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一般職(内勤・スタッフ)】二宮翔太さんのインタビュー記事

2018年入社

二宮翔太 (22歳)

一般職(内勤・スタッフ)

前職:建設業、運送業

2018.11.12

肉体労働者だった自分。将来を思い、条件で選んだ初の接客業は、SMクラブ

この記事のポイント!

  • きっちりきっちりしていないのが、逆に良かった
  • SMのお店だからこそ、何よりマッチングが大切
  • どうお客様に向き合うのか。考えることが、明日につながる

いつまでも肉体労働では続かない。自分に何ができるかを考えた

僕、出身は青森なんですよ。中学を卒業した後、ずっと東京で働いていて、大阪に来たのは4年ぐらい前ですね。

風俗店は、ここがはじめてです。それまでは運送業とか建設関係の仕事をしていたんですよ。知り合いが風俗業界で働いていたので、以前から少し興味はあって……。

からだ的に、このままトラックや建設続けられるのかなって、やっぱり思うんですよね。でも僕には学歴がないし、職歴だってパッとしない。“自分がんばれる場所”って考えた時に、知り合いのことを思い出したんです。

「この業界なら、自分もイチからやれるんじゃないか」って。

きっちりきっちりしていないのが、逆に良かった

CLUB DEEPのことは、風俗の男性求人サイトで見つけました。色んな条件にチェックを入れて、絞っているうちに巡り会えた感じです。フェニックスジョブさんも見ましたよ(笑)。

条件ですか? まず勤務時間ですよね。12時間のところが多いみたいですけど、ここは10時間でした。

あとは給与。“やればやるだけ稼げる”ということでしたし、会社によってバラツキがあると思いますけど、ウチは初任給から歩合が付くこともあるんですよ。“歩合は店長になってからやっと”みたいなところも多いじゃないですか。やりがいあるなと思って。

働いてみて、時間についても給与についても、面接でのお話通りでしたね。今の僕の仕事は接客とか電話の応対、それにサイトの更新です。今までは肉体労働が多くて、接客業ははじめてだったんですけど、わりと戸惑うこともなく、スッと入れました。

どうして?……きっと環境が良いんでしょうね。何というか、ギスギスしてないんですよ。ちゃんとみんなで協力し合うし、メリットのある提案なら採用するという流れができているから、上への風通しも良い。今までより「働きやすいな」って感じています。

きっちりきっちりしていないところも、僕には合ったのかな。まず掃除を覚えて⇒次に電話の対応⇒サイトの更新みたいに、段階を踏んでっていうこともなかったんですよ(笑)。会社の方針が“できることからやっていこう”みたいなスタンスなんですね。

もちろんできることが増えれば、任される仕事も多くなっていくんですけど、とりあえずは適材適所で、できる人にそこを任すみたいな感じですね。

だから僕も、“まずは目の前のことを1つずつ”という気持ちでやっています。

SMのお店だからこそ、何よりマッチングが大切

ウチはSMのお店なので、“この子はこのプレイができる”とか、“この子はここまでで”という感じで、お客様の要望を聞き出して、マッチするキャストさんをご紹介します。

……実はこれが、なかなかむずかしい(笑)。

一般のお店だったら、容姿や雰囲気ぐらいを聞かれて終わり、というところもあるでしょう? その点ウチは、マニアックなお客様も多いんです。細かいところのこだわりを聞き出すのが、おもしろみでもあるんですけどね(笑)。

お客様から「いやよかったよ。よくわかってくれた」って感謝をいただけたときは、嬉しいですよね。これはキャストさんに対してもそうで、プロ意識の高い子ほど、お客様の前で「できません」と言うことは嫌いますから、マッチングがうまくいくと、ホッとします。

そう考えるとスタッフの責任て、けっこう重大なんですよね。気持ちよく働けるようにするのも、僕らの仕事ですから。

でもまだ入って日が浅いですから、失敗だってありましたよ。1度二重に予約を取ってしまったことがあって、その時はほんとうに落ち込みました。お客様にもキャストさんにも申し訳ないですし、お店の信頼にも関わりますから。

もう二度とあんな思いはしたくないですね。それ以来しっかりと、丁寧に、確認は怠らないようにしています。

どうお客様に向き合うのか。考えることが、明日につながる

漠然とですけど、将来的には、自分で何か事業ができたらいいなと思っているんです。

実は僕、あんまりお金には執着がないんですよね。普通に生活できるくらいあればいいかなって感じなんです。だから事業も福祉……なんて言ったらカッコよすぎますかね(笑)。

でも、人のためになるようなこと、いつかそういう事業を自分ができたらないいなとは、思っています。

考えてみるとこの仕事も、人に楽しいサービスを提供する仕事なんですよね。その意味で、学ぶことはすごく多い。業界自体に、コワいお兄さんたちががやっているみたいなイメージがまだあるみたいですけど(笑)、普通のサービス業ですよ。

ウチが提供しているサービス自体は、ちょっと過激ですけど(笑)。働く側からすると、その分おもしろみがあるとも言えるし。

ちゃんともてなさなきゃいけないのは、どんなサービス業だって同じです。どうお客様に向き合うのか、そこに尽きると思うんですよ。こういう業種で、しかもSMで、だからこそお客様の要望を、上司もキャストさんもしっかり考えています。

考えることは、明日につながります。肉体労働のときにはなかった感覚ですよね。僕、未だに自分に驚くことがあるんです(笑)。

(インタビュー:新海亨)

取材後記

藤野 りさ

執筆者

藤野 りさ

接客業・サービス業自体が初という二宮さん。その“はじめて”がSMクラブというのもおもしろいですよね。

肉体労働からサービス業にという転職だからこそ、気づきや“人のために”という発想も育まれるのでしょう。まだ22歳。どんなお店づくりをしてくださるのか、今後が大いに楽しみなインタビューとなりました。

プロフィール

二宮翔太

一般職(内勤・スタッフ)

(前職:建設業、運送業)

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