らのジンセイ再生の秘訣に迫ります。

一般職(内勤・スタッフ)】佐藤和也さんのインタビュー記事

2014年入社

佐藤和也 (44歳)

一般職(内勤・スタッフ)

前職:通信機器の技術・営業

2019.10.29

40手前の再就職でも稼げるのがこの業界。全員真面目だから、少人数でも勝てる

この記事のポイント!

  • 38歳での再就職は難しい。風俗業界へ飛び込む
  • スタッフは全員元カタめのサラリーマン。だから、至って真面目
  • 40手前で入社して、ここまで稼げるのはこの業界だけ

もともとは通信事業者勤務。家庭の事情で退職

元々、通信工学の専門学校に通っていて、卒業後に通信事業の会社に就職したんです。

当時はPHSとか携帯電話が出たての頃で、それらを普及させる仕事でした。基地局を建てるのにどういった設備が必要か設計したり、時にはクライアントの元に出向いてコストの交渉をしたり。技術スタッフもやりつつ、営業もやる“なんでも屋さん”という感じでした。

仕事は激務でしたよ。平日は残業ばっかりで、給料の半分が残業手当でしたから(笑)。それでも土日祝はちゃんと休めたので、ワークライフバランスでいうと整っていたのかな。

結局そこには17年くらい勤めて、最終的な年収は650万円くらい。条件的に結構満足していたんですけど、諸事情で退職することになるんです。

あんまり詳しくは言いたくないんです。家庭の方で、色々とゴタゴタがあったんですよ……。

38歳での再就職は難しい。風俗業界へ飛び込む

妻とは離婚。諸々出費がかさんで、お金に余裕がなくなっていました。

再就職しようにも、当時自分は38歳。フツーの業界での再就職は厳しいですよね。でも、生きるためには稼がないといけない。

年齢制限もなくて、即働けて、高収入の仕事を考えた時に「風俗業界だな」と思ったんですよ。

この業界に対するイメージですか? 若い頃はそれなりに遊んでいたので、そこまで悪い印象は持っていなかったですね。

求人誌を見ていたら、自宅近くのお店が掲載されていて、それがここだったんです。これなら「出勤も楽だな」と思って(笑)、面接をしていただいて、お世話になることになりました。

スタッフは全員元カタめのサラリーマン。だから、至って真面目

入社してからは基本的に今の店長と僕との二人体制です。小さい店なので、協力し合えば充分お店を回せるんです。

どちらも前職はカタめのサラリーマンだったので、お互い仕事に対して真面目なんですよ。風俗業界とはいえ、ちゃんとビジネスとして真摯に取り組んでいますから、この業界に対して不安に思っている方でも、ウチであれば全然問題ないんじゃないですかね。

最近はおかげさまで売上が好調なんで、「もう1人くらい」と思って、スタッフ募集を出しているんです。

仕事はもう6年もやっているんで、慣れちゃいました(笑)。難しいところはどこだろう? やっぱり“人”のサービスを扱っているというところですかね。

キャストさんによっては、予約が入っているのに当日欠勤となってしまったり、遅刻をしてくるというのがたまにあります。そうなった場合、スタッフはお客様に対してフォローをしなきゃいけません。

でも「当日欠勤です。スイマセン」だけじゃ、お店の評判も悪くなっちゃいますよね。だから似たようなキャストさんを提案したり、別の特典を用意して再度ご来店いただけるように工夫する。そういうトラブルに対するアフターフォローまで考えて行動できないと、売上って下がってしまうんですよ。

もちろん当日欠勤がないように、“キャストさんとの信頼関係を築いておく”というのが1番大事で、そこを目指して日々仕事をしています。

本当にオススメの女の子を2番目に薦めるテクニック

当店はホテヘルなんで、お客様とは必ず受付で対面するんです。もともと営業もやっていたので、接客くらい問題ないと思っていたんですけど、お客様に満足して帰っていただくには、けっこうテクニックが必要なんですよ。

例えば、意外と“どんな女性がタイプなのか”を仰るお客様って少ないんです。皆さんシャイなんですよ。

だから、僕の方からいくつか質問をして、お客様のタイプを予想する。でも、意外と最初に勧めた女の子を選ばないことが多いんですよ。「他には?」って感じで。

だから、あえて2番目にオススメの子をご案内して成約させるっていうテクニックを使うんです(笑)。駆け引きが面白いんですね。

40手前で入社して、ここまで稼げるのはこの業界だけ

今のお給料ですか? 手取りで月に45万円くらいですね。

38歳から未経験で入社して、ここまで稼げるのって風俗業界だけだと思うんですよ。当時、他に仕事を選ぶとなったら、派遣とかしかなくて、もっと安い給料だったと思います。

チャンスのある業界ですよね。自分にとってすごくありがたかったです。

僕らだけが特別なわけではないと思うんです。真面目にやれば稼げる場所なんですよね。

もしも就職を諦めかけている人がいたら「ここがあるよ」って言いたい。僕、わりと本気でそう思っています(笑)。

取材後記

徳山 央樹

執筆者

徳山 央樹

30代後半で、やむを得ず転職。それでもこの業界であれば、また上を見ることができると語る佐藤さん。力強い再生のストーリーに、改めて私も業界の懐の深さを感じました。

プロフィール

佐藤和也

一般職(内勤・スタッフ)

(前職:通信機器の技術・営業)