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ジンセイの紆余曲折を経て、なぜ彼らは風俗業界で働く選択をしたのか。
風俗業界への転職を選択した彼らのジンセイ再生の秘訣に迫ります。

総合職(店長・幹部候補)】栗田 俊哉さんのインタビュー記事

2015年入社

栗田 俊哉 (43歳)

総合職(店長・幹部候補)

前職:高級クラブ 店長

2017.6.15

店長だから伝えたい! 働くことを楽しんで、生きることを喜ぶ

この記事のポイント!

  • お店の巨大さに魅力を感じて店長を目指した
  • 女の子の信頼は仕事のプランニングと目標の達成で掴む
  • 役職者として、働くことの楽しさ、生きることの喜びを伝えたい

銀座の高級クラブに限界を感じて風俗へ転じた

18歳から水商売の世界で働き始めて、30代の後半まで、主に銀座の高級クラブで働いていました。最初は皿洗いから始まって、少しずつ信用を得ていって。

23歳で、40名出勤の“大箱”を任されてからは、大体、店長級以上の役職で、仕事をさせてもらっていましたね。

銀座って狭い世界なんですけど、僕、(お店の)“再生請負人”みたいな感じで、ちょっと有名だったりもしたんですよ。

ただ、水商売っていうビジネスに限界を感じるようになったんです。20年後、30年後を考えた時、今程お店の数はいらないはずだって気付いたんですね。

高級クラブを利用する方の年齢層って、40代から50代が多いんですけど、今の平成の人たちって、昭和の飲み方というか、あまり高い料金のクラブで遊んだりはしないんですよね。それに現実として、潰れる店が多くなってきた。

それで、飲むスタンスが変わっていくのに、そこに留まって生きていくよりは、思い切ってシフトしちゃえみたいな(笑)

それで、前から興味のあった風俗業界にチャレンジしてみようと思ったんです。それが4年前ですね。

店長になってやろう! お店の巨大さが魅力的だった

将来的には、独立したいと思っていました。それで、勉強のために、デリヘルとホテヘルを数店舗、働いてみたんです。

ただ、はっきり言ってどこも暇で、全然忙しくないんです。

私としては、風俗業界のことを勉強したくて入社しているのに、学ぶことができないんです。そういうところで時間を無駄にしたくなかったんですよね。

そんなとき、業界でも1、2を争うくらい電話数が鳴ると噂になっていた、うちのお店を知ったんです。ここなら、自分の求めているものがあるんじゃないかなと思いましたね。

それで2年前に入社したんですけど、入ってみたらやっぱりすごいんですよ。電話をとるスタッフが5人いて、ひとり2回線とか、3回線とっても追いつかない。そんなデリヘル店って、都内に他はないんじゃないでしょうか。

それに、女性の出勤数やドライバーの数、規模の大きさですね。魅力的でした。

そうこうしているうちに、この巨大なお店を、自分で回してみたいと思うようになって、よし、店長になってやろう! って(笑)

女の子の信頼は、仕事のプランニングと目標の達成で掴む

今、店長兼統括になって、1年ぐらいです。

メインは女の子の管理ですね。これは、高級クラブのような水商売と風俗業では全く別物なんです。

管理の方法が全く違ってくるんですよ。水商売というのは、半期とかひと月に一回の給料日ですけれど、風俗の場合は毎日が給料日なので、より女の子が流動的なんですね。だから、ちょっと気に入らないなって思われると、すぐ別の店に移られてしまう。

それで、僕が一番こだわっているのは、女の子の仕事のプランニングですね。

面接のときから、何のために働いているのかを明確にして、稼ぎたい金額を稼ぐための相談相手になっています。

女の子って、いろんな事情があって、この世界に入ってきますから、どうやって働いていったらいいのかとか、お金を稼ぐにはどうしたらいいのかとか、どうしたら働きやすくなるのかとか。

それから、接客方法であったり、本指名をどれぐらいとったらいいいかであったり、体が資本のお仕事ですし、働くペースや心身のケアだったり。

そういった一つひとつをうまく調整しながら、一緒に目標地点まで到達させてあげて、信頼をお互いに深めていきます。

本当に信頼が大事ですよね。信頼がなかったら女の子管理できないですよ。

働くことを楽しんで、生きることを喜ぶため

今の立場でもう一つ、スタッフの教育にも注力しています。

この風俗業界というのは、スタッフも、いろんな事情があって、何かに挫けて入ってきている人が多いので、そういった人たちをマネジメントしていくのは大変です。

でも、スタッフには、たくさん稼いで欲しいと思っているんですよ!

そのために、何ができるのかとなると、うちの会社がこれだけの環境である以上は、ここで勉強して欲しいんです。そうすれば、役職のないスタッフでも、東京のどこのお店に行っても店長をやれるレベルになれると思っているので。

そこで重視しているのが、人としてスキルアップできるかということです。仕事って、受付の電話とるのも、配車の対応するのも、全部人間がやっていることじゃないですか。

それで、スタッフの成長もプランニングするんですよ。

例えば、ある仕事をすると、お店全体がどうなるのというのを明確化してあげるんです。仕事っていうのは、チームワーク、連携、連帯、連動しているので。

その上で、教えたことを復習させるんですね。

1日5分でも10分でも、家に帰ってから、自分でノートにまとめさせるんです。こういう気付きがあったとか、失敗して、こういうふうに解決したとか。これを、日付と一緒に書き留めていくだけで、その人の人生が大きく変わります。

仕事というのは、会社のために、上司のためにするものではなく、自分のため、自分の将来のためにするものでもありますし。

そういうスタッフ一人ひとりの成長の先に、今僕が目標にしている、“うちのお店を日本一のお店にする”ということを達成していきたいです。

そして、“働くことを楽しんで、生きることを喜ぶ”ということを、みんなに伝えていきたいと思っています。

いい話でしょ(笑)。

取材後記

新海 亨

執筆者

新海 亨

その昔、銀座の高級クラブ界で、“再生請負人”として鳴らしたという栗田さん。いろんな事情で業界入りしてくる女性やスタッフに対しても、実は再生請負人として向き合っているように、僕には感じられました。だからでしょうか。“働くことを楽しんで、生きることを喜ぶ”という言葉が、余韻を伴って心に残りました。やっぱり、いい話です(笑)

プロフィール

栗田 俊哉

総合職(店長・幹部候補)

(前職:高級クラブ 店長)