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一般職(内勤・スタッフ)】竹山雄二さんのインタビュー記事

2017年入社

竹山雄二 (46歳)

一般職(内勤・スタッフ)

前職:施工管理技師

2019.2.7

45歳、定職なしから風俗業界!未経験でも寮完備のこの職場はありがたい

この記事のポイント!

  • 怪我が原因で30歳の頃に施工管理技師を辞職。以降、仕事は定着せず
  • 45歳の時、諸事情で実家を出ることに。寮があり未経験でも働けるこの業界へ
  • のほほんと働ける職場。自身の役割は若いスタッフのバックアップ

30歳まで務めた施工管理技士は、怪我が原因で退職

一番最初に就いた仕事は、水道工事の施行管理技師でした。建築関係の専門学校を出て、そのまま就職したんですよ。

業務内容は、マンションのトイレとか空調設備の現場管理です。現場系ではあるんですけど、職人ではないですね。

選んだ理由ですか? 水道はライフラインだから、なくならない仕事じゃないですか。手堅くて、一生できる仕事だと思ったんです。

ただ、30歳の頃に足を怪我してしまいましてね……。パンパンになるまで腫れてしまって、現場で必要な安全靴が履けなくなってしまったんです。

その間は現場に出られないので、長期休職か辞めるかを迫られました。

仕事に対して面白みは感じていなかったし、出世も望めない職場だったので、いい機会だと思って退職することに決めたんです。

今後のことは、完治してから考えるつもりだったんですけど……。

全く仕事が定着しないまま15年経ってしまいましたね(笑)。

トラック運転手とか、派遣の作業員とか、いろいろな仕事を転々とする生活でした。どの仕事も長続きしなかったので、貯金なんかしてませんでしたよ。

諸事情で出なくてはならなくなった実家。じゃあ、どうする

それまで実家住まいだったのでなんとかなっていたんですけど、諸事情で家から出なきゃいけなくなったんです。それが45歳の時。

となると、家賃も払って、生活できる程度には稼いでいかないといけない。

45歳ですよ? この歳での再就職は……とてもじゃないけど厳しいですよね。

じゃあ、どうするかって考えた時に、寮完備で、未経験でも働ける風俗業界が思い浮かんだんです。

ここの求人は偶然みつけたんですよ。お恥ずかしい話なんですけど、遊ぶお店を探していた時に、ファーストクラスルビーの公式サイトにたどり着いて、求人の文字を発見したんです(笑)。しかも、寮完備っていう。これは運命だと思いました。

そこから応募して、面接して頂いて、採用ということになったんですけど……もちろん、不安はありました。

この歳で本当に働けるのか、イジメとかあるんじゃないか、風俗業界ってヒドい労働環境なんじゃないか。勤めてみるまでずっと不安でしたね。

でも、入ってみたら全然違いました。同年齢で似たような状況の方もいましたし、なにより企業としてちゃんとしていたんです。

勤務初日の指導で、ちゃんとしている店舗だと認識

正直なところ、風俗店ってもっとだらしないと思っていたんですよ。でも、誰一人遅刻もしないし、服装に清潔感を求められますし、お辞儀の仕方、コップの拭き方、お茶の出し方、言葉遣いも決まっていて、最初に教えて頂きました。

接客に対してここまで指導していることに驚きましたね。未だに、一人称で「私」を使うのには慣れません(笑)。

勤務初日は、来店したお客様におしぼりやお飲み物を提供する『お茶出し』というポジションを任されました。

慣れないこともあって、結構つらかったのを覚えています。そもそも、接客自体が高校生以来だったんで、すごく緊張しました。

立ち仕事ですし、案内などで動くことが多いので、最初の一ヶ月位で痩せたんじゃないかな? 結構体を動かす仕事なんだなと実感しましたね(笑)。

他のスタッフに聞いたら、この辺りじゃ1番繁盛しているお店なんですって。そりゃあ、痩せますよね。

お金への執着はそこまでない。フォローが自分の得意技

この仕事を選んでおいてアレなんですけど……、私はお金への執着がそこまでないんですよね。45歳からでも定職に就けたというだけでありがたくて。

なので「どんどん出世してやる!」みたいなギラギラした気持ちは、若いスタッフほど持てていないんです(笑)。

今のポジションのみたいな、裏方仕事の方が好きっていうのもあります。効率よく捌くとか、売上を上げるっていうのが得意なスタッフは別にいるので、彼らをバックアップする役割が自分には合っていると思うんですよ。

ただ、社長は「根性があって、自ら率先して仕事を探してくれる人が欲しい」と言っていました、私とは違いますね(笑)。

仕事のやり甲斐はありますよ。自分も風俗を利用していたので分かるんですけど、この仕事は絶対になくならないじゃないですか。人の欲求に寄り添う仕事なので、人間味を感じるというか……。

なんか、不思議な職業ですよね。

未経験の40代でも働ける職場はありがたい

未経験のおじさんでも働けて、それなりに給料がもらえて、寮も完備っていうのは、他の仕事には絶対ない待遇じゃないですか。

寮も家賃3万円で住むことができます。3LDKを3人で共有してるんですけど、それぞれの個室があるのでプライベートは守られていますしね。

だから、自分にとってはすごくありがたい職場だなと思うんですよ。人間関係も良いですし、キャストさんとの間にも壁がありません。

多分、ここが最後の職場になるんじゃないですかね。同年代の方も長続きしていますし、このまま貯金をして、パーッと使いたいですね。

親には長年迷惑をかけてきたので、なにかプレゼントを考えているんです。仕事のことをまだ伝えられていないので、プレゼントと一緒に現状を伝えて、安心してもらいたいですね。

取材後記

徳山 央樹

執筆者

徳山 央樹

45歳という年齢でこの業界へ入った竹山さん。職場にはのほほんとした方も多く、非常に働きやすい環境ということでした。お金の為に10代の頃から働く方もいれば、竹山さんのように年を経てから未経験で入る方もいる。これだけ幅のある仕事というのはなかなかないですよね。

プロフィール

竹山雄二

一般職(内勤・スタッフ)

(前職:施工管理技師)