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総合職(店長・幹部候補)】高山真典さんのインタビュー記事

2019年入社

高山真典 (26歳)

総合職(店長・幹部候補)

前職:建設業(鉄筋工事)

2021.11.25

パソコンなんて触ったことがない。そんな中卒の僕でも、成功を手にできるんだ

この記事のポイント!

  • “基本業務”は慣れ。約1年で一通り業務を把握。1年半で店長に
  • 女の子とのコミュニケーションこそ仕事。「ありがとう」が嬉しい
  • 店長職は、1日も早く下のスタッフに。年収1,000万円欲しい

インタビュー、僕で良いんだろうか。でも、伝えたい思い

こんにちは。すみません、ちょっと緊張してしまって(笑)。

と言うのも、僕実は中卒なんですね。そんなにカッコイイこと喋れないし、人に自慢できるようなものは何もないし……。

ただ、そんな僕でもこうして高収入を得て、余裕のある暮らしができるようになった。低い収入を嘆いていたり、仕事の壁にぶつかっていたり、将来に不安がある方に、この事実を伝えられたらと思ったんです。

「僕にだってできた。あなたにできないはずないですよ」

16歳から鉄筋工事業を6年。その後は続けられる職業に出会えず

16歳で鉄筋工事業の仕事に就きました。いえ、親が貧しいとかじゃないです。ごくごく普通の中流家庭。単純に早く社会に出て、自分の手でお金を稼ぎたかったんです。

体はキツかったですね。鉄筋て単純に重いですし(笑)、仕事はずっと屋外だから、夏は暑くて冬は寒い。納期が迫っていれば、多少の雨風でも作業しますしね。「今は良いけど、この先もずっと続けられるかな?」というのは、10代の頃から考えていました。

ところが19歳で結婚して子供もできて、親としての責任を思えば、簡単には職を変えられなくなったんです。その後22歳で転職したものの、今度はやる気が続きません。飲食をやってみたりトラックドライバーをしてみたんですが、「何か違うな」で、すぐに辞めてしまう日々でした。

「やる気なくて。毎日ボーッとしています」

行きつけのお店の方に「最近どうなの?」と聞かれてそう答えたら、「まだ24歳で、そんなんじゃ良くない」とずいぶん心配してくださって。「一度会ってみる?」と、『ウーマンズグループ』のオーナーをご紹介頂いたんです。

要はウチのオーナーが共通の知人だったんですよ。ちょうど新店が出たところで、グループは人手不足に悩んでいたようでした。今思えば、タイミングが良かったんですね。

“いきなり”ではなく、職場の仕事風景を半日見学させてくれた

オーナーはオーナーで、業界が初めての僕に親身になってくれて。「いきなりじゃ良いも悪いもわからないでしょう?」って、お店を見学させてくれたんです。確か……半日ぐらいでしたかね。

いや、驚きました。全然想像と違ったんです。僕の中では、“お客様から電話⇒女の子を送り出す”で完結するようなイメージだったんですね(笑)。

ところが皆さん基本的にはパソコンに向かってキーボードを叩いて、同時に電話を取り、合間に入れ替わり立ち替わり現れる女の子の相手をしている。目まぐるしくて、「自分にできるのかな?」と。なので僕、正直にオーナーに言ったんです。

「パソコンでABCの文字も打ったことなくて。僕じゃムリだと思います」

そしたらオーナーと当時の店長と、2人で笑いだしたんですよ。「そんなの気にしなくて良いよ」と。

「覚えれば良いじゃん。教えるよ」

“基本業務”は慣れ。約1年で一通り業務を把握。1年半で店長に

実際その通りで、入ってしまえばその辺りの“基本業務”は、習って慣れれば済むことでした。勤務初日は確か、女の子に入退室を知らせるアラームをセットしたり、備品の管理をしたり、待機室の掃除をしたりというところから始めました。

3日目にはマニュアルを見ながら電話を取って、1週間もすると、女の子にシフトの確認もしていました。帰り際の精算時とか、送迎時にさりげなくという感じです。

やがて3か月ぐらいで、だいたいの仕事の流れは把握できました。同時に自分のアラもいっぱい見えましたけどね(笑)。営業媒体の更新作業がなかなか終わらないとか、女の子のプロフィールを書くにも、自分には語彙力がないとか……。

ただそれでも、1年もすれば一通りの業務ができるようになります。その後はおもしろいようにうまく仕事を運べるようになって、1年半で店長になれたんです。ウソみたいですよね(笑)。

女の子とのコミュニケーションが仕事。稼がせてあげてこそ

そしてこの立場になってあらためて思うのは、オーナーの言う通りなんですよね。パソコンがどうとか電話の手際がどうとかは、大した問題じゃない。今言ったみたいに、それはやっていれば時間が解決してくれるものだし、僕ら先輩でフォローだってできます。

むしろ大事なのは、女の子とコミュニケーションがしっかり取れること。出勤してもらって、稼がせてあげることこそが勝負なんですよね。

面接時から色んな女の子が来るものです。インパクトのあるところだと、髪の毛がピンク色でジャージだったりということもありました(笑)。ここでお断りするのは簡単なんですが、僕は聞きます。

「ウチは一応、清楚や落ち着いた女性という感じのお店になるから、仕事の時のお洋服は、ワンピースかスカートで」
「……はい」
「それに髪の毛も染めてもらわなくちゃなんですが、できそうですか?」

実はここで「いやー」と返す子は、ほとんどいないんですよ。大概「染めてきます」と言ってくれる。そしてそう答えてくれたら、全力で応じるのが僕らの義務だと思っています。

お店が賑わうことは、女の子1人ひとりのメリットにもなる

例えば今の子で言うと、慣れていないから、服をちゃんと選べなかったりするんですね。高そうでも似合っていなかったり……。

こういう時は「ちょっと来て」と、スマホやパソコンで一緒に通販サイトをみたりします。「こんなのどうかな?」と。

男性と女性では目線が違うので、他の子にも混ざってもらって、一緒に相談したりもしますよ。ウチの子はこういう点とても協力的です。稼げる子がたくさんいて賑わうことは、お店だけではなくて自分達にもメリットになる。それをみんな、よくわかってくれているんですね。

こうした1つひとつが功を奏して、リピーター様が増えたり、人気キャストに成長してくれたりした時は、やっぱり嬉しいですよね。中でも「ありがとう」は特に嬉しい。お客様からのお礼より幸せな気持ちになります。

店長職は、1日も早く下のスタッフに。年収1,000万円欲しい

で、こうなると仕事も楽しいです。これから業界に入る方にも、ぜひプロデュースとマネジメントができるまでは、続けてほしいなと。

基本業務のところで「めんどくさいな」「やること多いな」で挫折しちゃうのはもったいないですよ。ここはさっきも言いましたけど、本当にただの“慣れ”ですから。ABCも打てなかった僕が言うんだから(笑)、間違いありません。

そして最初に戻ると、頑張って成果を示せば、役職がもらえて給与も上がって、というのがこの世界ですから。ウチも新店企画は常にあるし、だからポストも空いています。僕みたいに1年半と言わず3か月とか4か月でも、実力さえあればすぐに店長に抜擢されますよ。

僕の当面の目標も、1日も早く店長職を下のスタッフに譲ることなんです。エリアマネージャーに昇格して、年収1,000万円欲しい……。

現実のこととしてこんな夢を語れる日が来るなんて、考えもしませんでした。ご縁に感謝ですね。

取材後記

松坂 治良

執筆者

松坂 治良

「体もラクになりましたねえ」と高山さん。16歳からの職歴を思い返せば、今は労働環境も収入も仕事の内容も、全てが恵まれていると感じるそうです。楽しそうにキャストさんとのやりとりを語るお姿が、たいへん印象的でした。

プロフィール

高山真典

総合職(店長・幹部候補)

(前職:建設業(鉄筋工事))

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