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一般職(内勤・スタッフ)】小山菜月さんのインタビュー記事

2019年入社

小山菜月 (20歳)

一般職(内勤・スタッフ)

前職:学生

2020.2.21

大学生、キャスト、そしてスタッフ……。二十歳の私は、今日もみんなのために

この記事のポイント!

  • “推しメン”にヒドいことはしないもの。秋葉原という土地柄
  • 「あ、この子は人気になる」。スタッフも経験してわかったこと
  • 自分も経験者。顔を見れば、ツラいことがあったのはわかるから

大学生、18歳。なぜナイトワークの世界に来たのか

前職ですか? 学生っていうか、今も大学生なんですけど(笑)。私、アルバイトなんです。

この世界に初めて触れたのも、大学に入った時でした。18歳の時、ガールズバーで働き始めて。

きっかけは、自分に好きなアイドルがいたんですね。ライブだグッズだとなると、どうしても自分のお小遣いだけでは賄えなくて、ナイトワークが頭に浮かびました。

そこでバイトをするうちに「もっと稼ぎたい」となって、デリバリーヘルスに移った感じです。

ただ私、そこで病んじゃって……。

なごやかな雰囲気に触れ、病まずに済む気がした

こういう言い方はあれですけど、あまり客層が良くない地域で、10代の自分はそれだけでもう参っちゃったんですよね。業務的に自分ができないことも多くて「とても続けられない」と思いました。その頃には自分の中で「もうお金お金は良いかな」という気持ちにもなっていて……。

それで「次のバイトを」となった時に『はついく!』を見つけたんです。

お仕事内容を見ても、リフレ・アロマということで「これならできるかな?」と思えたんですよね。ご覧になっていただければわかると思うんですけど(笑)、オフィスの感じもすごく良かったので、こちらでキャストとしてお世話になることに決めたんです。

「ここならスタッフもおもしろそう」。すぐに引き受けた

そこからどうしてスタッフにということなんですけど、実は私、まだキャストなんですよ(笑)。そう、兼任なんです。今はスタッフのお仕事がメインですが、稀に出勤人数が足りないなという時や、ご指名が入った時には(笑)、喜んで伺います。

ここに来て半年かな? もう1、2か月目ぐらいからスタッフの仕事もしていたと思います。もともとキャストからスタッフになる子が多いお店ですし、さっきもちょっと言いましたけど、それくらいみんな仲良しで、雰囲気も良いんですよね。

「ここならスタッフもおもしろそう」と思っていたので、お声がけいただいた時には、すぐに受けちゃいました。

“推しメン”にヒドいことはしないもの。秋葉原という土地柄

引き受けた決め手は、職場の環境だけではないんです。もう1つ、秋葉原という土地柄もあったと思います。キャストをしていた時に、お客様の感じが皆さんすごく良くて、前にデリにいた時とは、大違いだったんですね。

無茶言わないし、優しいし、お話振ってくれるしみたいなところで「こういう方たちがお相手なら、私でも電話取れるかな?」と思って(笑)。

理由はたぶん、アイドル好きな方なんかがよく集まるからかな、と思っています。“推しメン”にヒドいことや無茶なことしたり、悪い感情を抱く方って、ほとんどいないと思うんですよね。そのノリでここでも女の子に接してくれるから、キャストとしてだけ働いていた時にも、以前とは違って、病んだりせずに済んだと思うんです。

私もオタクだから言うわけじゃなくて(笑)、秋葉原は紳士な方が多いと思います。

「あ、この子は人気になる」。スタッフも経験してわかったこと

とは言え、スタッフはやってみるとなかなかたいへんなことも多かったです。初めはお掃除、WebやTwitterの更新から始めて、徐々に電話も取るようになって……。慣れてきたところで、女の子のシフトも見るようになって、という感じですね。今は面接もしています。

職種が変わると、見えてくるものもたくさんありました。「スタッフさんもたいへんなんだな」と思うようになったのはもちろんですけど、「あ、この子人気出るな」って、女の子を見てわかるようになりました。

容姿というわけでもないですね。ウチの子は全員がかわいいですし(笑)。そういうことじゃなくて、明るくよく喋る子だったり、雰囲気の優しい子が人気になる気がします。

だからこそスタッフが大切というか、自分も前のお店では病んじゃったので、よく喋ろうにも喋れないし、優しいオーラだって出せなかったと思うんです。

ウチの“みんな”が人気になるように、笑って喋ってができるようにって、環境にはすごく気を遣っています。

自分も経験者。顔を見れば、ツラいことがあったのはわかるから

気遣いとは言っても、そんなに大したことはしていないんですよ。例えば掃除。私まず来たら、一生懸命オフィスと待機室を片づけます。

女の子に話を聞くと、出勤した時にお部屋が散らかっているだけで、イヤな気持ちになるみたいなんですね。以前の在籍店で、そういう思いをした子は、けっこう多いみたいで……。

後は何よりも、女の子に寄り添うということ。いくらここが働きやすい、秋葉原は紳士なお客様が多いとは言っても、ときにはイヤな思いもします。男性スタッフには相談できないことだってあるんです(笑)。

そんな時に、もともとキャストだったスタッフや、私みたいに今も立場が同じスタッフがいたら、それだけで心が軽くなるじゃないですか。

それに、わかるものなんですよね、やっぱり。自分が今も経験している仕事だからかな? 表情を見ると「何かツラかったんだな」「イヤなことがあったんだな」「話したいんだな」ってわかります。

「大丈夫? ちょっと元気ないみたい」

わかったなら、一声これだけで良いんです。これだけでも職場って、女の子にとってもスタッフにとっても、すごく働きやすい場所になると思うんです。

人の数だけ、働く理由がある。だからこそ、もっと良い場所に

今は、週3日キャンパスに、週3日こちらにという感じです。今3年生なんで、大学は毎日行かなくても良いんです!(笑)

私、他の接客のバイトをしたこともあったんですけど、それよりも『はついく!』の方が楽しいですね。もちろんこういうお仕事なので、スタッフさんだって頑張れば給与として見返りがあるのは当然ですし、売上が伸びれば店長だって目指せます。正社員の方なんかは、そういうところも“やりがい”なんだと思うんですね。

でもバイトの私にとっては(笑)、そこはちょっと違って……。繰り返しになりますけど、みんな仲が良いから働きやすいし、働きやすいからこそ「頑張ろう」ってなる感じですね。

女の子の働く理由、稼がなきゃいけないワケは、色々です。欲しいものがある子がいる。学費のためにっていう子がいる。なかなか人には、働く理由を言えない子だっているんです。

女の子の数だけ、理由があるんだと思います。だからこそ私は、この子達1人ひとりに寄り添って、ここをもっともっと働きやすい場所にしたいんです。

取材後記

松坂 治良

執筆者

松坂 治良

女性のスタッフさんが2人、キャストさんが1人、男性のスタッフさんが1人……。オフィスに通された時はこういう状況だったのですが、おそらく皆さん、僕と親子ぐらい年が離れていると思います。笑顔が弾け、冗談が飛び交いという職場の雰囲気は、学生時代のサークルを見るようでした。「ときにはたいへんなこともあるけど、楽しい」。若い小山さんの、本音なんだと思います。

プロフィール

小山菜月

一般職(内勤・スタッフ)

(前職:学生)

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