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池袋平成女学園(ミクシーグループ)【総合職(店長・幹部候補)】長谷川武人さんのインタビュー記事

池袋平成女学園(ミクシーグループ)

2008年入社

長谷川武人 (45歳)

総合職(店長・幹部候補)

前職:広告営業

2021.11.10

休業中でも給与満額支給。コロナだからこそ知れた、組織の強さ。今こそ頑張りたい

この記事のポイント!

  • まず研修を1か月。半年で一通りの業務を覚え、3年目で店長に
  • 17時18時には仕事を終えて「お疲れー」。充実が嬉しかった
  • “在籍数確保”だけでは×。リピート率まで考えれば、“色んな子”

1冊のフリーペーパー。給与とホワイトな環境に惹かれた

業界入りのきっかけは、これは考えてみると不思議な話で、駅で手にしたフリーペーパーに、ウチの求人が載っていたんです。

載せて良かった時代?(笑)……どうなんでしょうね。もう13年も前のことなので、少なくともその頃は良かったんだと思います。

僕は当時広告代理店で営業マンをしていて。10年近く続けた仕事ではあったんですが、ノルマはキツいし労働時間は長いしで、先々に不安を抱いていたんですね。「この調子で30代を乗り切れるのかな」と。

そんな時に目にした広告だったので、「せっかくだから一度受けてみよう」と思ったんです。ほら、この業界はやっぱり初任給から悪くないでしょう?(笑) それに当時から『ミクシーグループ』は、早番・遅番の完全2交代制で、24:00にはお店が閉まるから、長時間労働なんてありません。

終電に追われるどころか、それこそ明け方まで事務作業ということさえあった自分には、よほどこちらの方がホワイトな環境に映ったんです。

まず研修を1か月。半年で一通りの業務を覚え、3年目で店長に

僕が幸いだったのは、入ってからもその印象が変わらなかったことですね。まず1か月しっかり研修を受けられたんです。

掃除、備品の管理、お部屋のセッティング、電話応対、フロントでの受付。一通りの業務を覚えるのに、半年ぐらいかな? その頃にはもうキャストさんのシフト管理や面接までやらせていただけていました。

振り返って懐かしいなと思うのは、当時まだ紙の情報誌なんかも書店やコンビニで流通していたんですよ。割引券をチョキチョキ切って持ってくる方なんかがいました(笑)。

ちょうどWebに切り替わる過渡期だったんじゃないですかね。サイトの更新なんかも、おもしろがってやっていた記憶があります。新機能が付くスピードなんかは、今より早いぐらいだったかもしれません。

やがて店長という役職を頂いたのは……3年目でしたかね。こう考えてみると、僕も『平成女学園』も長い(笑)。キャストさんにもお客様にも、感謝しかないですよ。

17時18時には仕事を終えて「お疲れー」。充実が嬉しかった

順調?……うーん、まあそうですかね。業務自体にあまり難しいということはなかったですし、前職がヒドかったですからね。ここじゃ早番なんかはもう17時18時には上がれて、それこそ飲みに行けるわけじゃないですか。もうそれだけで嬉しくて(笑)。

それに僕が入った頃には、『平成女学園』のブランドはがっちり確立されていましたからね。おかげさまでお客様は朝からジャンジャン入って、目まぐるしく働いたらもう夕方。そして「お疲れー」だったので、「いやあ今日も頑張った」という感じで、1日を終えられていました。

そんな中で、スタッフの時にはやはり、先輩の様子をよく眺めていたと思います。例えばどうも僕と合わないというキャストさんがいたとしたら、先輩に聞くんじゃなくて、“その子にどう接しているのか”をみるんです。

「なるほど。あの子はむしろ、フランクに接してあげた方がやりやすいんだ」

とかですね。人で始まって人で終わる業種なので、型とかシステムというよりは、各々へのきめ細かいアプローチとか、自分の経験則が役に立つ部分が大きいんです。

“在籍数確保”だけでは×。リピート率まで考えれば、“色んな子”

店長になってからは、とにかく“色んな子”に在籍してもらえるように努めました。確かに“キャストさんの在籍数=集客数”みたいなところはあるんですが、その一歩先の“リピート率”まで考えると、多くのお客様のニーズに、応えられるようにした方が良いんです。

また、この業界は皆さんが思っているより全然狭いです(笑)。なので例えば“あのお店はキレイ系でスリムな子しか取ってくれない”と思われれば、“かわいい系のぽっちゃりさん”には、応募を敬遠されてしまうかもしれません。

つまり“多様性”は、ご応募の方へのアピールにもなるんですね。

休業中でも給与満額支給。コロナだからこそ知れた、組織の強さ

こうしてまあ、僕なりにですけど13年間頑張ってきて、「あの時ここに入社して良かった」と一番強く感じたのは、実はこのコロナ禍だったんです。

昨年の1回目の緊急事態宣言の時、『ミクシーグループ』も全店休業したんですよ。

多くのお客様だって、休業・外出自粛という選択を取った。「なら我々もここは」という方針だったと思います。情報だって、あの時点では何が正しいのかわかりませんでしたからね。だからこそ、“キャストさんとお客様の安全安心が第一”という思いは、僕にもありました。

ただその一方で正直、僕にはこんな風に部下と自分の生活を心配する気持ちもあったんですね。

「スタッフの給料、1/3ぐらいは出るのかな。甘いかな」

お店を営業できないんだから、しょうがないと覚悟もしていて。ところが何かの機会にその話をしたら、上司が謝ってくれたんです。

「そんな心配してたのか! ごめんごめん。大丈夫。休業中の給与は、満額変わらずに出るから」

で、「ウチにも内部留保のお金ぐらいあるんだよ(笑)」と。こんなに長くいるのに、意外と組織のことってわかっていないものなんですね。お恥ずかしい。

休業明け、ほとんどのキャストさんが戻って来てもくれました。ありがたいことですよね。「ただいま」と言ってくれた子さえいて……。

まだもう少し、ね。コロナ前に完全に戻ったとまでは言えませんけど、労働条件は良いし、大きな組織のありがたみも知れましたし(笑)、何より結束力はかつてなく高まっている気がします。みんなでお店とグループを盛り上げていきたいなと。

今はそんな気持ちで、日々の仕事に向き合っています。

取材後記

松坂 治良

執筆者

松坂 治良

「ちょっと待ってくださいね」
取材中何度か考え込まれた長谷川さん。1つひとつの問いに誠実に向き合ってくださる姿が印象的でした。
人も組織も、ピンチの時にこそ本質が現れるもの。確かにコロナは苦しいご経験だったでしょうが、だからこそ『ミクシーグループ』の良さと強さに、あらためて気づけたということなのかもしれません。色々なことを考えさせられたインタビューでした。

プロフィール

池袋平成女学園(ミクシーグループ)

長谷川武人

総合職(店長・幹部候補)

(前職:広告営業)

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池袋平成女学園(ミクシーグループ)

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