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アロマ美優【一般職(内勤・スタッフ)】今井瑞希さんのインタビュー記事

アロマ美優

2022年入社

今井瑞希 (29歳)

一般職(内勤・スタッフ)

前職:建設業

2023.6.30

すぐ辞めるのって、“その人”の問題? 労働環境の“良い”職場で、今僕が思うこと

この記事のポイント!

  • キャストさんとのコミュニケーションこそ、事業の“かなめ”
  • “すぐ辞める”のは、会社が悪いのかも。その見地に立った時
  • 週休2日、実働9時間で残業なし。労働環境の良さにも驚いた

“学校の”勉強は嫌い。好きでもないことのために、通えない

僕、中卒なんですよ。勉強が、というか、学校の勉強が嫌いで。好きでもないことのために、机の前に座っているのがイヤだったんです。だったらさっさと世に出てしまった方がいいなと。

学歴がなくても勤められる職場ということで、最初は地元滋賀県の建設現場で働き始めました。やがて憧れから東京に行き、知人が経営していたのが縁で、デリヘルに転職したんです。

その後は「自分でもできるかな?」と思って、かつて関わった建設業の会社を立ち上げたんですが、甘かったですね(笑)。経営のイロハがわかっていなかったし、運悪くコロナ禍にもぶつかってしまって……。

それでまた先ほどの知人のデリにお世話になることになったんですが、ご承知のように、苦しいのは当時、この業界も一緒でした。スタッフが不足しているにもかかわらず、人が雇えないという、かなり過酷な状況で。

ヒドい時には僕1人とドライバーさんだけなんて日もありました。しかも休みもほとんどなく出ずっぱり。それでも何とか頑張っていたんですが、最後には給与の支払いさえまともに行われなくなっちゃったんです。

さすがに限界だなと。心機一転土地も変えて、福岡に来たのが昨年11月のことでした。

キャストさんとのコミュニケーションこそ、事業の“かなめ”

風俗の仕事自体に楽しさは感じていたので、業界を変えることは考えませんでした。幾つか応募した中でウチを選んだのは、印象が一番良かったんですね。

この業界って、広告でも面接でも誇張が少なくないじゃないですか。「入ってみたら全然違った」なんて噂もよく聞きますよね。ところが『アロマ美優』で面接を受けてみると、そういうものが全然感じられなかったんです。「ここしかないな」と思えたほどした。

ウチは“風俗エステ”という業態ですけど、入社後日々業務をこなすうえで、デリヘルと何かが変わったということはないですね。現実にお客様にサービスを提供するのはキャストさん。だからスタッフは彼女達とコミュニケーションを取るのが重要で、それはどこへ行っても同じだと思います。

僕が心掛けているのは、“親身にフレンドリーに”ということですね。常に気を配って表情もよく見て、個々の気持ちに寄り添ってあげるのが大事だと感じます。

キャストさんてコワいですよ(笑)。今もちょっと触れたように、サービスの現場で色んな男性を見ていますから、実は“観察眼”が鋭いんです。こちらがテキトーな態度を取っていたり、ごまかしたりすると、すぐに見抜かれます。

だから誠実さが何より大切ですね。どの子にも分け隔てなく接する。しっかりと耳を傾ける。在籍してくれた以上、どの子にもお客様を付けるつもりで、日々の仕事に向き合う……。

難しいことでもないんです。そうしていれば、キャストさんは働く“背中”から僕らを信頼してくれるようになるんですね。“当たり前のことを当たり前に”。その姿勢さえあれば良いのかなと。

“すぐ辞める”のは、会社が悪いのかも。その見地に立った時

それなりに業界歴が長くなってきて思うのは、よく「スタッフがすぐ辞めちゃう」と嘆く声を聴きますけど、それはお店や会社側が悪いという場合だって、あるんじゃないかなと。

そもそもが新卒でこの業界に入る方はあまりいないわけで、一般の会社で合わなかったとか、転職回数が多いとか、色々あった人達が、最後の希望で応募してくる。この仕事にはそういう面もある気がして……。

だから人によって、業務の“できるできない”の差がすごくあることも多い。なのに必要以上に新人さんに厳しくて、「冷たいなあ」と感じる先輩もいたんですよね。

で、そういうものを見てきたからこそ、僕は優しい先輩でいたいなと(笑)。何と言うのかな……“できない”を責めるのではなく、その方の“できるところ”を見極めて、伸ばしてあげるのが先輩の役割だという気がするんです。

週休2日、実働9時間で残業なし。労働環境の良さにも驚いた

そしてそういう会社だったら、辞める人は少ないはずだと感じるんです。7か月『アロマ美優』にお世話になって思うのは、ウチこそそんな職場なんです。

ちょっと何かができないからどうとか、ここでは全然ないですよ。というか、“最初はできないのは当たり前”という感じなので、新人さん用のマニュアルも作られていて、その意味ですごく馴染みやすいと思います。

僕自身キツい環境にいたこともあったので、労働条件の良さにも驚きました。実働は9時間、残業なし。それにずっと忙しいわけではないですから、合間合間に余裕を持ってWebの更新作業なんかもできて。誤解を招きそうな言い方ですけど、正直「ラク」と感じたぐらいです(笑)。

成果には応えるという社風なので、頑張れば給与も上がります。“やったらやっただけ”というつもりで入社していただいて、問題ないのかなと……。

業務に難しいというものはないですしね。中卒の僕が言うんだから、間違いありません。慣れですよ。費用対効果の面で、稼げる事業なのは間違いないんだから、労働環境や人間関係こそ大切にしてほしい。アラサーの先輩からの、本気のアドバイスです(笑)。

(インタビュー:松坂治良)

取材後記

藤野 りさ

執筆者

藤野 りさ

「辞める人が多いのなら、それは会社のせいもあるんじゃないか」と今井さん。わかります。確かに職場が人を大事にしていれば、それに応えようと頑張る労働者は少なくないでしょう。「こんな先輩の下でなら、続けられそう」  そんな風に感じたインタビューでした。

プロフィール

アロマ美優

今井瑞希

一般職(内勤・スタッフ)

(前職:建設業)

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