【一般職(内勤・スタッフ)】脇坂さんのインタビュー記事
2018年入社
脇坂 (19歳)
一般職(内勤・スタッフ)
前職:喫茶店アルバイト
2019.2.18
元経営者の話を聞いて、夜の世界に憧れた。19歳のフレッシュなスタッフ
この記事のポイント!
- アルバイト先の店長から、夜の世界の話を聞き憧れる
- この仕事の面白さは“濃さ”。人には色々な働く理由がある
- 職場ではムードメーカー。仕事に大事なのは気配りと先読み力
19歳。夜の世界に憧れ、広島から東京へ
今19歳です。そうですね、このお店では一番若いです。
生まれは広島で、高校を卒業して、地元でエクステリアの仕事をしていました。エクステリアっていうのは、家の玄関前にある花壇を施工したり、駐車場にタイルを敷いたりする職人ですね。“イン”テリアの逆だから、“エクス”テリアなんですよ。
仲のいい友人の父親からの紹介で働き始めたのですが……すごく給料が安かったんです。手取りで14万円くらいでした。
低すぎますよね(笑)。ちょっと耐えられなくて、友人には申し訳ないんですけど、2ヶ月くらいで辞めてしまいました。
でも、辞めたのにはもう1つ理由があって……東京で夜の仕事をやりたかったんです。
というのも、以前アルバイトをしていた居酒屋の店長が、元キャバクラの経営者だったんですよ。
なので、夜の世界の話を色々聞いていたんです。お金の回り方の話、こういうお客さんが来ただとか。他にも色々な遊び方やお金の使い方があることを教わりました。
ついでに言うと、僕の両親も水商売をしていたので、特に偏見もなく純粋に魅力的な業界に思えたんですよ。
いずれは夜の業界へ行こうと考えていたのですが、低すぎる給与明細を見た時に「今すぐ上京しよう!」って決意が固まったんです。
歌舞伎町でキャッチに遭遇。夜の街という感じがした
でも、上京して最初にやったのは東京観光でしたね(笑)。
時間の融通が効く喫茶店でアルバイトをしながら、生活費を稼いで、それ以外は東京の色々な場所を巡っていました。
やっぱり一番インパクトが大きかったのは、新宿の歌舞伎町です。TVとかゲームにも出てくる、夜の街の象徴じゃないですか。
だから、初めて歌舞伎町でキャッチに声を掛けられた時は興奮したんですよ。「本当にキャッチっているんだ!」って、逆に嬉しくなったのを覚えています。
今はもう慣れて、無視しちゃっていますね(笑)。
未経験OK+新宿+ナイトワークでみつけたこのお店
主要な街は一通り見終えたので、実際に夜の仕事を探すことにしました。
「ナイトワーク+新宿+未経験歓迎」で検索をしてましたね。働くなら憧れの新宿がよかったんです。
それで、最初に面接が決まったのがここでした。
面接は不安だったんですけど、店長が「未経験でも構わないよ! むしろそっちのほうが嬉しい」って、最初の方に伝えてくれたんですよ。それですごく安心して、ここで働くことに決めました。
勤務初日は店のシステムとか、ホテルの場所、キャストさんの名前を教わって。
内心ドキドキしていたんですよ。もちろん緊張もあるんですけど、それよりも「今、夜の仕事をしているんだな~。憧れていた業界だな~」っていうドキドキの方が強かったですね。
勤めて4ヶ月目になりますが、この仕事はいい意味で時間が早く過ぎるんです。やるべきことがたくさんあって、それをこなしているうちに定時になっているんですよ。
特に年末は忙しかったですね。ボーナスが出たからなのか、電話が大量に鳴って、対応に追われてテンパってしまいました。でも、そこは先輩スタッフがちゃんとフォローしてくれるんです。
むしろ、メイン業務を先輩がやって、自分は簡単なサポート役に回ってしまって……。次の繁忙期までには、テンパらないようにしたいです。
風俗は“色々な人がいる”と改めて思える仕事
この仕事は、“色々な人がいる”ということを、改めて感じることができて面白いです。
お客様の嗜好もそうなんですけど、キャストさんも様々な目的があって、この仕事をしているんですよ。稼げるからやっているっていう方もいますし、やりたいことのために、目標金額だけ貯めたらパッと辞める方もいます。
色々な方の欲求に直に触れられるという点で、すごく濃い仕事ですよね。フツーの社会人だったらできない人との関わり方だと思うんですよ。
そして、お店の居心地もいいですね、先輩スタッフもいい方ばかりです。
特に店長は、夜のビジネスシーンについて詳しくて尊敬しています。モノの見方も面白いんですよね、人生全体を俯瞰で見ているような感じというか……。
店長からはなぜか「脇坂くんはシブい」って言われます。たまに、おじいちゃんっぽい時があるみたいなんですよ、なんででしょうね(笑)。
この仕事の苦手な部分ですか? ……ちょっと、思い浮かばないですね。仕事をしていて嫌と思ったことがないんですよ。そういう意味では向いているのかもしれません。
あっ! でも失敗はありますよ。キャストさんが使うローションを、床にこぼしてしまったんですよ。
ローションって拭いても伸びてしまうし、タオルはすぐベトベトになってしまうんで、こぼすとすごい面倒くさいんです。二度とやりたくないですね(笑)。
気配りと先読み。それがこの仕事の大切なこと
お店のために僕がしている努力でいうと、店の雰囲気をよくすることじゃないかと思います。
前にキャストさんから「以前勤めていた店は、スタッフ同士がよくケンカをしていて、それがすごくストレスだった」って話を聞いたんです。
キャストさんあっての店なのに、それはないですよね。なので、ウチではそういうことが起こらないように、自分がバランスをとるみたいな。そういう細かい気配りが意外と重要かなって思っているんです。
あと大事なのは、先読みして行動することですね。
スタッフが2人しかいない時に、1人が電話を取るじゃないですか。そうしたら、もう片方は電話の内容を聞いて、次にやるべきことを考えるんです。
会話の内容から「ホテルが埋まっているのかな?」って察したら、空いてるホテルをリストアップする、みたいな。そうやって、先読みをすると、スムーズに仕事が運んで、売上につながります。
とにかく、キャストさんにも、スタッフさんにも気を配るということ大事ですね。どんな仕事もそうだと思います。
なので、そういう気配りができる人、相手が何を思っているかを想像できる人、そういう方に入っていただきたいですね。
強いて言えば、同年代の子に来てほしいです。東京に上京してきて友達が全然周りにいないんですよ(笑)。
店長も「若い子が欲しい」と言っていたので、どうかよろしくお願いします!
取材後記
プロフィール
脇坂
一般職(内勤・スタッフ)
(前職:喫茶店アルバイト)