【一般職(内勤・スタッフ)】鈴木崇紀さんのインタビュー記事
2020年入社
鈴木崇紀 (36歳)
一般職(内勤・スタッフ)
前職:情報通信事業(携帯電話販売)
2023.2.1
入社後1年3か月で副店長。“手取り”の月給50万円。業界未経験でもかなえられた理由
この記事のポイント!
- 送迎ドライバーだってしっかり昇給。「ここなら」と思えた
- 実際にお客様に向き合うのは女の子。だからこそ“気持ち良く”
- “社会人経験”は、そのままここで活かせる。あなたにもできる
携帯電話のキャリアでゴリゴリの営業。やがて独立もしたが……
大学卒業後、通信事業者に就職しました。まあ言っちゃえば携帯電話のキャリアです。契約と端末の販売。半年ショップでスタッフをした後、すぐに管理する側に回って。
おもしろかったですよ。まだガラケーが全盛の時代で、iPhoneも日本では初代の3G(笑)。「べつにスマホなんていらない」というユーザーがほとんどの中で、いかに利便性や快適性を訴えるのか。先端技術やトレンドを肌で感じる日々も、やりがいに繋がっていました。
ただラクではないんですよ(笑)。契約したらしただけ給与に反映されますけど、ノルマもキツい。「もう少しゆったり働ける道もあるんじゃないか」って、確か10年目だったかな? 知人と一緒に、主に3大キャリア向けの人材派遣会社を立ち上げました。
営業手法や労働環境で、理不尽に感じていた部分を改善したかったんですね。自分なら体育会系ゴリゴリじゃない売り方も目指せる気がして……。
でも甘かったですね。利益はさっぱり。結局前にいた職場と同じやり方を取らざるを得ませんでした。おまけに共同経営者の知人は「これでやっていくしかないんだ」と。
「じゃあ何のために独立したんだよ」
最後は喧嘩別れみたいな形で、会社を畳んでしまったんです。
送迎ドライバーだってしっかり昇給。「ここなら」と思えた
その後『One More 奥様』に転職することを決めたのは、実はこの経営者時代に、送迎ドライバーをしていたのが縁なんです。
従業員の子達に給料をあげたら、僕の手元には何も残らなかったんですよ。文字通り無給だったので(笑)、割の良いありがたいアルバイトでした。
「そういうことならウチで内勤をしませんか?」
行く当てのない僕の窮状を知って、店長がこんな風に誘ってくれて。で、正直「それもいいかな」と考えました(笑)。
何と言うか、2年お世話になる間に「デリヘルだって一般と何も変わらない。フツーの事業だよな」というのは理解できていたんですね。女の子達だって、みんな良い子だし……。
また頑張れば時給を上げてくれる社風だったので、信用もできたんですね。ドライバー専業のこの時でさえ、1,000円ぐらいだった時給が、最後には1,300円になっていました。内勤の正社員スタッフともなれば、もっともっと上を目指せるなと。
実際にお客様に向き合うのは女の子。だからこそ“気持ち良く”
働いてみて? うーん……こういう言い方は誤解を招くかもしれませんけど、どうということはないですよ(笑)。
と言うより、今も触れたようにデリヘルだって事業なんです。お客様に良いサービスを提供するために、女の子には挨拶、笑顔、愛嬌、心づくしという形で頑張ってもらう。
スタッフも同様です。電話口ではハキハキと大声で愛想良く。ホームページのプロフ写真だってテキストだって、女の子と話し合ってよく吟味して、ベストのものを選ぶ。サイト更新のタイミングや頻度も大切だし、飽きさせないためにはイベントだっていりますよね。
そして何より、実際にお客様に向き合うのは女の子ですから、“気持ち良く働いてもらう”のが大切ですよね。僕らは気遣い心遣いを常に忘れずに、例えば彼女達が「おはようございます」とオフィスに入ってきたら、パソコンのモニタから顔を上げて、スッと立ち上がらなきゃダメです。
「おつかれさまです。今日もよろしくお願いします」
でもどうですか? これって特別なことじゃないですよね(笑)。難しくもない。だから「どうということはない」という言葉も出るし、目の前の業務に“当たり前に”向き合う姿勢さえあれば、業界経験のない方でも全然問題ありません。
“社会人経験”は、そのままここで活かせる。あなたにもできる
また業界の経験がなくても、僕の場合営業だったように、同じように皆さんにだって、事務であったり経理であったり、接客であったりという形で何かしら“社会人経験”はあるでしょう。
ここでそれを“そのまま”活かすつもりで転職してくださって良いと思うんです。そうすればおのずと結果が出ますから。
現に僕が内勤になってから、立川店の売上は錦糸町、蒲田、関内、厚木、町田、大宮、松戸のグループ各店を抑えて、No.1になりました。業界未経験でなぜ僕にそんなことができたのかと言えば、前職での営業経験や経営のノウハウを、ここで花開かせたというだけのことなんです。
「自分のできることから」 ただそれだけでしたよ。他の成功している方々を見ても、前職はバラバラです。みんなやれることからスタートしている。さっきも言いましたけど、業務に“当たり前”に向き合う姿勢さえあれば良いのかなと……。
成果を出せば報われるのはドライバー時代と変わらず、これもやりがいに繋がっています。入社して7か月で主任になり、月給は40万円。1年3か月で副店長になると、50万円になりました。しかもこれは手取りですからね(笑)。
今後も新規出店は続くので、いずれは店長になりたいですよね。こんなところで満足していられないし、そう言える今の環境に、とても感謝しています。
(インタビュー:松坂治良)
取材後記
プロフィール
鈴木崇紀
一般職(内勤・スタッフ)
(前職:情報通信事業(携帯電話販売))