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一般職(内勤・スタッフ)】織田将冴さんのインタビュー記事

2019年入社

織田将冴 (27歳)

一般職(内勤・スタッフ)

前職:学生

2021.3.9

外語大中退で飛び込んだのは、“メンズエステ”。社会人1年目の選択は、大正解

この記事のポイント!

  • 当欠(当日欠勤)を防ぐには。“みんな見ている”ということ
  • お店の評判は、セラピストみんなのプラス。だから、教える
  • 給料は入社時の倍。「あの時、決断して良かった」

あと1年あれば卒業。なのになぜ中退してしまったのか

僕、実は外語大を中退してるんですよ。それも4年生の時に……。

その前に休学して、1年オーストラリアに行ったんですが、これが良くなかった(笑)。向こうは本当に自由で、働き方も縛られていないんですね。良い悪いは置いて、例えばお昼に一旦家でビールを飲んで、「じゃあ行くか」と午後にまた出社するみたいな。

もちろん職種にも依るんでしょうけど、そういうのを目の当たりに見てしまうと、普通に大学を卒業して、当たり前にサラリーマンになるということに、抵抗を感じてしまったんです。

なぜメンズエステ業界に。実力主義は魅力だった

「そこでなぜメンズエステ業界に」ということなんですが、何と言うか、こういう世界なら実力次第でどんどん上に行けるだろうし、マネジメントや経営も学べるんじゃないかと……。

実際色んなメンズエステを検索して、『YOUNG MAN』を受けてみたんですが、面接でまさにそういうお話を伺えて。「力を付けたら独立だって支援するよ」ということだったんですね。

それにオープニングスタッフというところにも魅力を感じました。「みんなで上に行こう」という雰囲気が、お店にみなぎっていて。

もう他は受けずに、すぐにここに決めちゃいました(笑)。

“電話応対までじっくり”は、新人だけではなく、お客様への配慮

社会人1年目だったので、配慮もあったと思うんですけど、業務はすごく丁寧に教えていただけました。すぐに電話ということはないですね。まず掃除やオイルなどの備品の管理、セラピストさんをルームに案内するというところから始まって……。

最初はマニュアルを見つつ、しっかり先輩の電話応対を見ていて、という感じでした。「開業当初で余裕あるなあ」と感じたんですが、今思えば、下手な応対をすれば、お客様にも失礼ですよね。お店の評判だって落ちてしまう。だからこそ、じっくり育ててくれたんだと思います。

1か月半ぐらいで電話を取りはじめて、その際も先輩が横にいて、アドバイスをくれてという形じでした。

当欠(当日欠勤)を防ぐには。“みんな見ている”ということ

3か月ぐらいで一通りの業務は覚えられた気がします。電話のところをマスターしてしまえば、後は時間に余裕もできてくる。Webサイトの更新やちょっとした写真の加工なんかは、自分から「やりますやります」という感じでした。

つまずいたのは、セラピストさんのシフト管理のところですね。ここで初めて、社会人1年目の洗礼を受けたかなと(笑)。当欠(当日欠勤)の予防や次のシフトのお願いが、先輩のようにうまく行かなかったんです。

ただ、先輩達はこう言うんですね。

「コミュニケーションしかないんじゃない?」

なので辛抱強く目標額のお話をしたり、「もしかしてちょっとうるさいかな?」というぐらいやりとりを続けている内に、自然と出勤してもらえるようになって……。

後から気づいたんですけど、結局みんな見ていてくれたんですね。電話応対で、1人ひとりのセラピストさんをお客様にアピールする様子とか、「なかなか人気出ないな」という子がいたら、オフィシャルサイトのテキストを変えたりしていたことを。

「結局近道ってないんだな」というのが、一番の学びだった気がします。人同士なんだから、簡単には信頼関係は築けない。だけど黙々と働く背中は、意外とみんな見ていてくれる。きっと伝わる。正直今は、すごく働きやすいですよ。

乱立状態のメンズエステ。なのに、なぜ成長?

お店は長堀からスタートして、2年経った今は、堺筋本町・日本橋にもエリアを広げています。

わりと意外に思われるんですよね。ほら、メンズエステってたくさんあるし、ウチは『YOUNG MAN』ていうぐらいだから、若いセラピストさんのお店ですけど、それも全然めずらしくないじゃないですか(笑)。一見ありきたりのお店に見えるんでしょうね。

なぜ人気店として成長できているかというのは、“ホスピタリティ”に尽きるという気がします。差別化には“おもてなし”だろうという方針があって、セラピストさんには、講習で接客やスキルをきちんと学んでいただいています。

そしてウチは、セラピストさん同士の関係がすごく良くて、ここも強みなんじゃないかという気がします。「ちょっと伸び悩んでいるな」という新人さんがいたら、いつもランキング上位のセラピストさんにお願いするんですよ。

「ちょっと見てあげてもらえませんか」
「あ、いいよ。いつにする?」

お店の評判は、セラピストみんなのプラス。だから、教える

普通に考えたら、ライバルが増えるわけじゃないですか。売れないなら放っておいたら良い。でもそうじゃないんですね。

もしその子がランク上位のセラピストさんと同じ施術ができるようになったら、お店の評判になるんです。

「あそこって、ハズレがないよね」

ありがたいことに、そのことをどのセラピストさんもわかってくれてるんですね。それにみんな、最初は未経験で業界に来るじゃないですか。ベテランの方もやっぱり苦労はわかるから、困っていたら「助けてあげよう」ってなるんですよね。

この雰囲気の良さ、みんなの助け合いも『YOUNG MAN』の強さなんだと思います。もちろん僕らは3エリアで満足なんてしていません(笑)。これからもどんどん拡大していきますよ。

給料は入社時の倍。「あの時、決断して良かった」

「あの時決断して良かったな」というのは、すごく感じています。実際お給料は入社時の倍です。普通に大学を卒業して就職していたら、なかなかそうは行かなかったと思うんです。

人との接し方やマネジメントについては、未だに勉強中ですよね。「スキルアップできているな」というのは、日々感じます。

……ただまだちょっと、お金関係のところですね。予算管理や費用対効果のところまで、自分は考えられていない気がします。「いつか独立して自分のお店を」という思いは変わらずにあるので、これからここも、しっかりと勉強してきたいです。

取材後記

松坂 治良

執筆者

松坂 治良

1年ガマンすれば普通に卒業できるのに、それでも中退の道を選んだ織田さん。並々ならぬ決意があったからこそ、ここで頑張りを花開かせることができたのでしょう。セラピストさん同士の関係も良好なようで、助け合いの姿勢に驚きました。環境の良さも、働き甲斐に繋がっているのだと感じます。

プロフィール

織田将冴

一般職(内勤・スタッフ)

(前職:学生)