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一般職(内勤・スタッフ)】板倉大助(丸メガネ)さんのインタビュー記事

2017年入社

板倉大助(丸メガネ) (33歳)

一般職(内勤・スタッフ)

前職:不動産営業

2023.3.22

裁量が大きいからこそ、成果を出せる。キャストさんにも“長所”を大事にしてほしい

この記事のポイント!

  • 金額アピールではなく、不安の払拭。気遣える点はすべて気遣う
  • なぜ“自分の長所”を知ることが、人気キャストへの近道なのか
  • キャストさんが結果を出せば自分も認められる。昇給だってある

業界入りの最初の理由は“繋ぎ”。入社後大手と知って驚いた

出身は千葉県なんですよ。転職は何度か経験していて、一番長かったのはキャバクラのボーイかな。確か6年ほどだったと思います。

大阪に来たのは26歳の時でした。キャバの仕事も楽しくなかったわけではないんですが、心機一転、別の土地で何か他のことをやってみたくなったんです。「稼げそう」という理由で、不動産営業の職に就いて……。

まあでもこれはなかなかたいへんでした(笑)。マンション向けの土地活用ということで額が大きいし、ノルマのプレッシャーもあるし、またその他制約なんかもあって、結局1年で辞めてしまったんです。

『奥様クラブ』に転職したのはこの後でした。正直最初は繋ぎのつもりだったんですよ。特に「この業界に行きたい」という思いもなくて、ほんとにどこでも良かった(笑)。Webで検索して、偶然出てきたお店を受けた形です。

おまけにそれさえ「十三というところにあるんだ。十三てなんだ?」という感じでしたからね(笑)。関西に来て間もなくて、土地勘が全然ない。そんな調子でしたから、入社後ウチが大手のグループだと知った時には驚きました。

結果が出る⇒給与が上がる。更にここには“自由”があった

腰掛けの気持ちが変わったのは、働いてしばらくしてからですね。やればやっただけ結果が出る。出れば給与も上がるというのが嬉しくて。仕事に身が入ると「上に行きたい」という思いも強くなっていきました。

またウチは、方針が“自由”なんですよね。例えば今僕はキャストさんとスタッフの求人責任者をしているんですが、上司から「今月は何人採用しろ」とか、「この売上ノルマのためにこういう子を取れ」とか言われるわけじゃないんです。

これがすごく自分には合いました。実は僕、“上にやりたいことのお伺いを立てる”というのが大嫌いなんですよ。更にそこでダメ出しを受けて、やり直しさせられるのなんてもってのほかで(笑)。

でもここは違いました。成果さえ出せれば構わない。自分はこうやって、こんなことを達成して、結果こうなりましたとプラスの報告さえできれば良いんです。

「すごいじゃないか。頑張ったな。みんなにも教えてやってくれ」

不動産時代とは大違い。しかもたまたまで選んだお店ですからね(笑)。ラッキーとしか言いようがありません。

金額アピールではなく、不安の払拭。気遣える点はすべて気遣う

キャストさんの求人に当たって心掛けているのは、信用してもらうということですよね。

まずイメージ的に業界はまだ誤解されているところもあって、「来たら必ず働かされるんじゃないか」「辞められないんじゃないか」と考える方は少なくないんです。未経験の方には特にそういう傾向があって。

なので僕は日に2回、“丸メガネ”という名前で求人ブログを書いているんです。……え? お読みいただいたことあるんですか?(笑)  嬉しいな。

ではお気づきでしょうか。あそこには「ご応募の女性に安心していただくには」という意図で記事を書いています。「怪しい組織ではないのか」「本当に稼げるのか」という疑い、「自分にやれるだろうか」というお仕事内容の心配、身バレの懸念等々へ、答えるような内容で。

露骨に金額アピールで釣れば、かえって警戒されるし、疑われます。それよりは“不安を取り除く”のが大事。そして記事の最後は、必ず「お気軽にLINEしてください」で締めるようにしています。

電話やメールと違って、LINEの相談なら負担も軽いでしょう。実際のやりとりでも「べつに入店しなくたって良いんですよ」と一言添えるのは忘れません。気遣えるところはすべて気遣うという感じですね。

なぜ“自分の長所”を知ることが、人気キャストへの近道なのか

おかげさまでキャスト在籍数は、僕が求人に関わるようになってからグンと増えて。ところがそうなると現金なもので(笑)、「活躍してほしいな」という気持ちはより強くなりましたね。ついつい応援しちゃいます。

「お客様のご指名を増やしたい」と彼女達から相談を受けた時に、僕がいつも言うのは「良い点を伸ばして」ということです。そもそもご入店時の最初の面接で、それを書いてもらっているんです。

「貴女の長所を教えてください」

皆さん書いてくれますよ。何でも良いんです。笑顔、聞き上手、好奇心旺盛、世話好き、それこそ体だって構いません。自分の“ストロングポイント”は何なのか。

意識している長所って、自分自身が好きなところでもあるんです。プライドの裏付けだったりするから、そこを更に磨いてサービスに励めれば、メンタル面でラク。ご指名の近道になるんですね。

「ここを直さなきゃ」「あれをやれなきゃダメだ」  そればっかりだと仕事も楽しくないじゃないですか。笑顔だって曇るし、曇ればサービスにだって影響しちゃいます。

短所って年を重ねるとなかなか直りませんしね(笑)。その意味でも長所を意識する方が、人気キャストへの階段は上りやすいのかなと……。

キャストさんが結果を出せば自分も認められる。昇給だってある

僕自身が、自分の長所をお店に伸ばしてもらっているという意識もあるんです。

繰り返しになりますけど、ここではうるさいこと言われません。その上でこうしてキャストさんが結果を出してくれれば、「板倉も頑張ってるな」と言ってもらえて、昇給という形で応えだってあるんです。

ノルマを課せられたり、「お前はここがダメだから直せ」……そんな環境だったら僕、きっと1年持ちませんでした(笑)。

気が付けばもう5年。働きやすさという面でもやりがいという面でも、今までで一番ですね。現に辞める気なんて、全然ないですから(笑)。

(インタビュー:新海亨)

取材後記

松坂 治良

執筆者

松坂 治良

「今はバナーづくりが一番楽しい」と板倉さん。インパクト、言葉、常に創意工夫の毎日で、それが求人に結び付くのがおもしろいそうです。
きっと根っからの仕事好きなのでしょう。同時にそれを支えるお店の“自由”は羨ましい限り……。「これをやりたい」の意志を持てる方こそ、ご活躍できる環境だと感じました。

プロフィール

板倉大助(丸メガネ)

一般職(内勤・スタッフ)

(前職:不動産営業)

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