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一般職(内勤・スタッフ)】福元一さんのインタビュー記事

2020年入社

福元一 (30歳)

一般職(内勤・スタッフ)

前職:不動産営業

2021.11.5

“サボり癖”があるからこそ、楽しい仕事がしたい。この“ライブ感”、味わってほしい

この記事のポイント!

  • “選択肢の1つ”から一転。Webサイトと“社長”に惹かれた
  • シフトのお願いには信頼関係が必要。焦らず時間を掛けよう
  • 利益が出ているから、ガッツリ昇給。どんどん新規出店したい

過労で退職。だが、その後は充実できる仕事に就けず……

今日はどうも、雨の中をわざわざお越しいただいて。急に寒くなりましたね。インタビュー……聞いてますけど、僕で良いんでしょうか(笑)。

業界歴はまだ10か月ぐらいなんですよ。大学卒業後まず、不動産の会社に3か月勤めて。その後は大手のディスカウントショップで働きました。店の広告宣伝や仕入れなんかを担当できて、仕事自体はすごくやりがいがあったんです。

自分がバイヤーとして企画したものが、当たるか当たらないかをこの目で見れる。もう毎回ドキドキなんですが、そのスリルが心地良いんですね。ただお気づきの方もいるかもしれませんけど(笑)、労働条件はほんとにヒドくて。

休みはないし、勤務は1日20時間。ほとんど眠れもしません。楽しいだけで続けていたんですが、3年が過ぎた頃に、体を壊して退職してしまったんです。

その後はまた不動産に戻ったり、フリーターをしたりという感じですね。正直、充実が得られる仕事には出会えませんでした。

とは言え、僕ももう30歳ですからね。昨年ぐらいから、「このままじゃダメだな」と。長く続けられる環境を求めて、もう一度転職活動を始めたんです。

“選択肢の1つ”から一転。Webサイトと“社長”に惹かれた

でも本音を言えば、この業界は“選択肢の1つ”ぐらいの気持ちだったんですよ。僕は風俗自体をあまり利用したことがなかったので、「どんなものかな?」と。夜の世界への興味本位もあったと思います。

ところが検索に引っ掛かった『BIG TITS』のWebサイトを見てみたら、予想外におもしろい(笑)。良い意味でのいかがわしさと言うか、エンターテインメント性がすごく魅力的に映りました。

で、決定的だったのが面接です。いきなり社長に会えたんですが……怒られるかな?、なおおもしろくて(笑)。ノリは良いし勢いはあるし、それでいて「成果を出せばきっちり給与は上げるよ」という説明もちゃんと受けられて。

「ここに決めちゃおう!」

僕は実は、“サボり癖”があるんですよね(笑)。楽しめないとゼッタイ続けられないというのはわかっていたので、「この会社なら頑張れる!」と思えたんです。

“難しい”はない。半月もすると、一通り業務はこなせるように

始めてみると、この仕事に“難しいな”とか“理解できないな”という業務は、全然なかったですよ。電話も初日から取らせていただいたんですが、これも振り返るとありがたかったです。“習うより慣れよう”は、自分の性に合っていて。

マニュアルを見つつ、受話器を取るという感じですね。横に先輩がいて、話し終わる度にアドバイスを頂けました。プラスして待機室やオフィスを掃除したり、Webサイトの更新を覚えたり。

昨年の12月末に入社して、半月もすると、とりあえず一通りの業務はこなせるようになりました。

シフトのお願いには信頼関係が必要。焦らず時間を掛けよう

キャストさんのシフト管理までするようになったのは……今年の2月くらいからですね。ここは少し手こずりました。どうして?(笑) 結局は信頼関係の問題だと思います。

「来月のシフトそろそろお願いします」
「えー? 私いつも〇日に出すって言ってますよね?」

これは一例ですけど、キャストさんはちょっとしたことでも仕事のリズムが狂うものです。関係が浅い内はどうしても、「私のこと知りもしないのに」となっちゃいがちなんですね。なので、機会を見つけては声を掛けるように努めました。

「おはようございます。あ、今日は早く来てくれたんですね」
「休めました? 顔色は良いみたいですけど」
「おお。髪変えられたんですか」

ただ逆に言うと、コミュニケーションの問題さえクリアできれば、シフトも自然にお願いできるようになるんです。

「困ったな」
「どうしたの?」

今ではシフト表を前に頭を抱えていたりなんかすると、たまたまデスクの後ろを通ったキャストさんが、逆に話しかけてくれることさえあります。僕も「良いところに来てくれました!」なんてね(笑)。

業務の一番の醍醐味は“ライブ感”。全く飽きることがない

業務の醍醐味は、何と言っても“ライブ感”だと思います。例えばお客様の電話を取った時に、いつもお好みの子がいるとは限りません。指名したい子がたまたま長期休暇中ということだってありますしね。

その時に、お客様の話をよく伺って、これも例えばですけど、「容姿の面ではご要望と少し違うけれど、性格やサービスではすごく合いそうだな」という子がいたら、僕は勧めてみます。お客様も「うーん」と渋りつつ、ご提案に乗ってくださることもあって。

その結果お客様にご満足いただいたり、キャストさんのリピートに繋がった時は、すごく嬉しいですよね。さっきも言いましたけど、こういった“ライブ”のやりとりをするためにも、日頃のキャストさんとのコミュニケーションが、とても大事なんだと思います。

言い換えれば日々の業務はすべて“準備”で、その上で電話があるとも言えますよね。会話の中で“成約”が生まれるので、結果はいつも最後まで見えません。「飽きない仕事だな」というのが実感なんです。

利益が出ているから、ガッツリ昇給。どんどん新規出店したい

おかげさまで忙しくさせていただいているので、これから入る方は、出世が早いと思いますよ。実際今、お店は主に僕と、もう1人後から入った同僚とで回しているんですが、利益が出ているので、2人ともガッツリ昇給しています(笑)。

グループには幾つかのブランドがあるんですが、『BIG TITS』はまだ新宿のここだけなんですね。“オトナ女子”なコンセプトもエンターテインメント性も好評ですし、オープンからもう2年ぐらいになるので、そろそろ都内にもう1、2店舗出したいなと。

その意味では、今が一番入社に良い時期かもしれません。「この感触なら行けるかも」という手応えもありますよ。

そして先々は、関東各地に出店していきたいですよね。そうすれば僕らの給料は更に上がるし(笑)、下の子達も昇格させてあげられるじゃないですか。

……わずか10か月でこんな“大望”を語れる(笑)。社長にもお店にも、そして今横にいる同僚にも、感謝しかないですね。

(インタビュー:松坂治良)

取材後記

藤野 りさ

執筆者

藤野 りさ

取材中オフィスはキャストさんで賑わい、電話で何度もお話が中断し、松坂は活気に驚いたそうです。「楽しい」と思える仕事に出会えた福元さん。『BIG TITS』でのご活躍は、当分続きそうですね。新店立ち上げの際には、ぜひまたインタビューさせてください。

プロフィール

福元一

一般職(内勤・スタッフ)

(前職:不動産営業)