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大学卒業後、ウォーターサーバーの営業職に。将来を描けず……

もともとは警察官になりたくて。大学進学後、学部2年生の時に養成講座を受講しました。

でもまずテキストの量に圧倒されちゃって（笑）。それにその頃居酒屋さんとカラオケのバイトを掛け持ちしていて、幸か不幸か月に45万円ぐらい稼いでもいたんですね。幾ら勉強して警官になったところで、そこまで稼げないのはわかります。何だか冷めてしまったんです。

卒業後ウォーターサーバーの営業職に就いたのも、ただ高収入を得たいの一心でした。ところが広告では月に60万70万という額が躍っていたのに、実際には5、60台のサーバーを売った時さえ25万円がやっとだったんです。

しかも出世を目指そうにも、上を見れば創業時の30代40代の方達だらけで、入り込む余地がありません。将来の展望を描けず、結局2年で退職してしまいました。

面接で話を聞いてくれた社長。“意見を言える”社風が新鮮だった

それでなぜこの業界に、というのは、実は利用の経験もあったので、「中はどんなところなんだろう？」という好奇心があったんです。

またGoogleで検索してみると、“高収入 求人”というワードで出てくるのは、いつもナイトワーク。単純に、稼げる仕事なんだろうなと。

中でもウチだった理由の第一は、広告が大きいです。当時社長の顔写真が載っていたのは、『ハピネス』ぐらいでした。健全な営業をしていて、自分達に自信がなければ、顔なんて出せないはずじゃないですか。それだけで信用に繋がって。

事実面接もその社長が対応してくれました。驚いたのは、のっけから議論みたいになっちゃったんです（笑）。

「前職ではすごく頑張った月でも、大した歩合給が付かなくて」
「頑張り方が足りなかったり、方向が違っていたんじゃないですか？」
「そんなことありません」

話を聞いてくれるのが新鮮で嬉しくて。前は「生意気言うな」とか「何イキがってんだ」みたいな空気の会社だったんですよね。上司どころか社長に意見が言えて聞いてもらえてなんて、初めてのことでした。

結果を出し、出世した上司は同世代。目指せる“背中”が嬉しい

その後「じゃあ副店長に会ってみますか？」とお店に通されて。お互いに自己紹介を交わすと、何と同世代。24歳とか5歳でもうそんな上のポジションにいるのかと、びっくりさせられました。

そこでその福店長の口から“何をすれば稼げるのか”とか、キャリアアップの道筋を伺えて。正直カッコ良かったですね（笑）。「ここしかない」と思えたんです。

僕が幸いだったのは、こうした形で最初から“人”に恵まれていたことじゃないかなと。

業務に行き詰まった時には「あのひとはどうしているんだろう？」と電話応対の様子を眺めたり、キャストさんとのコミュニケーションを見て、学べるところは学ぶという日々でした。結果を出した先輩が上司としていて、背中を追いかけられる。ありがたい環境ですよね。

「稼ぎたい」⇒「ならこれやろうか」  みんなが応援してくれた

雰囲気も良いんです。例えば前職では、「もっと稼ぎたいんです」とか「できることを増やしたい」と言えば、露骨に嫌な顔をされました。煙たがられるような職場で。

ここは真逆なんですね。「早く先輩に追いつきたい」と相談すれば、「じゃあこれ覚えてみよう」と次の目標を示してもらえたり、「せっかく常木さんやる気があるから、何か任せられる業務ないかな？」と、みんなで話し合ってくれたり……。

そりゃ「もっと頑張ろう」ってなりますよ。こうしてやりがいを持てているのも、支えてくれる人達があるからこそだと思っています。

今や副店長。言葉だけではなく、成果は昇給・昇格で報われる

同時に『ハピネス』の良いところは、「よくやったね」だけじゃないんですよね。半年に一度昇給・昇格の査定があって、成果を出せば給与が上がるし、立場でしっかり応えてくれるんです。

現に僕は在職1年で主任に、4か月前には副店長になりました。今は店長を目指して、というか、収入面でもポジションの面でも、行けるところまで上に行きたいなと……。

賞与も年2回あるし、利益が伸びれば更に特別ボーナスが出たりもするんですね。今は後輩を教える立場でもあるんですが、こうしたことも、スタッフの働く意識に良い効果を生んでいると感じます。

入ったばかりの新人さんでも、毎日の売上を意識してくれて。「先週の午前中よりお客様の出足悪くない？」となれば、勝手にみんなで原因を考えてくれたり、「こんなことやってみたいです」と、相談を持ち掛けたりしてくれるんです。

良い意味で、全員が同じ方向を向いている。グループが業績を上げ、店舗を増やし続けているのは、やはりこうした社風が大きいのかなと。2年前「ここしかない」と感じて転職した自分を、褒めてあげたいですね（笑）。

取材後記

執筆者

松坂 治良

福岡のキャストさんはフレンドリーで、またお客様は率直にご自身のタイプを語る方が多く、スタッフはマッチングを図りやすいそうです。
「この点も働きやすさの1つです」と常木さん。業界未経験の方こそ、福岡はおすすめの土地なのかもしれません。