【女性キャスト管理】風俗店を辞めそうなキャストの兆候15選
今回紹介するのは、お店を辞めそうな女性キャストの兆候15選です。
前回までの記事で「女性に好かれるスタッフと嫌われるスタッフ」と「女性が辞めたくなるお店とスタッフ」について話しましたが、もう一つ知っておかなければならないことがあります。それはお店を辞めそうな女性キャストの見分け方です。
これを知ることができたら、女性キャストマネジメントの失敗とも言える「相談なしの突然の退店」「ブロックされて連絡が取れなくなる」「前触れのない他店への移籍」を防げます。
この記事の執筆者
小野田みこ
18歳で風俗キャストデビュー。風俗業界歴10年目、全ての風俗業種でキャストを経験。努力で指名を取り、社会の厳しさとお金のありがたみを感じる。TOEIC800点、海外旅行好き。3年前風俗ライターになり、風俗で働く方に役立つコラムを執筆中です。
キャスト管理は風俗店スタッフの最も大切な業務です。「一番大切なのは売上じゃないの？」と思った方も少なからずいるでしょう。実はそうではないんです。
【質の高い女性を集め、たくさん出勤して貰い、モチベーション高く仕事を頑張って貰う】これができれば、自然に集客できます。一度遊んだお客さんはリピートしますし、評判が新たな顧客の獲得に繋がるので、結果として売上が上がります。
風俗スタッフとして働くには、学歴や経歴は不問ですし、年齢も関係ありません。下は20代前半から、上は50代以上が活躍しています。見た目からして、やんちゃそうな人もいれば、オタクっぽい人もいます。
物静かなタイプもイケイケな人タイプも、風俗店のスタッフに、そして店長になれます。但し、昇給、昇進していくスタッフには共通点があります。それは女性キャスト管理がしっかりできていることです。
反対に、女性キャストがしっかり管理できると、昇給・昇進しやすいとうことでもあります。是非この記事を読んで、仕事に役立てていただければ幸いです。
目次
お店を辞めそうな女性キャストの兆候15選
「もう出勤したくないです」「こんなお店（または風俗）、辞めたい」こう女性キャストが言ったら、引き留めるのがスタッフの仕事です。
本当に辞めてしまう女性もいれば、定期的に言っているだけの女性もいます。「また文句を言っている」「面倒だな」なんて思っていませんか。口に出してくれる女性キャストは、引き留めようがあります。
黙ってある日突然退店されてしまうほうが、お店は困るのです。そんな気配を見せず、日々ストレスを溜めて、ある日、プッツンと切れてしまう、そんな女性キャストは少なくありません。
その兆候に気付けるかどうかが、できるスタッフとできないスタッフの分かれ道とも言えます。
お店を辞めそうな女性キャストの兆候を解説します。
辞める兆候 1.稼げていない
風俗嬢として働く理由は、99％お金のためと言っても過言ではありません。考えてみてください。このお仕事をする女性たちは、知らないオジサンと会って5分で、ディープキスして裸になってフェラチオをするのです。
女性キャストの多くは、非常に大きなストレスを抱えています。そしてそのストレスを、呪文のように「お金のため」「お金様」と唱えることでコントロールしていると思ってください。
そもそもお茶引きが続いている場合は生活していけませんし、お茶引きではなくても、入店時の目標額にはるか及ばない時や、周りの女性に比べて明らかに稼げていない時にも、フォローが必要です。
稼げない女性キャストは、出勤前、待機中、そして退勤後、1日3回、「もう辞めようかな…」と考えます。なのにお茶嬢が辞めた時に「あの子、なぜ急に辞めたんだろう」なんて思っていた人いませんか。
辞める兆候 2.日数が減る、時間が短くなる
稼げない店と判断された
場合、そして居心地が悪かったり客層が悪くストレスがどんどん強く感じられる場合、多くの女性キャストは出勤したくなくなります。典型的な特徴は、出勤日数が減ります。
入店直後は週5日働いてくれたのに、今や週2日しか出勤しない。「来週はちょっとお休みします」と出勤してこない週がある。または出勤しても、待機時間が短くなっていく。
出勤が少なくなるのは退店の兆候です。異変に気付いてください。
辞める兆候 3.欠勤、早退
欠勤や早退が増えるのも、危険な兆候です。当日欠勤はもちろん、前日になって「明日、休みます」と連絡がくることや、出勤はしたけれど体調や急用を理由に早退することが頻繁になったら、危機感を持ちましょう。
待機場での様子や表情はどうですか。元から勤怠に問題がある女性キャストならともかく、最初はきちんと出勤していた女性キャストであれば、理由があるはずです。退店を防ぎたいのであれば、キツく注意するよりも心配して声をかけるところから始めてみましょう
こういう気づかいができるスタッフは、女性キャストから人気が高い傾向があります。
辞める兆候 4.待機場で浮いている
スタッフが知らないだけで、待機場にイジメや派閥があるのかもしれません。学校のイジメと同じです。何故、風俗まできてこんなことを我慢しなければいけないのか。気を遣うのはお客さんだけで十分。こう女性は思って、辞めてしまいます。
他の女性キャストにしてみればイジメているつもりはなく、単にノリが合わないだけ、向こうが打ち解けないだけと考えているかもしれませんが、毎日の職場で浮いてしまうのは、本当に苦痛です。
待機場に意地悪なお局嬢がいることを知りながら、スタッフが放置していると、他のキャストが退店する可能性が高まるので気を付けてください。
辞める兆候 5.キャスト同士、ヒソヒソと話続けている
「電話が鳴らないと、待機場の空気が重い」「ミスすると、女性キャストの視線が怖い」といった嘆きをスタッフから聞いたことがあります。半分くらいは、当たっています。
キャスト同士、仲良く雑談しているのは微笑ましいことですが、ヒソヒソと話を続けているなら「スタッフには聞かれたくない話」の可能性があります。お店やスタッフへの不満かもしれません。或いは「もっと稼げる」移籍先や出稼ぎ先の情報交換かもしれません。
辞める兆候 6.泣いている
もうこれは、何かしら問題があることが明らかです。無視しないでください。
辞める兆候 7.クソ客に当たった
女性がスレていなければいないほど、そして普段からマジメに接客しお客さんを満足させていればいるほど、本物のクソ客に当たった時のショックは大きいです。残念ながら風俗には時々、どうしようもない客が来ることがあります。
無理矢理本番をする、本番や過剰行為を断られると暴言を吐く、サービスを普通に受けておいて終わった途端に難癖を付け返金を迫る、女性の小さなミスを責め賠償しろと言う、コンドームを外す、盗撮する…。また初心者にとっては、過剰にアブノーマルな性癖を持つお客さんも「怖い」存在です。
上記は、お店が受付時にしっかり説明することや顧客管理をきちんと行うことで減らせますが、ゼロにはなりません。このような時、女性キャストの頭の中は「もう辞める」「もう嫌だ」で埋め尽くされています。スタッフのケアが必要です。
ここで親身になり、再発しないよう対策を取るスタッフは、当該女性キャスト以外からも信頼されます。女性キャストがスタッフに対し期待しているのは、「お仕事をたくさんくれて、困った時には助けてくれる人」です。
辞める兆候 8.性病になった
お客からの性病感染は非常にテンションが下がります。かゆい、痛い、臭い、気持ち悪い、辛い。「お父さん、お母さん、ごめんなさい」という気持ちにもなります。
こんな時に「性病くらい大したことない」「出勤はして」などと言おうものなら、その夜か翌日には「辞めます」とLINEまたはメールが送られてくる可能性大。性病検査や受診を含むきちんとしたアドバイス、休養、衛生対策に力を入れているお店に、在籍キャストを取られてしまいます。
反対にここがきちんとできていれば、「風俗だけどちゃんとしたお店（スタッフ）」という栄誉ある称号を、女性キャストから得られます。
辞める兆候 9.彼氏ができた、彼氏と別れた
恋愛で振り回される女性は少なくありません。特に風俗は、いつでも始められいつでも辞められ、いくらでも働くお店がある業界です。そして、彼氏ができたことで、彼氏に対する罪悪感に耐えられなくなり辞める女性キャストは一定数います。反対に、「お金がかかる」彼氏と別れることで、風俗で働く必要がなくなる女性もいます。
辞める兆候 10.ホストにはまった場合も要注意
ホストに嵌ってしまったケースも、退店に繋がることが多々あります。ホストに色恋営業をかけられ管理されている場合、自主的にホストの太客になろうとする場合、より稼げるお店に移籍します。
エステやオナクラなどのソフトサービス店からヘルスやソープへ。同じヘルスやソープでも、即即サービスやNSサービスなどハードプレイのお店へ。或いは出稼ぎへ。自店が稼げるお店でない限り、引き留めるのはかなり難しいと思われます。
あるソフトサービス店は、【ソフトサービスの割には稼げる】上に生理中でも問題なく働ける3ない店だったため、店長は「辞めずに、生理中や下を負傷した時にはうちに出勤すれば」という戦略を取っていました。
ただ、お店によっては「ホス狂NG」「掛け持ち禁止」ルールがあるので、その場合は交渉決裂となるでしょう。
辞める兆候 11.スタッフのミスで迷惑をかけた
これが、スタッフとして一番辛いパターンです。待機場で、女性キャストがキレてそのまま辞めて帰ってしまったなんて日には、その日の残り時間は針のむしろ…。数日すれば皆なんとなく忘れていつも通りに戻りますが、「退店の元凶」になるのは、できるだけ避けたいものです。
一番怖いのは、女性キャストが普段からストレスを溜めていて、日常の失敗が爆発の引き金になってしまうことです。スタッフのミスで、出勤になっていなかった、お客さんに八つ当たりされた、指名がなくなった、配車が上手くいかず夜中の派遣先で待たせたなどという、誰でも一度くらいはやらかしてしまいそうななミスです。
これを防ぐにはやはり常日頃からの信頼関係が大切です。普段から女性のフォローをしっかりしていれば、持ちつ持たれつで許されるのです。
辞める兆候 12.スタッフと衝突
上記と少し異なるパターンが、スタッフと衝突して辞めてしまう女性キャストがいることです。女性キャストへの教育はスタッフの仕事のうちなのですが、これも伝え方を間違えたり、普段からお店やスタッフに対する不満が募っていると、【スタッフと女性キャストがケンカになり、女性が辞めてしまった】という最悪の展開になります。よくあるきっかけは次の4つです。
- 欠勤など勤怠への注意。
- お客さんからのクレームがあったりアンケート結果が悪かったりした時に、女性の言い分を聞かずに叱責。
- 指名が取れない女性キャストにアドバイスをするのでなく責めた。
- フリー回し、出勤、バック、店の推し方などに、普段から女性が不満を抱いていた。
辞める兆候 13.スタッフと色恋関係になっていた
これは女性キャストが辞めてしばらく経ってから「辞めた理由は色恋のもつれ」とわかるパターンです。
といっても、在籍中から周りは気付いているのですが…。風紀違反になるような色管理や色恋関係は、女性が頑張る燃料になることもありますが、その関係がこじれたり壊れれば退店になります。
もっと最悪なのは、色恋関係を知った他の女性キャストも辞めてしまうリスクがあることです。
大量退店は、店の存続自体が危ぶまれます。
辞める兆候 14.ネットの掲示板でボロカスに叩かれていた
自分が被害者になったことがない人には分かりにくいのですが、匿名掲示板などネットでの誹謗中傷は非常に厄介です。見ない、気にしないという女性キャストもいますが、あまりにも叩き方が執拗で酷く、名誉棄損なだけでなく作り話を流布されるなど悪質な場合、有名人でも自殺に追い込まれたケースがあるくらいです。
特に個人情報の流出は、風俗で働いていることが身内にバレるのではないかという恐怖と、デジタルタトゥーへの不安で、辞めてしまうきっかけになることがあります。お店としては大損害です。
辞める兆候 15.風俗バレ
風俗で働いていることを身内や彼氏、友人に公表できるという女性キャストはごく一部です。多くの女性キャストは、風俗バレしないよう色々と対策を行っていますし、バレたら辞めると考えています。
風俗バレによる退店を防ぐには、お店も、バレ対策をしっかりと行い、教え、万が一バレそうになったら速やかに、プロフィールを下げたりアリバイを作るなど協力することが大切です。
色々あって大変だと感じたかもしれませんが、多くの風俗店では、既にこれらの問題に対し防止策やマニュアルが用意されています。その通りにやればOK。あとは女性キャストに対する「親身」「誠意」さえあれば大丈夫です。
いいお店やスタッフに出会えると、女性はもっと稼げるお店があっても移籍しないし戻ってきます。
まとめ
女性キャスト管理は風俗店スタッフの最も大切な業務です。そしてキャスト管理のタスクの一つは、退店を防ぐことです。女性から「辞めます」と言われてから思いとどまるよう説得する受け身の姿勢では「最低限の仕事」しかできないスタッフです。
そうではなく、辞めそうな兆候を前もって整理し、そういう様子が見られる女性キャストを積極的にフォローしていくことで、未然に退店を防ぐことができます。
そこで今回は、辞めそうな女性キャストの兆候15選を解説しました。日々、女性キャスト一人ひとりを観察し、これらの特徴に該当する女性がいたら、声をかけるよう意識してみてください。きっと女性マネジメントに大きな違いが出てくることでしょう。
小野田 みこ
